この記事では、映画『未来を乗り換えた男』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『未来を乗り換えた男』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0041654
製作年 | 2018年 |
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上映時間 | 101分 |
ジャンル | サスペンス ヒューマンドラマ ラブロマンス |
監督 | クリスティアン・ペッツォルト |
キャスト | フランツ・ロゴフスキ パウラ・ベーア ゴーデハート・ギーズ リリエン・バットマン |
製作国 | ドイツ フランス |
映画『未来を乗り換えた男』の登場人物(キャスト)
- ゲオルク(フランツ・ロゴフスキ)
- 独裁政治が蔓延する祖国ドイツから、フランスへ逃れてきた孤独な男性。
- マリー(パウラ・ベーア)
- 作家フランツ・ヴァイデルの妻。リヒャルトと不倫している。
- リヒャルト(ゴーデハート・ギーズ)
- 小児科医でマリーの恋人。不法滞在者であるが、比較的豊かな生活をしている。
- ドリス(リリエン・バットマン)
- ゲオルクのかつての同胞であった、ハインツの息子。サッカーが好きな少年。
映画『未来を乗り換えた男』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『未来を乗り換えた男』のあらすじ【起】
舞台は現代のフランス。再びファシズムの勢力が増し、ゲオルクはパリのカフェに身を隠す。彼はドイツからフランスへ、逃げてきたばかりだった。辺りでは、ひっきりなしにパトカーのサイレンが鳴っている。
そこで偶然にも同胞のパウルと出会い、フランツ・ヴァイデルという作家に2通の手紙を届けて欲しいと頼まれた。報酬は、マルセイユ行きの切符である。
ゲオルクは、ヴァイデルの滞在するホテルへ向った。しかし作家は昨日自殺したと、ホテルのオーナーから聞かされる。またゲオルクは女主人から、作家の遺品を受け取った。
パリでは掃討作戦が始まり、移民に対する調査が厳しくなっていた。知人の家を訪ねたゲオルクだが、怪我人の男性ハインツを連れてパリから逃亡するよう頼まれる。マルセイユ行きの貨物列車に乗り込むと、ゲオルクはハインツの看病を続けた。
また作家の小説を読むときもあった。作家に渡すはずだった手紙の内1通は、彼の妻からのものであり「今すぐ会いたい、マルセイユまで来て」と書かれている。もう1通はメキシコ領事館からの招待状で、ビザや渡航費も出すと記載されていた。
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映画『未来を乗り換えた男』のあらすじ【承】
マルセイユ付近まで来た時、ハインツは既に死んでいた。ゲオルクは警察の目を盗んで貨物列車から降り、そのまま逃亡する。
翌日徒歩でマルセイユに辿り着いたゲオルクは、ハインツの妻子の家を訪ね彼の死を伝えた。道中では見知らぬ女性から肩を叩かれたが、振り返ると人違いだったようで、女は立ち去る。
不法滞在者であるゲオルクにとっては、ホテルを探すのも大変だ。翌日ゲオルクは、作家の遺品を届け謝礼を受け取るため、メキシコ領事館へ出向いた。しかしゲオルクは、領事から作家ヴァイデル本人と間違われ、咄嗟にヴァイデルに成りすました。すると銀行小切手やビザ2通、そして乗船券を渡される。妻マリーが用意した物のようだった。
懐がリッチになったゲオルクは、ハインツの息子ドリスにサッカーボールをプレゼントしたり、アイスを買い与えたりした。しかしゲオルクがメキシコへ亡命すると知ったドリスは傷つき、ゲオルクを避けるようになる。
映画『未来を乗り換えた男』のあらすじ【転】
ある日ドリスの具合が悪くなり、不法滞在者で小児科医のリヒャルトと出会う。リヒャルトの恋人は、以前必死で人を探していた、あの女性だった。リヒャルトは、彼女とメキシコへ渡るチャンスを逃したのだと話す。
翌日ゲオルクはリヒャルトの部屋を訪ね、彼の恋人が作家の妻マリーだと確信する。今も夫が生きていると信じているマリーは、作家を探し続けているのだった。そこでゲオルクはマリーとリヒャルトに「3人でメキシコへ亡命しないか」と提案した。リヒャルトは既に自分の乗船券を用意しており、そのことを後ろめたく思っている。そこでゲオルクがマリーの分の乗船券を取り、後から2人で追いかけてメキシコへ向かうという計画だ。
しかしリヒャルトは当日、フランスの将校たちのせいで乗船を拒否されてしまった。船には乗らずマルセイユで夫を探すつもりだったマリーは、計算外の事態に動揺する。ゲオルクもまた、マリーから突き放されたような気分で、ショックを受けた。
映画『未来を乗り換えた男』の結末・ラスト(ネタバレ)
ゲオルクは出航する前日、行きつけのレストランで食事をしていた。するとボストンバッグを持ったマリーが現れ、やっぱり自分もメキシコに行きたいと言う。そして2人は抱き合った。
翌日、タクシーに乗り港へ向かう途中、マリーはやけに浮かれていた。マリーは領事から、夫が自分たちと同じモレアル号に乗るのだと聞いていたのだ。しかしその夫の名前を使ったのは、ゲオルクである。ゲオルクはタクシーを降りた。そして、リヒャルトに自分の乗船券を渡す。
次の日、無気力になったゲオルクがレストランのカウンターに座っていると、マリーが現れたような気がした。
そこでゲオルクは、マリーが船に乗ったかどうかを確認するため、港へ行く。係の者はマリーの名を乗船名簿で確認し「確かに乗船していました」と伝える。そこでゲオルクは、モレアル号が機雷に触れ、乗客全員が死亡したのだと知った。
ショックを受けたゲオルクは、もしかしたらマリーが生きているかも知れないと思い、掃討のはじまったマルセイユのレストランで、彼女をじっと待ち続ける。
映画『未来を乗り換えた男』の感想・評価・レビュー
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映画『未来を乗り換えた男』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『未来を乗り換えた男』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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