映画『トリガール!』の概要:大学に進学した鳥山ゆきなは、人力飛行サークルの部長に一目惚れし、入部することを決意する。ゆきなはパイロットテストに見事合格し、パイロット班に配属されることになった。パイロット班には部長とゆきなの他に、もう1人メンバーがいた。
映画『トリガール!』の作品情報
上映時間:98分
ジャンル:コメディ、青春
監督:英勉
キャスト:土屋太鳳、間宮祥太朗、高杉真宙、池田エライザ etc
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映画『トリガール!』の登場人物(キャスト)
- 鳥山ゆきな(土屋太鳳)
- 1浪で4月6日が誕生日のため、現在20歳。高校生のとき、片道20キロある学校までの距離をママチャリで通っていた。流されやすい性格。やりたいことが特に何もない。
- 坂場大志(間宮祥太朗)
- 雄飛工業大学・人力飛行サークル「Team Birdman Trial」に所属している。パイロット班の一員。運動神経は抜群だが、カナヅチで水が怖い。鳥人間コンテストに出場したことがあるが、自分の操縦ミスで墜落してしまう。それ以来、サークルには顔を出していなかった。
- 高橋圭(高杉真宙)
- 雄飛工業大学・人力飛行サークル「Team Birdman Trial」の部長。パイロット班の一員で、大志の相棒。柔和な性格。
- 島村和美(池田エライザ)
- 雄飛工業大学・人力飛行サークル「Team Birdman Trial」の広報担当。ゆきなと同級生で、仲良くなる。美人。カメラが好き。
映画『トリガール!』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『トリガール!』のあらすじ【起】
鳥山ゆきなは雄飛工業大学の応用化学科に進学した。だが、男子は眼鏡にチェック柄の服を着たダサい者がほとんどで、ウンザリした気持ちになる。ゆきなは唯一の女子である島村和美に声をかけられ仲良くなった。
ゆきなは本当は別の大学の建築科を志望していたのだが、落ちてしまったのだった。応用化学科から建築科に編入するほど熱意があるわけでもなく、建築科を志望していたのは何となくカッコいいなと感じたからだった。和美はゆきなの話を聞き、流されて生きてきたのだろうなと感じた。
和美が雄飛工業大学に進学した理由の一つは、人力飛行サークル「Team Birdman Trial」があったからだった。ゆきなは和美と共にサークルの見学に行くが、今一つ魅力を感じなかった。しかし、部長の高橋圭に一目惚れし、入部することを決意する。ゆきなは入部届を隠しながら書くが、人力飛行サークルのOBのペラ夫に見られてしまう。実は、ゆきなは4月6日が誕生日の1浪のため、現在20歳だった。
カメラが好きな和美は、広報係になった。ゆきなはパイロットテストを受けて、見事合格する。実は高校生のとき、片道20キロある学校までの距離を、ママチャリで通っていたのだった。ゆきなは圭と2人きりでパイロットをやれると喜ぶが、パイロット班には実はもう1人先輩がいた。その先輩は坂場大志という名前で、半年以上サークルに顔を出していなかった。しかし、「雄飛大の狂犬」と呼ばれ恐れられていた。
映画『トリガール!』のあらすじ【承】
人力飛行サークルはプロペラ班やフレーム班など細かく分かれ、機体の製作を行っていた。ゆきなは会社の会議のように話し合う、サークルメンバー達の姿に圧倒される。ゆきなはそんな彼らの前で挨拶をすることになった。緊張しながら挨拶すると、大きな歓声が沸き起こった。ゆきなはそれで気分を良くする。
ゆきなは圭に誘われ出かけることになった。デートだと思って喜んでいたが、圭は大志に会わせるために連れ出しただけだった。しかも、大志は女であるゆきなのことを馬鹿にした。ゆきなと大志は口論になった。その後、2回生と3回生のパイロットテストに大志がやってきた。圭と大志は他の人とは違う圧倒的な実力を持っており、パイロットに見事合格した。ゆきなは大志を連れて来るためのダシに使われただけだと悟り、憤慨する。
ペラ夫はゆきなに、昨年の鳥人間コンテストの話をした。圭と大志がパイロットになり、目標を超えるのではないかと周囲から期待されていた。しかし、大志の操縦ミスにより、15メートルのところで墜落してしまう。プラットホームから飛び立つとき、機体は必ず一度落ちる。ペラ夫はテクニックではなく、勇気と覚悟が必要なのだとゆきなに教えた。大志はずば抜けた運動神経を持っていたがカナヅチだったため、海の上を飛ぶ恐怖心に勝つことができなかったのだ。
ゆきなは先輩達から連絡をもらっても、サークルには顔を出さなかった。しかし、大志に中途半端と貶され、腹が立ったゆきなはテストフライトを行う場所に足を運んだ。ゆきなはそこにあった大きな機体に圧倒される。圭と大志がパイロットとして機体に乗り込み、漕いで機体を飛ばした。皆が歓声を上げる中、機体が墜落してしまう。圭は足を怪我し、大志は自分が操縦ミスをしたせいだと落ち込んだ。ゆきなは自分にできることを必死に考え、落ち込んで飲んだくれている大志を鼓舞した。
