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映画『トリスタンとイゾルデ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『トリスタンとイゾルデ』の概要:結ばれるはずのない恋に身を焦がすトリスタンとイゾルテは、自分達の運命をどう受け止めるのか。欲望渦巻くイギリスの暗黒時代に、彼らの恋は止められなかった。『ロミオとジュリエット』のモデルとなった切ない愛の物語。

映画『トリスタンとイゾルデ』の作品情報

トリスタンとイゾルデ

製作年:2006年
上映時間:125分
ジャンル:ラブストーリー
監督:ケヴィン・レイノルズ
キャスト:ジェームズ・フランコ、ソフィア・マイルズ、ルーファス・シーウェル、デヴィッド・パトリック・オハラ etc

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映画『トリスタンとイゾルデ』の登場人物(キャスト)

トリスタン(ジェームズ・フランコ)
コーンウォールの王、マークに仕える騎士。幼い頃に父、アラゴンと母がアイルランド人に殺されてから、父の親友であるマーク王に息子同然に育てられた。奇襲作戦の後負傷し、流れ着いた先でイゾルデと出会い惹かれ合う。
イゾルデ(ソフィア・マイルズ)
アイルランドの王の娘。容姿端麗で薬学への知識が深い。海岸に流れ着いたトリスタンの傷を癒し、敵である彼と真実の愛を育む。
マーク王(ルーファス・シーウェル)
コーンウォールのドア城に拠点を置く王。トリスタンの父、アラゴンとは親友。アイルランド人からの襲撃を受けた際、トリスタンを守って右手を失った。彼を息子のように愛し育てる。政略結婚でイゾルデを妻として迎え、深く慈しむ。
ドナカー王(デヴィッド・パトリック・オハラ)
アイルランドの冷酷な王。娘すら戦の駒として利用し、イギリス全土を支配している。
ウィクトレッド(マーク・ストロング)
イギリスの王位を狙う知恵者。トリスタンがイゾルデと手を繋ぐ場面を目撃し、マークの王位を失脚させる材料としてドナカー王に密告する。

映画『トリスタンとイゾルデ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『トリスタンとイゾルデ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『トリスタンとイゾルデ』のあらすじ【起】

アイルランドに支配されていたイギリスの暗黒時代において、イギリスの各部族はそれぞれの小さな国を統治し、同盟を結ぶことも禁止されていた。タンタロン城に住まう幼いトリスタンの父アラゴンは、首長らを集め結託し、アイルランドへ反乱を起こそうと目論んでいた。

アラゴンは親友であるマークに軍の指揮を頼んだが、反乱を目論む集会の最中にアイルランド人からの襲撃を受け、アラゴンは倒れてしまった。目の前で両親を殺されたトリスタンを守りマークは右手を失ったが、孤児となった親友の息子を本当の子供のように育てた。

時を同じくして、アイルランドの王女が病死した。娘のイゾルデは、心の拠り所を無くし悲しみに暮れていた。

それから9年が経ち、マークや青年になったトリスタンは、アイルランドへの復讐のチャンスを待った。一方のイゾルデは、父、ドナカー王の腹心、モーホルトとの結婚を迫られており、母と同じような愛のない結婚を嫌がった。

トリスタンはコーンウォールの鎮圧に来たモーホルトらを待ち伏せ、奇襲攻撃を敢行。モーホルトを討ったが、自身も毒の剣で重症を負った。助かる見込みはないと判断されたトリスタンは、他の戦士した仲間と共に「王の葬儀」で川へ葬られた。

映画『トリスタンとイゾルデ』のあらすじ【承】

イゾルデは父から利用されることやモーホルトとの結婚に嫌気がさし、乳母のブラーニャが引き留めるのも聞かず海岸へやって来た。そこで転覆した小舟と共に流れ着いたトリスタンを発見、僅かに息があったため、海辺の隠し小屋で彼の手当てをした。

薬学に精通しているイゾルデはトリスタンへ解毒剤を施し、イギリス人だとは分かったが看病を続ける。目を覚ましたトリスタンに名前を聞かれたが、身分を明かせない彼女は咄嗟に「ブラーニャ」と名乗り、2人は愛を育んだ。乳母のブラーニャは2人の関係を黙認し、ドカナーに悟られないよう隠し通す。

