「十月十日の進化論」のネタバレあらすじ結末と感想。動画フルを無料視聴できる配信は?

十月十日の進化論の概要:WOWOWシナリオ大賞受賞の脚本をドラマ化。昆虫に関する研究を仕事にしていたアラサー独身女性が妊娠し、人生が変わる模様を描く。

十月十日の進化論の作品情報

十月十日の進化論

製作年:2015年
上映時間:119分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:市井昌秀
キャスト:尾野真千子、田中圭、佐藤仁美、森谷文子 etc

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十月十日の進化論の登場人物(キャスト)

小林鈴(尾野真千子)
昆虫分類学博士の独身女性。大学に勤務していたものの、独自の研究は打ち切り。事実上の解雇で職を失った。そんな時に再会した元カレと一夜を共にし、妊娠してしまう。
安藤武(田中圭)
鈴の元カレ。一方的に鈴にフラれており、未練が残っていた中で再会した。酔いつぶれた鈴と一夜を共にし、復縁を期待するもそつない鈴の対応に失望していた。
中村保(でんでん)
鈴と安藤が行きつけのカフェバーの店長。鈴の母さやかとは大学のサークル仲間で、鈴の父親。しかし、さやかは鈴を身ごもったタイミングで姿を消していたため、35年ぶりに病院で再会した。
小林さやか(りりィ)
鈴の母。和歌山で独り暮らしいている。鈴に幾度となく縁談を持ち掛け一人娘の生活を心配していた。仕事で東京に出向いたとき、鈴の妊娠に気づくがシングルマザーの厳しさを知っているため反対し続けた。
山根冴花(佐藤仁美)
鈴の昔からの友人。妊娠を希望しているが、中々希望通りにはいかず苦戦している。望まない妊娠をし、シングルマザーになろうとする鈴とケンカしてしまうが産婦人科で再会した。

十月十日の進化論のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『十月十日の進化論』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

十月十日の進化論のあらすじ【起】

草原で虫を集めニタニタとする鈴。好みの虫を集め研究しようとした矢先、鈴の電話が鳴り響く。無視しようとしても鳴りやまず、仕方なしに出たところ相手は母だった。内容は縁談について。鈴は35歳。留学までしながらも好みの虫の研究に浸っている娘に母は気が気でないのであった。そっけない対応で縁談の話をはぐらかし電話を切ってしまう鈴。研究室に戻ると、上司から研究費打ち切りの宣告を受けてしまった。実質のクビである。行く当ても仕事もない鈴は、遺伝子上の父・中村が営む店で食事をしていた。そこへ落ち込んだ様子で入店してきた一人の男性。それは、鈴の元カレの安藤だった。安藤は彼女にフラれたばかりで沈んでいたが、鈴はそんなことはお構いなしに言葉攻めにするのだった。そして酔いつぶれた鈴。安藤は鈴を自宅まで送り届けた。泥酔した鈴を見捨てられない安藤は思わずキスしてしまい、二人は一晩を共にする。一足先に目覚めた鈴は安藤と過ごした過去を一人思い返していた。失業した身分である以上まず優先すべきは仕事を見つけること。安藤を置いてハローワークへ向かった。

帰り道、安藤からの留守電が残っていた。「連絡が欲しい」という内容で。しかし鈴は久しぶりに、他人に女の顔を見せてしまったことへの恥ずかしさから安藤を避けていた。後日、友人の冴花の家で手料理をご馳走になる鈴。冴花は妊娠を望んでおり、旦那と話して妊活のため退職した本心を明かした。検査薬で試したところ妊娠はできておらず残念がっていた話を聞いた鈴は、実は最近男と関係を持った話を嬉しそうにする。冴花は自分が余らせている検査薬で念のために確認してみたらどうかと鈴に提案した。まさかたった一度の過ちで自分が妊娠するわけがないと思っている鈴は、言われるがまま検査薬を試す。結果は「-」。安藤と交際していた7年前に使用したのが最後だった鈴は、陽性は「+」だと思い込んでいたため、安堵した表情で冴花の元へ報告に行く。結果を聞いた冴花は青ざめた表情で鈴に教えた。「-」は妊娠している結果だと。

十月十日の進化論のあらすじ【承】

病院に向かった鈴。エコーで我が子の状態を把握し、医者から話を聞いていた。一人で来院した鈴に、医者は中絶をするならば書類を用意すると説明したが、鈴は間髪入れず「産みます」と宣言をする。帰り道、本屋で妊娠に関する本を買い漁った鈴。5億分の1の奇跡を逃すまいと前向きに用意を始める鈴に対して、冴花は相手に必ず話をするように助言をした。

