映画『トレジャー・ハウンド こちらワンワン探検隊』の概要:ジャックは母親のキムと一緒に、他界した祖父の家に引っ越すことになった。祖父の家にある町は財政難で、住民達は立ち退きの危機に晒されていた。そんな時、祖父がお宝を町のどこかに隠したことを知る。
映画『トレジャー・ハウンド こちらワンワン探検隊』の作品情報
上映時間:88分
ジャンル:アドベンチャー
監督:ティム・ブラウン
キャスト:ヴァリン・シネイ、ダニエル・クドモア、ヘレン・コリアンダー、リチャード・イアン・コックス etc
映画『トレジャー・ハウンド こちらワンワン探検隊』の登場人物(キャスト)
- ジャック(バリン・シンイェイ)
- 都会の暮らしを気に入っており、突然田舎町に引っ越すことになって戸惑いを隠せない。母親のキムと仲が良い。
- トワイラ(ケンジー・オデイ)
- 田舎町に暮らしている。全身黒い服を着ており、カッコ良い少女。気が強いところがある。
- フレッド(ライアン・ジェームズ・キーティング)
- 田舎町に暮らしている。トワイラぐらいしか友達がいない。明るい性格。ちょっとお馬鹿なところがある。
- ジェニファー(ヘレン・コリアンダー)
- 田舎町に暮らしている。昔、トワイラと仲が良かった。ファッションに興味を抱くようになり、新しい友達ができてからトワイラと仲が悪くなる。
- ガンサー(ダニエル・クドモア)
- ドジな悪党。兄弟のロニーと一緒に、ジャックの祖父が隠したお宝を狙う。ロニーよりも身長が高い。
映画『トレジャー・ハウンド こちらワンワン探検隊』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『トレジャー・ハウンド こちらワンワン探検隊』のあらすじ【起】
キムは息子のジャックとネコのチャンシーを連れ、他界した祖父の家を訪れる。遺言状により、家にある物は全てキム達のものになることになっていた。キムは祖父の弁護士から、家の鍵と犬のスキッパーを渡される。スキッパーは興奮すると眠ってしまう特性があった。しかも、スキッパーは人間と動物の言葉が理解できていた。
ジャックは近所に暮らす少女・トワイラと少年のフレッドに出会う。トワイラ達は祖父に奪われたものを取り返しにきたのだった。祖父は庭に入ってしまった凧やサッカーボールを決して返そうとはしなかった。ジャックは2人を連れて納屋を見に行くが、見つからなかった。
キムは祖父の家に引っ越すことを勝手に決めていた。ジャックは何も聞かされておらず、ショックを受ける。ジャックはスキッパーを連れて家を飛び出した。今まで都会で暮らしていたため、小さな田舎町に魅力を感じることができなかった。そんな時、犬(マンディ)を連れて散歩している美しい少女(ジェニファー)に出会う。ジャックはジェニファーに、スキッパーはマンディに好意を抱くが、全く相手にされなかった。
キムは立ち退き通知書を受け取り、衝撃を受ける。そのことをジャックに隠した。ジャックは母と仲直りをし、地下室の掃除を行った。疲れたジャックは、地下にあったソファーで眠ってしまう。そこに、祖父が隠したお宝を狙って、ドジな悪党のガンサーとロニーがやって来る。ガンサー達は犬の鳴き声に驚き、逃げていった。目を覚ましたジャックはガンサー達の後ろ姿を目撃し、母にそのことを伝えた。キム達は泥棒が何を盗みに来たか分からず困惑する。
映画『トレジャー・ハウンド こちらワンワン探検隊』のあらすじ【承】
キムから立ち退きの話を聞き、ジャックは衝撃を受ける。ジャックはトワイラに相談した。トワイラは町の歴史が1000年以上あり、下水処理のパイプが錆びて取り替え工事が必要になっていることを説明した。町は財政難で、パイプを交換することができなかった。このままパイプ交換がされなかったら、政府は町を廃墟と認定し住民達は追い出される予定だった。
スキッパーはガンサー達が落としたハンマーを見つけ、ジャック、トワイラ、フレッドに吠えて知らせた。そして、壁を引っ掻き、向こう側に何かあることを教えた。ジャック達が壁を壊すと、小さな箱が出てきた。箱にはジャックの名前が彫られていた。ジャックが箱を開けると、ビデオテープと鍵が出てきた。
ジャック達がビデオテープを確認すると、祖父の姿が写った。祖父は元報道カメラマンで、ドイツ人の女性リポーターと南米を訪れたことがあることを話した。そこで、2人はお宝を見つけた。祖父はリポーターを出し抜き、お宝を手に入れて町のどこかに隠した。誰にもお宝のことを言わず、探すようジャックに伝えた。祖父は最初の手がかりを、一番最初にジャックに読み聞かせた本の中に隠していることを教えた。
映画『トレジャー・ハウンド こちらワンワン探検隊』のあらすじ【転】
ジャック達はお宝のことを隠し、キムから情報を聞き出した。それにより、祖父が営んでいたアンティークショップに、本があることが分かった。ジャック達はアンティークショップに向かった。そんな3人をガンサー達が追跡していた。ガンサー達はジャック達がお宝を探していることに気づき、家に侵入し直して手がかりを得ることにした。