トリスタン達に襲撃されたアイルランドの軍は、幹部3人のみを残し帰還した。腹心モーホルトが「トリスタン」という名の青年に殺されたこと、浜辺でイギリス人の剣が載った小舟が発見されたことを受け、トカナーは「トリスタン」の捜索を開始する。

小舟が発見されたとの一報を受けたブラーニャはイゾルデに忠告、イゾルデは新しい小舟を用意しトリスタンを逃がした。彼に「一緒に来い」と言われるも、別れの時まで自らの身分を明かせなかったイゾルデは「生きるって素晴らしいわ。どうか殺されないで、私を思い出して」と彼を送った。

映画『トリスタンとイゾルデ』のあらすじ【転】

ドカナーは、モーホルトが殺されたことの復讐として、まずはイギリス国内を分断しようと考え武術大会を開催。優勝者への褒美として、娘と土地を与えると公布した。生きて故郷へと戻ったトリスタンは、マークはアイルランドと同盟を結ぶことでイギリス統治がしやすくなると考え、彼の代理で大会に出場、優勝を果たした。

イゾルデは、武術大会で優勝したトリスタンへ「あなたの妻となります」と叫んだが、トリスタンはあくまでも王の代理だったため、イゾルデはマークと望まない結婚をすることになる。

トリスタンとイゾルデはマークや国民の目を盗んで逢瀬を重ねたが、アイルランド側に寝返ったウィクトレッドが彼らの関係に気付いてしまった。それをドナカーへ密告すると、ドナカーはマークを失脚させる好機として作戦を練るのだった。

イゾルデとマークの挙式の最中、トリスタンとイゾルデは抜け出して別れ話をした。そこへウィクトレッドにけしかけられ狩りに出ていたマークやドナカーが現れ、ドナカーは平和条約を破棄、マークはトリスタンを投獄した。

映画『トリスタンとイゾルデ』の結末・ラスト(ネタバレ)

トリスタンを抑えたウィクトレッドは、浮気されるような王に付いては行けないと言い放ち、コーンウォールの兵をアイルランド側へ誘導した。さらに、マークの不遇の甥、メロートを王にしてやるとけしかけ、彼にドア城の秘密通路を案内させた。

ドナカー王の一団が責めてくる中、トリスタンの処遇を思案したマークは、イゾルデに浮気の真相を問い質した。イゾルデはマークに全てを告白し謝罪、真相を知ったマークは2人に小舟を用意し「自由に生きろ」と解放した。しかし、トリスタンはマークへの忠誠を選び、イゾルデだけを舟に乗せドア城を守りに戻った。

メロートから城への抜け道を案内されたウィクトレッドは、用済みになったメロートを殺しアイルランド側に寝返った兵士を城内へ送った。城の内外を責められ絶体絶命に陥ったマークだったが、そこへトリスタンが戻って来た。トリスタンは深手を負いながらもウィクトレッドの首を獲り、マークの軍勢は優勢となった。

瀕死のトリスタンの元へ、川から戻ったイゾルデが駆け寄る。トリスタンは彼女との温かな愛の思い出を回想しながら、彼女の目の前で息絶えた。

伝承によると、その後マークはドナカーに勝利し平和を築いた。トリスタンの亡骸を埋めた地に植えた2本の柳は、互いに絡まり合い解けることはなかったという。

映画『トリスタンとイゾルデ』の感想・評価・レビュー

トリスタンを演じたジェームズ・フランコの色気にノックアウトされること間違いなしの、往年の胸キュンラブストーリー。いつまでもすれ違うままの2人だが、周囲の目を盗んで逢引を重ねるから名残惜しくなるのでは?と下衆な感想を抱いてしまった。

それにしても、マークが善人過ぎて彼の方こそ不憫だ。息子を身ごもっていた妻を殺され、右手も失い、実の息子のように育てたトリスタンには愛情をかけている後妻を取られ、そんな彼らを許し逃がそうとするなんて。なんて健気なんだろうか。(MIHOシネマ編集部)

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