映画『トリプル・フロンティア』の概要:かつて特殊部隊の軍人だった者達が集まり、麻薬王から大金を奪う作戦を立てる。ブラジルのジャングルへ向かい麻薬王の自宅へと突入した彼らは、そこで想像を超える大金を見つける。
映画『トリプル・フロンティア』の作品情報
上映時間:125分
ジャンル:アクション、フィルムノワール
監督:J・C・チャンダー
キャスト:ベン・アフレック、オスカー・アイザック、チャーリー・ハナム、ギャレット・ヘドランド etc
映画『トリプル・フロンティア』をフルで無料視聴できる動画配信一覧
U-NEXT | × |
---|---|
Hulu | × |
Amazonビデオ | × |
dTV | × |
TELASA | × |
TSUTAYA DISCAS | × |
ビデオマーケット | × |
Netflix | ◯ |
※動画の配信情報は2022年5月時点のものです。配信状況により無料ではない場合があります。最新の配信状況は各動画配信サービス(VOD)の公式サイトでご確認ください。
映画『トリプル・フロンティア』の登場人物(キャスト)
- トム・”レッドフライ”・デイヴィス(ベン・アフレック)
- 退役軍人。家族を養って、今は住宅の紹介などをして暮らしている。計画には始めは乗り気でなかったが、金の話につられて結局参加。
- サンティアゴ・”ホープ”・ガルシア(オスカー・アイザック)
- レッドフライと同じく退役軍人。麻薬王から金を奪う作戦を立て、久しぶりにレッドフライ達を誘おうと考える。
- ウィリアム・”アイアンヘッド”・ミラー(チャーリー・ハナム)
- 同じく退役軍人で、最初は迷っていたが参加。ロレアに撃たれて負傷するが、金の入手には成功。
- フランシスコ・”キャットフィッシュ”・モラレス(ペドロ・パスカル)
- 退役軍人。優秀な戦士だったが、ホープに誘われて計画への参加を決めた一人。ヘリの操縦も担当する。
- ベン・ミラー(ギャレット・レドレンド)
- 退役軍人。戦士ではあるものの、ボートの手配・操縦をこなすことができる男。メンバーを脱出させる。
映画『トリプル・フロンティア』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『トリプル・フロンティア』のあらすじ【起】
ウィリアム・ミラー元大尉は、世界各地を訪れた尊敬されるべき軍人だった。彼は任務完了のため、すべての本能を閉ざし、制御し、操れた。だがその影響は、戦士になる代償として心身に現れる。
建物にこもった敵と撃ち合いになり、負傷者が出る。サンティアゴが建物の上部を吹き飛ばして戦闘は終了した。捕虜にボス・ロレアの場所を聞いたが、ボスは誰も信用せずにジャングルに居ると言う。逃げ出した女・イヴァンナを捕まえると、彼女がロレアの居場所を知っていた。
ホープは退役軍人の仲間達に声をかけ、麻薬王のロレアから大金を奪うと計画を持ちかける。ロレアを殺し、金を奪ってメンバーで山分けするのだ。最初は違法だと渋っていたレッドフライも、金額の大きさに惹かれて参加することになった。
メンバーは偽パスポートを使ってブラジルに入った。ジャングルに到着すると、ロレアの裏庭へ忍び込む。カメラは大して機能していないようだったが、接地センサーがある。イヴァンナの協力を得て乗り込むことになった。
映画『トリプル・フロンティア』のあらすじ【承】
イヴァンナが車で先行すると、メンバー達がそれに続く。建物内の護衛達を次々に倒して、拘束していきながらロレアを探す。
全員書斎に向かったが、ロレアはまだ見つからない。ふとホープが「ペンキの匂いがする」と言い出した。壁を壊すと、中にはびっしりと大量の札束が埋められていた。度肝を抜かすホープ達。数え切れない程の札束を次々に袋に詰め始めるが、札束があるならロレアもここにいるはずである。壁を剥がし続けていくと、札束は家中すべての壁に埋められていることがわかった。
まだあと2袋詰めると言うレッドフライ。そこに銃を構えたロレアが現れ、彼は撃たれて負傷する。ロレアは射殺できたものの、さらに護衛も帰宅してくる。銃撃のなかでなんとか車に金を積んだメンバー達は、ヘリの元へと向かった。
皆でヘリに乗り込んだものの、金の重さで飛ぶことができない。イヴァンナを乗せるかどうかで口論になるものの、彼女は逃がす約束になっているとホープが主張する。
映画『トリプル・フロンティア』のあらすじ【転】
イヴァンナは誰の身元も名前も知らないととぼけた。ただし彼らの奪った金はロレアだけのものではなく、あちこちから狙われれば無事では済まないと忠告して去るイヴァンナ。
ヘリが重たく飛ぶのに苦戦を強いられるため、いくらか金を捨てることになった。いくつかの袋を下へと落としたが、ヘリは煙を吹きながら下降。盛大に不時着した。
降りたのは農場だった。言葉が通じず緊迫した雰囲気になる。落とした金に近づくなと言ってレッドフライが村人を射殺。この件を謝罪して賠償すると、ラバを買って金を積んだ。
ところがラバ1匹が崖で転落死し、残りも険しい道のりを登ることができない。追いついてきた村人がレッドフライを射殺する。メンバーは、レッドフライの家族に金を渡さなければならないと強く思った。残りの金のほとんどを谷底に投げ、遺体を海岸まで運ぶ。
映画『トリプル・フロンティア』の結末・ラスト(ネタバレ)
ボートを用意していたベン・ミラーの力を借り、彼らは山を降りることができた。組織に雇われた者達がまた襲って来るが、撃退して車を奪う。明け方になってなんとかボートに乗り込むと、やっと帰還した。
メンバー達は、経費と管理費を引いた500万ドルの金を5等分するということになった。一人あたり100万ドルが分け前となる。代理人から、了承のためサインを書くべき書類をそれぞれに渡されるが、アイアンヘッドは誓約書を破り捨てる。彼は、自分の分をレッドフライの遺族へ渡す、と言って席を立つ。
それを見たキャットフィッシュも、ベン・ミラーも静かに紙を丸める。とうとうホープも自分の分を遺族へと残し、その場を後にした。
メンバーは街へと出ると、抱き合って挨拶をして別れた。また仕事をしようと言いながら、アイアンヘッドがホープにそっと紙を渡す。そこに書かれているのは、残りの金を投げ込んだ例の谷底の座標だった。
映画『トリプル・フロンティア』の感想・評価・レビュー
軍人たちのスマートな作戦かと思いきや、金の重さを勘定に入れずに往生してしまうなど、計画の荒さが目立つ。かと言って人が死んで犠牲が出たり、スマートにオチをつけたりといったところを見る限り、どうやら笑うべき作品でもないらしい。
麻薬王・ラスボスであるロレアとの対決がかなりあっさり終わり、全くメインにならない辺りのサッパリした展開は斬新で面白い。メインのメンバー達もまさしく軍人らしさのあるキャストが勢ぞろいをしており、画面は華やかである。(MIHOシネマ編集部)
みんなの感想・レビュー