映画『トリガール!』のあらすじ【転】
圭や大志を含めて会議が行われた。圭の怪我は全治3週間だったが、2週間後には軽い運動が始められる状況だった。パイロットは圭と大志のまま行うことになるが、それに大志が意義を唱えた。大志はゆきなと飛ぶため、圭にサポートに回って欲しいと頼んだ。しかし、コンテストまでは2ヶ月しかなかった。周囲が止めようとする中、大志は自分がゆきなの特訓を行うことを宣言した。ゆきなもパイロットになりたい気持ちを必死に話した。圭は2人の思いを受け、サポート役に回ることにした。
ゆきなは必死に練習を行い、体重を管理するため食事制限を行った。大志も水への恐怖を克服するため、プールで泳ぐ練習をした。後の問題は、大志とゆきなが喧嘩ばかりしていることだった。しかし、和美は2人を見ていて、仲が悪いとは思えなかった。口論しつつも息が合っているように思えた。しかし、他の班員はそんなわけないと、和美の意見を取り合わなかった。
ゆきなは練習中に足を痛めてしまう。大志は自転車だけ持って帰り、ゆきなを置いていった。ゆきなは憤慨しながら和美に助けを求め、一緒にバスで帰った。その時、ゆきなが連絡を入れるより前に、大志から連絡があったことを教えられる。大志はゆきなに冷たい言葉を投げかけながらも、心配していたのだ。
映画『トリガール!』の結末・ラスト(ネタバレ)
大志とゆきなによるテストフライトが行われた。コックピットの中でも相変わらず2人は口論していた。サークルのメンバーである古沢は、飛行中止を指示した。パイロットが喧嘩していて、上手くいくはずがないと思ったのだ。ゆきなはその声を聞き、漕ぐのを止めてしまう。大志は中止を指示した古沢を責め、険悪な雰囲気になった。圭は暗い雰囲気を壊すために、明るい調子で本番一発勝負にしようと声をかけた。
和美は泳ぐ練習をしている大志に、飛ぶところが見たいと気持ちを伝えた。その後、大志は秘密の特訓と称し、ゆきなを連れ出した。そして、あひるさんボートに一緒に乗った。漕ぐ練習にもなるし、水への克服にも役立つものだった。大志もまたゆきなと同じように、何もやりたいものがなかったときに圭に誘われ人力飛行サークルに入部したのだった。ゆきなと大志は似た者同士であった。2人は楽しげにしゃべりながら、ボートを漕いだ。
第39回鳥人間コンテストが開催された。大会で2人乗りを行うのは、「Team Birdman Trial」のチームだけだった。さらに、女性パイロットが出場するのも「Team Birdman Trial」のチームだけだった。大志はインタビューアーから意気込みを聞かれるが、緊張しすぎて答えられなかった。ゆきなはそんな大志を必死にフォローするが、グダグダのままインタビューが終わってしまう。
仲間が見守る中、ゆきなと大志はフライトオフした。機体は風に乗り、飛ぶことができた。途中、風に煽られて墜落しそうになるが、目標である多景島を目指して漕ぎ続けた。ゆきな達は多景島の寺にいる、轟二郎似の住職を見られたことを喜んだ。興奮の中、大志はゆきなに好きだと告白した。その告白はモニターを通じて会場にいる全員が聞いていた。ゆきなはタイプじゃないと断った。ショックを受けた大志は、圭には彼女がいることを伝えた。ゆきなはショックを受ける。2人は口論しながら、必死に漕ぎ続けた。2人は喧嘩していた方が出力が上がった。
ゆきな達の機体は飛行禁止区域に入りそうだった。ゆきなはまだ飛びたかったが、パイロットとして終わらせなければいけなかった。機体はゆっくりと高度を下げ、海に着水した。ゆきな達は仲間の元へと戻った。皆笑顔でゆきな達を迎えた。
映画『トリガール!』の感想・評価・レビュー
とにかく笑い溢れる作品で、土屋太鳳さんの振り切った演技に驚いた。普段のおっとりとした話し方とは違い、間宮祥太朗さん演じる坂場大志とのテンポのいい掛け合いが楽しかった。結局ゆきな達が何位だったのか描かれていないのだが、この作品なら許されるのではないかと思う。ゆきなと大志の練習風景に圧倒され、楽しいのと同時に勇気をもらえる作品だった。大志がゆきなにフラれるところも、恋愛映画ではないため良い終わり方だったと思う。(MIHOシネマ編集部)
人力飛行機に青春を捧げた大学生たちのドラマです。主人公はパイロットなので、トレーニングメインに映されています。土屋太鳳と間宮のぶつかり合いながらも、笑も交えながら共に鍛えて成長していく様子がかなり熱かったです。ただ、他の製作班にももう少しフォーカスを当ててほしかった。製作の苦労が見られれば、ラストの着水がもっと感動的だったと思います。
ナダルのキャラは良かったですが、ほとんどセリフが聞き取れなかったのが残念(笑)。(男性 20代)
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