映画『デッド・シャック 僕たちゾンビ・バスターズ!』の概要:ジェイソンは友人のコリン一家と山荘にキャンプに出かけた。山の中を散策していると、隣家があった。ジェイソンは友人達と隣家の様子を伺った。すると、隣人の女性がゾンビに男性を襲わせていた。
映画『デッド・シャック 僕たちゾンビ・バスターズ!』の作品情報
上映時間:85分
ジャンル:コメディ、ホラー
監督:ピーター・リク
キャスト:マシュー・ネルソン=マフッド、リジー・ボーイズ、ガブリエル・ラベル、ドナヴォン・スティンソン etc
映画『デッド・シャック 僕たちゾンビ・バスターズ!』の登場人物(キャスト)
- ジェイソン(マシュー・ネルソン=マフッド)
- 14歳。家は大金持ちだが、友人にはそのことを隠している。気弱な性格。サマーに思いを寄せている。
- コリン(ガブリエル・ラベル)
- ジェイソンの親友。ちょっとお馬鹿なところがある。楽天的で陽気な性格。動揺すると、口数が増える。
- サマー(リジー・ボーイズ)
- コリンの姉。気が強い性格。ジェイソンの思いに気づいているが、相手にしていない。父の恋人のリサのことが気に入らない。
- ロジャー(ドナヴォン・スティンソン)
- 40代。コリンとサマーの父親。陽気な性格で、ちょっとお馬鹿なところがある。リサという恋人がいる。
- 隣人(ローレン・ホリー)
- 山の中で暮らしている女性。ゾンビと化した夫と子供達を10年間、世話し続けている。
映画『デッド・シャック 僕たちゾンビ・バスターズ!』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『デッド・シャック 僕たちゾンビ・バスターズ!』のあらすじ【起】
ジェイソンの両親は口論が絶えず、仲が悪かった。今朝も喧嘩しており、ジェイソンは両親に外出先を告げないまま、家から離れた場所で友人の父親が運転する車を待った。ジェイソンは家が貧乏だからと言って、友人に家を見られることを嫌がっていた。これから、友人のコリン、コリンの姉のサマー、コリンの父親のロジャー、スレイドの恋人のリサと山荘にキャンプに出かける予定をしていた。
ロジャーが予約していたのは、辺鄙な場所にある山荘だった、ジェイソンは自然を感じることができると喜ぶが、サマー達は何もないことを嫌がった。ジェイソンとロジャーはとりあえず家の中に荷物を運んだ。実は、ジェイソンはサマーに思いを寄せていた。だが、全く相手にされていなかった。
ジェイソンとコリンはサマーに誘われ、山の中へ探検に出かけた。ジェイソン達は山の中で、動物のものらしき骨を見つける。さらに、奥に進んでいくと、隣家があった。木には「立ち入り禁止」と書かれたテープが巻いてあった。ジェイソンは誰かの私有地だと思い止めるが、コリン達は気にせず庭に進んでいった。
映画『デッド・シャック 僕たちゾンビ・バスターズ!』のあらすじ【承】
ジェイソン達は庭にあったドラム缶の中で、溶けている時計や携帯を見つける。何かがおかしいと感じたとき、車が走って来る音が聞こえた。ジェイソン達は物陰に隠れ、様子を伺った。すると、女性が運転する車に乗って、2人の男が現れる。女性達は家の中に入っていった。ジェイソン達は窓から家の中の様子を伺った。
女性は2人の男にお酒を渡した。すると、男達は気を失って倒れた。女性がカーテンを閉めたため、サマーとコリンは窓に近づいて様子を伺った。女性が子供達の名を呼ぶと、ゾンビが現れて気絶した男を食べた。コリンはもう1人の男を助けるため、車の窓に石を投げて女性の気を引こうとした。しかし、コリンに何か策があるわけではなかった。女性に姿を見られてしまったため、コリン達は慌てて逃げ出した。
ジェイソン達はロジャーに隣人の女性のことを話した。ロジャーは酔っ払っており、隣家の様子を見に行くと言い出した。サマー達は止めるが、ロジャーは言うことを聞かなかった。サマーは父のことを心配し、ジェイソンを連れて一緒に行くことにした。ロジャーはサマー達の制止を無視して隣家の中に入り、様子を伺った。だが、誰もいなかった。
映画『デッド・シャック 僕たちゾンビ・バスターズ!』のあらすじ【転】