翌日、安藤の会社を訪れた鈴。何度電話しても返答のない鈴に怒っていた安藤はそっけない態度で早く切り上げようとする。その態度に納得いかない鈴は、会議があるという安藤を見送り、妊娠したことを報告できずに帰宅した。後日、冴花とランチに出向いた鈴。相手に話せなかったという鈴に対して、母親になる覚悟があるのかと問うさやか。仕事はすぐに見つかるだろうという楽観的な鈴の態度が気にくわなかった冴花は思わず厳しい口調で当たってしまい気まずさからその場を去っていった。

冴花の言葉に少し心を入れ替えた鈴は、プライドを捨てて近所の昆虫館の雑用係のアルバイトに応募した。昆虫の研究で博士号を取得している鈴はその場で採用され、仕事は無事に見つかったのだった。仕事帰り、中村の店に晩御飯を食べに向かった鈴。そこには安藤の姿があった。そして合コンで知り合ったという派手な女が同席していた。安藤の会社を訪ねた時の態度にまだ納得のいっていなかった鈴は、攻撃的に安藤を攻める。太刀打ちできない安藤は、派手な女を連れて逃げ去るのであった。ヒステリーな口調に拍車のかかった鈴を見て、中村は冗談交じりに「妊娠でもしているのか」と問うが、鈴はなぜわかったのかとあっけらかんと答えるのだった。

新たな職場で受付業務を任される鈴。愛想のない鈴の対応に先輩バイトは文句を言いだす。業務内容に不満が積もり始める鈴だったが、定期のエコー検査でお腹の中の我が子が少しずつ人間の形に近づいてきていることに充実感を覚えるのだった。しかし、子供の成長が進むにつれて体調は優れなくなる。つわりが始まり、仕事中やバスの通勤中でも耐えられずにいた。その中でも昆虫への愛情は変わらない。夜遅くまでかかり昆虫に関する展示の準備をした鈴。翌日出勤すると、苦労した展示はすべて先輩バイトが用意したものに差し替えられていた。指導係から指摘を受けた鈴は全く納得できずにいたが、その様子を見兼ねた上司は「人の気持ちを考えたことがあるのか?」と立場を置き換えられない鈴に助言するのだった。

十月十日の進化論のあらすじ【転】

職場での関係に不満がたまり始めた鈴に、和歌山に住む母・さやかから連絡が入る。それは仕事で東京に来るという要件だったのだ。お腹が大きくなり始めていた鈴は、シングルマザーになることを隠したい一心だった。待ち合わせ場所で母を待ち構えた鈴は、夏だというのに上着を着て必死に誤魔化そうとしていた。しかし、母の目は騙せずすぐにばれてしまう。自身もシングルマザーで苦労してきたことから、頭ごなしに反対する母・さやか。口答えする鈴にしびれを切らし店から出ていってしまうのだった。

定期健診に訪れていた鈴。子供は順調に育っているものの、仕事を休めないという鈴の体調を医者は心配していた。病院の受付でさやかと偶然再会する。さやかは念願の妊娠が叶ったと鈴に報告した。夫婦揃って仲睦まじく歩く後ろ姿を羨ましそうに鈴は見送った。

職場で大事なイベントを任されている鈴。デスク仕事をしながら、かがんだ姿を見た指導係は薄々気づいていた鈴の妊娠について問いただした。せっかく得た仕事を辞めるわけにいかない鈴は、職場に妊娠のことを隠していたのだった。非常識だと怒られた鈴だったが、任せてもらったイベントだけはやり遂げたいと告げた。

一方で、鈴の様子を気にかけていた中村は安藤の元を訪ねていた。中村は父親を知らないが、鈴が妊娠していることを安藤に告げた。安藤はさやかに相談を持ち掛ける。ようやく鈴のお腹の子供の父親が誰かわかったさやか。実は、7年前付き合っていた当時に鈴は一度安藤の子供を中絶していたという事実を聞かされた安藤。突然自分の前から姿を消し、イギリスに留学してしまったと思っていいたため、知らなかった鈴の一面を今更ながら気づかされるのだった。居ても立っても居られない安藤は鈴の家の前で待ち伏せをしていた。全てをさやかから聞いたことを伝え、二人で育てたいと提案するのだった。しかし鈴は拒絶。強がって安藤を突き放すしかできなかった。