アンティークショップは閉まっていて、鍵は町議会が持っていた。ジャック達はトワイラに連れられ、ジェニファーに会いに行った。ジェニファーの母は議員で、鍵を手に入れることができた。トワイラは携帯を見せてジェニファーを脅し、店まで鍵を持って来てもらう話を取りつける。携帯にはトワイラとジェニファーが仲良くパントマイムの格好をして写っている写真があった。昔、2人は親友で、仲が良かった。今は、ジェニファーは別の友達と仲良くしており、その子達に写真を見られたくないと思っていた。
ビデオテープを見たガンサー達は、アンティークショップに侵入して本を探した。そこに、ジェニファーから鍵を受け取ったジャック達とスキッパーが現れる。ジャック達はガンサー達に気づかないまま本を探した。探していた本を見つけたとき、外にいたジェニファーから電話がかかってくる。窓からガンサー達の姿が見えたため、危機を知らせようとしたのだ。しかし、ジャック達がそのことを理解する前に、ガンサー達が立ちはだかる。ジャック達が危機に陥ったとき、スキッパーが現れ本を咥えて逃げた。
ガンサーに追い詰められたスキッパーは、あっさりと本を渡した。だが、それは偽物だった。フレッドがこっそり本をすり替えていた。ジャック達はロニーの元から逃げるが、駆けつけた警察に捕まってしまう。キムはジャック達を叱った。そして、盗んだ本をジェニファーに預けた。その時、ジャックはお金があればダサい町を出て都会に戻ることができると母に言ってしまう。トワイラはジャックの言葉に腹を立て、仲違いをした。
ガンサー達を雇ったのは、ガンサーの母のハンネロアだった。ハンネロアはロニーとガンサーが兄弟であることを打ち明けた。ガンサー達は驚くが、兄弟がいることを知って喜び合った。ハンネロアがお宝のことを知っていたのは、ジャックの祖父と一緒に仕事をしていた元リポーターだからだった。
映画『トレジャー・ハウンド こちらワンワン探検隊』の結末・ラスト(ネタバレ)
本を読んだジェニファーはお手がかりを見つけ、ジャック達を集めて話し合った。その結果、次の手がかりが学校にあることが分かった。トワイラ達は町を救いたかったため、ジャックを置いて探しに出かけることにした。
スキッパーは吠えて、キムが泣いていることをジャックに知らせた。キムはこの町で新しいスタートを切ろうとしていたが、それが叶わなくなったことで落ち込んでいた。ジャックは家に留まるためにも、お宝を見つけて町の財政難を解決することにした。
スキッパーが誘拐され、「お宝を見つけたらこちらからの指示を待て」という脅迫文が家に届いた。ジャックはトワイラ達に謝罪し、助けを求めた。皆で廃校の中を探すと、「たくさん手を叩く家に行け」というメモがあった。そこに、ジャック達をつけてきたガンサー達が現れる。ジャックとフレッドはガンサーにボールをぶつけて攻撃し、ジェニファーとトワイラはロニーから逃げながら今までのことを謝罪し合って仲直りをした。
ジャック達は合流し、学校から逃げようとした。そこに、スキッパーを抱えたハンネロアが立ちはだかる。ジェニファーは手がかりが書かれたメモを渡し、スキッパーを取り戻した。ジェニファーは「たくさん手を叩く家に行け」が劇場のことだと気づいていた。ガンサー達が手がかりを解く前にお宝を見つけることにした。
ジャック達が劇場の観客席を調べていると、手がかりを解いたガンサー達が現れる。ジャックは隠れた場所で、「カメラマン対謎の女リポーター」と書かれたポスターを見つける。ポスターには祖父の顔が載っていた。ジャック達はガンサー達に追い詰められるが、警察と共にキムが現れ助けられる。ガンサー達は連行された。
ジャックは皆にポスターの裏を見せた。すると「納屋にある」というメッセージが書かれていた。ジャック達が納屋を調べると、祖父のトランクがあった。中には大量の金貨が入っていた。ジャック達は町の財政難を救うことができた。
リサは弁護士に会い、祖父がジャックに残した箱を預かる。ジャックは皆が見守る中、箱を開けることにした。
映画『トレジャー・ハウンド こちらワンワン探検隊』の感想・評価・レビュー
映画『ホーム・アローン』シリーズのような雰囲気があって楽しかった。ドジなガンサーとロニーが憎めないキャラクターで、見ていて微笑ましかった。人間の言葉を理解する犬のスキッパーだったが、イマイチ活躍しきれていないことが残念だった。もう少しスキッパーの活躍する場面が見たかったと思う。ジャックとキムの親子というよりも親友のような関係が素敵だった。あと、いけ好かないジェニファーが良い味を出していて良かったと思う。(MIHOシネマ編集部)
お宝を求めて子供たちと犬の大冒険劇。悪党たちをやっつけて、ゆるい謎解きを解いて、めでたしめでたし。何も考えずに映画を楽しみたいときに観るべき映画でした(笑)。自分が少年だったら素直に楽しめたと思います。ジャケットの印象と物語の内容があまりにも違うので、ワンちゃん猫ちゃんに癒されようと観てがっかりする人は多いかなと思います。子供たちとワンちゃんが会話出来る設定にしないと、そりゃワンちゃんの活躍は薄いですよ…(男性 20代)
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