山荘で待っていたリサの元に覆面姿の隣人が現れ、襲われてしまう。リサはゾンビに噛まれてしまった。その姿を目撃したコリンは、こっそり逃げ出した。一方、隣家の中を捜索していたサマーは、鍵がかかった扉を見つける。ジェイソンと一緒に鍵を開け、中に入ろうとした。その時、ロジャーが倒れた音が聞こえた。部屋にあった薬入りのお酒を飲んでしまったのだ。重すぎてロジャーを運び出すことは不可能だったので、ジェイソン達は途方に暮れた。
ジェイソンとサマーは物音を聞き、クローゼットのドアを開けた。すると、隣人に捕まった男性の1人が閉じ込められていた。ジェイソンは驚き、思わず斧を振りかざしてしまう。斧は男性の肩の部分に当たり、血が噴き出した。男性はジェイソン達から逃げようとして、ゾンビに襲われてしまう。ジェイソンとサマーは怯えながらもゾンビと戦おうとした。その時、偶然開けていた地下へと通じる穴に、ゾンビが落ちた。ジェイソン達はゾンビが上ってくる前に、急いで扉を閉めた。
ゾンビに噛まれた男性が、ゾンビ化した。男性は手足をテープで拘束されていたため、襲ってくる心配はなかった。ジェイソン達はゾンビ化した男性を、地下へと通じる穴に突き落とした。
映画『デッド・シャック 僕たちゾンビ・バスターズ!』の結末・ラスト(ネタバレ)
ジェイソン達はロジャーを物置に隠し、車を取りに家に戻った。その途中、1体のゾンビを連れた隣人の女性に遭遇する。ジェイソン達は慌てて物陰に隠れてやり過ごした。隣人の女性の口ぶりから、連れているゾンビは女性の夫だと思われた。
ジェイソン達は家の中に入り、ゾンビ化したリサを見つける。ジェイソン達が戦っていると、銃を持ったコリンが現れた。コリンは銃を撃ち、リサの頭を吹き飛ばして倒した。サマーはコリンが無事だったことを喜んだ。
ジェイソンは自分の家が大金持ちで、両親が離婚の危機にあることをコリン達に打ち明けた。ジェイソンは今まで貧乏なように見せかけていた。コリンは今まで嘘を吐かれていたことにショックを受ける。ジェイソンは愛に溢れているロジャー一家が羨ましくて、溶け込むために嘘を吐いたのだと説明した。コリンはジェイソンを許し、抱き締め合った。
ジェイソン達はロジャーを助けに行くために立ち上がった。古びた倉庫の中で装備を整え、隣家に出発した。すると、隣人の女性がゾンビを従えて待ち構えていた。ジェイソン達はゾンビと戦った。
ジェイソン達はゾンビを倒しながら隣家に入った。ゾンビがまだ外にいたため、家電や家具で入り口と窓を塞いだ。その時、家の中にいた子供のゾンビと目を覚ましたロジャーが現れる。ジェイソン達はゾンビを倒した。ロジャーは何が起きているのか分からず困惑する。
バリケードを抜けて、ゾンビ達が入ってきた。隣人の女性は子供のゾンビが殺されたことに激高した。ロジャーは女性と戦うが、反撃され刺されてしまう。コリンは女性を刺し、父の危機を救った。女性は痛みに悶えながら逃げていった。
ジェイソン達は瀕死のロジャーを連れて車に乗り込もうとした。だが、隣人の女性にロジャーが撃たれてしまう。ジェイソン達が殺したゾンビは、隣人の女性の家族だった。女性は家族を失い、嘆き悲しんでいた。ジェイソン達は女性を殺し、ロジャーの復讐を果たした。そして、ロジャーの遺体をトラックの荷台に乗せ、その場を離れた。
映画『デッド・シャック 僕たちゾンビ・バスターズ!』の感想・評価・レビュー
物凄くB級感漂う映画だったが、意外と楽しめたと思う。見ることをお勧めするほどではないが、そこまで酷くはなかった。なぜ隣人の女性の家族がゾンビ化したのか、もう少し深く描いていたら良かったと思う。ロジャーはポンコツだが、家族のことを大切に思っているのが伝わってきて憎めないキャラクターだった。ロジャーが死んだのは一番悲しかった。グロいシーンは力が入れられており、血が苦手な人は見ない方が良いと思う。(MIHOシネマ編集部)
ゾンビバスターズとタイトルに入っているし、パッケージもゾンビ感満載なのに肝心のストーリーにゾンビ要素が無さすぎてガッカリしてしまいました。
B級作品ならではのゾンビ映画を期待していたのですが、今作はさえない主人公の青春や甘酸っぱいラブストーリーにおまけ程度にゾンビが出てくる感じで、ある意味珍しい作品だと思います。
ポンコツだけど優しくて、家族思いな主人公を応援しながら見ればまだ楽しめるのかも知れません。(女性 30代)
みんなの感想・レビュー