十月十日の進化論の結末・ラスト(ネタバレ)

任せられていたイベント当日。初めは自分の殻を破れず静かな鈴だったが、子供たちと交流する中で自然体になっていく。カマキリやクワガタといった虫を手に取り、子供たちと距離を縮めていった。イベントの最後に、質疑応答の時間を設けた鈴。そこで、一人の母親が「子供が虫を殺すこと」を相談した。すると鈴は「殺していい虫」というのは大人の勝手な都合であって子供にとっては自然の行動であること。虫を嫌いにならないでほしいということだけを柔らかい面持ちで伝えきったのだった。無事にイベントが終了し、職場へ戻ってきた鈴。安心した鈴は、身体に溜まり切った疲労で倒れてしまう。

実家の母に連絡が入り、東京に駆け付けた母。そこで中村は35年ぶりに鈴の母・文と再会する。こっそりと鈴と中村が会っていたことに激怒したふみは、もう鈴とは会わないでほしいと中村に告げるのだった。店に戻った中村を待っていた安藤。鈴の両親のなり染めを知り自分に重ねていた。

翌日、神社に安産祈願のお参りをし、お守りを病院まで届けに行った安藤。救命病棟から一般病棟に移ったことをさやかから聞いたが、安藤は鈴には会わずに帰るのだった。一方で、24週目の状態で体調を崩し不安の募る鈴。その様子を見たさやかは鈴の頭を洗ってあげた。そこで鈴は初めて7年前留学する前に一度中絶していることをさやかに告白した。そして
自分勝手な考えが頭をよぎること、母親になる覚悟ができないと弱音をぶつけた。するとさやかは自分が鈴を身ごもったときの経験を話し、一緒に和歌山で暮らそうと提案した。

和歌山へ母と一緒に戻った鈴。臨月を迎え、歩くのもようやくな状況であった。鈴の元にバイト先の昆虫館から寄せ書きと、イベントに参加した子供たちの感想案件が届いた。子供たちの素直な言葉に胸を打たれる鈴。翌日、鈴とさやかの家に保が訪ねてきた。さやかは拒絶するが、保は店を閉めしばらく和歌山に留まるという。話し合うべきだと思った鈴はその場を離れ二人きりにした。突き放すさやかだが、保は再会した運命を手放したくないと熱意を伝えた。実は昔にさやかを迎えに来たこと、そしてさやかの母に帰されてしまったことを告白する。35年前の恋心を思い返したさやかは保を受け止めることにするのだった。両親がようやく一緒になることを嬉しく思う鈴。一人浜辺でこれからのことを考えていた。不意に安藤が届けてくれたお守りを手に取った鈴。中にメモのようなものが入っていると気づき、開いてみると「結婚してくれ」と大胆に書かれた手紙だった。そんな時、微笑む鈴のお腹を赤ん坊が強くけり出した。そして安藤と住んでいたとき、寝相の悪い安藤が障子を蹴り破ったことを思い出す。気づくと鈴は泣いていた。

思い立った鈴は駅へ向かう。そして東京へと向かおうと電車に乗り込んだ。その時反対側のホームに着いた電車に乗っていた安藤。寝違えた首をひねりながら後ろを見ると、電車に乗っている鈴を見つけた。ホームから飛び降り、窓越しに鈴の名前を呼び叫んだ。無情にも東京行の電車は出発。運の悪さに落ち込む安藤だったが、なんと東京行の電車は逆走しホームに戻ってきた。車内で鈴が陣痛で苦しんでいたのだった。鈴の元に駆け寄った安藤を見て、安心したのか陣痛の傷みが治まる。そして、鈴は安藤に逆プロポーズをしたのだった。

無事に出産した鈴。安藤とも円満な関係を築き、鈴が経験した十月十日の進化論は結論を見出すのであった。

十月十日の進化論の感想・評価・レビュー

この物語を見て母と娘は「似た者同士」になる運命からは避けられないのだと痛感した。
妊娠を望む人と、予測しない妊娠をしてしまう人。一人では選ぶことすらできない人生の大きな分岐点だ。今作はこの分岐点をひとつのテーマとし、タイミングの合わない一組のカップルを中心に物語は展開する。登場人物が極めて少ないため、エピソードのひとつずつがしっかりと描かれておりわかりやすい一作であった。(MIHOシネマ編集部)

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