映画『富江 REVENGE』の概要:左目の下にホクロがある不死身の美少女・富江の恐怖を描いたシリーズ6作目。富江に命を狙われる記憶喪失の少女と、行方不明の上司の娘に瓜二つの富江の謎、オリジナルの正体に迫る女医の姿を描いた。
映画『富江 REVENGE』の作品情報
上映時間:72分
ジャンル:ホラー
監督:及川中
キャスト:しらたひさこ、美波、伴杏里、嶋田久作 etc
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映画『富江 REVENGE』の登場人物(キャスト)
- 須磨和江(白田久子)
- 富樫所長の病院で働く女医。独身だが、偶然助けた雪子を養子に迎えようと考えている。雪子を助けようとして、富江関連事件に巻き込まれてしまう。
- 冬木雪子 / 富江(美波)
- 初雪が降った日に、病院に運び込まれた少女。記憶を失っている。病院に運ばれたときは仮死状態だったが、奇跡的に一命を取り留めた。戸籍上の記録などが一切存在しない。和江を姉のように慕っている。左目の下にホクロは無い。
富江は、明治時代にはすでに存在していた絶世の美少女。左目の下のホクロが特徴的。男を魅了し虜にするが、殺される運命にある。細胞のひとつからでも再生することができる。感染する場合があり、感染によって生まれた富江はオリジナルを殺そうとする。
- 富江 / 富樫麗(伴杏里)
- 美少女で、左目の下にホクロがある。オリジナルの富江から感染して富江になった存在。雪子をひどく憎んでいて、虜にした男を利用して殺そうとする。
富樫麗は、山で行方不明になった富樫所長の一人娘。左目の下にホクロは無い。
- 富樫(嶋田久作)
- 和江が働く病院の所長。山で行方不明になった娘、麗がいる。妻は麗が帰ってくると信じ、食事を多く作っている。
映画『富江 REVENGE』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『富江 REVENGE』のあらすじ【起】
車を運転していた医者の須磨和江は、山の中で人を轢いてしまった。
慌てて車から降り、轢いてしまった相手を探す。
そこには、行方不明になった富樫所長の娘の麗と瓜二つの少女がいた。
左目の下のホクロは、富樫麗ではない事を物語っていた。
怪我をしたまま逃げていった少女を追うと、古びた洋館があった。
そして、寝袋の中で意識を失っている少女と、不気味な男を見つける和江。
通報した和江は、少女を助け出す。
しかし、車で轢いてしまった少女は見つからなかった。
1年後。
助け出した少女は記憶を失っていた。
身元が判明しなかった少女は冬木雪子と名付けられ、和江が働く病院のアイドルになっていた。
和江は雪子を、養子として引き取ろうと考えていた。
その一方で、轢いてしまった少女の身を案じていた。
山で遭難しそうになり、怪我をした青年が運ばれてくる。
1年前に山で遭難し、未だに行方不明のままの大学生グループの1人の弟だという谷村。
彼は一晩、入院することになった。
映画『富江 REVENGE』のあらすじ【承】
公安調査庁の2人組が和江を訪ねてくる。
遭難者の遺品の中から、1人の少女の写真が見つかったのだという。
その写真を見せられた和江は、自分が見た少女とそっくりだと告げる。
テロ集団やカルト教団の調査を専門とする彼らは、“富江関連事件”を追っていた。
古くは、明治時代から報告が残されているという富江事件。
美少女の富江が現れると、複数の男性が富江を奪いあうなどして、富江は殺されてしまう。
だが富江は細胞の一部からでも蘇る。
さらに富江の細胞は感染する。
感染して富江になると、オリジナルに対して激しい憎悪を抱くのだと語る2人組。
富樫麗は、富江になった可能性が高いのだった。
雪子に話を聞きたいという2人だったが、心の傷が原因で記憶を失っている雪子には無理だった。
その話を聞いてしまった富樫所長は、行方をくらませる。
夜になり、病院宿舎の自分の部屋で、1本のビデオテープを持ち出した和江。
それは雪子を助け出した時に拾ったものだった。
映画『富江 REVENGE』のあらすじ【転】
大学生のサークルメンバーが、富江と一緒に雪子を発見する。
彼らは富江から、雪子を殺すよう命令されていた。
怖い夢を見たといって和江の部屋にやって来た雪子。
彼女は記憶が戻りかけていた。
しかし、和江の元で暮らしたいと願う雪子は、記憶が戻らなければ良いと言う。
和江は、左目の下にホクロがある少女を知っているかどうかだけ、教えて欲しいと聞く。
雪子の記憶には無いようだった。
宿舎内に不審者が侵入し、所長の姿も見えないと知らされた和江。
スタッフと共に、部屋を離れることになる。
ひとり残された雪子は、和江が途中まで見ていたビデオの続きを見る。
洋館の中で、富江を奪い合って殺される男。
そして別の男がビデオを手にする。
富江は山の中に無数に存在し、増え続けていると言う。
その背後には、寝袋に入って眠る雪子の姿があった。
雪子は、1年前に洋館の中にいた浜口に誘拐される。
兄を探していた谷村も、兄に会わせると言われて同行した。
そして山を登ることになる。
映画『富江 REVENGE』の結末・ラスト(ネタバレ)
洋館では、姿を消していた浜口が富江になじられる。
だが、雪子を連れてきたと報告すると、富江の機嫌はよくなる。
雪子をどうやって殺すか、楽しそうに考え始める富江。
谷村の兄は、生きたまま富江の食料にされていた。
ショックで固まる谷村の弟に、食料が少ないと言って笑う富江。
洋館に富樫所長が現れ、富江に向かって銃を発砲する。
富江に挑発され、彼女を殺してしまった富樫所長。
富江は富樫所長の顔に血を吐くと、左目の下のホクロが消えて、富樫麗に戻った。
浜口は姿をくらませた。
警察と共に和江が洋館に駆けつけると、雪子は冷たくなっていた。
別の町に引っ越す事になった雪子と和江。
怖い夢を見たという雪子は、背後から現れた富江に噛み付かれて死んでしまう。
それは和江の悪夢だった。
棺桶の中の雪子の亡骸に花を手向ける和江や病院スタッフたち。
すると、雪子の左目の下にホクロが浮かび上がる。
記憶を取り戻した雪子は、富江と名乗った。
そして和江は富江に殺されてしまった。
映画『富江 REVENGE』の感想・評価・レビュー
富江シリーズとしては、実に6作品目にあたるのだが、相変わらずの恐るべき生命力と感染力を見せる富江の恐怖は健在である。富江の判別方法が左目の下のホクロの有無というなんとも斬新なものなのだが、今までホクロが無かった人物にホクロが現れ、富江へと変貌するという離れ業も見れる。自身の細胞から分裂した富江と、他人格に乗り移る富江という2パターンがある為、冷静に考えても、個体数は一体どれ程増えているのかと思うとゾッとしてしまう。ここまで見ている方は既に富江の魅力に取り込まれてしまっているといっても過言では無いだろう。(男性 30代)
関連作品
次作 富江VS富江
前作 富江 BEGINNING
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