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映画『着信アリFinal』あらすじネタバレ結末と感想

この記事では、映画『着信アリFinal』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『着信アリFinal』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『着信アリFinal』の結末までのストーリー
  • 『着信アリFinal』を見た感想・レビュー
  • 『着信アリFinal』を見た人におすすめの映画5選

映画『着信アリFinal』 作品情報

着信アリFinal

  • 製作年:2006年
  • 上映時間:105分
  • ジャンル:ホラー、恋愛
  • 監督:麻生学
  • キャスト:堀北真希、黒木メイサ、板尾創路、ジャン・グンソク etc

映画『着信アリFinal』 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

[miho21]

映画『着信アリFinal』 あらすじネタバレ(起承転結)

映画『着信アリFinal』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『着信アリFinal』 あらすじ【起・承】

主人公草間えみりは、高校の修学旅行で韓国を訪れることになっていた。しかし、彼女の親友、松田明日香はいじめを苦に自殺未遂をはかり、昏睡状態になっていたため修学旅行を欠席。えみりは明日香がいないことを寂しく思いながらも、手話交流会で親しくなったアン・ジヌという男性と韓国で会えることを楽しみにしていた。

船の航海中、怪談話で盛り上がっている最中に、クラスメイトの楠木の携帯電話にメールが送られてくる。「転送スレバ死ナナイ」というタイトルのメールには、「なんだよ、使えねえなあ」というセリフ、あずさの首つり画像が添付されていた。他にもクラスメイト達の形態には首つり自殺の写真がメールで送られてきており、パム(松田明日香)の時に似てないかという話になるが、よくわからないまま韓国へと船は到着する。

班行動の際、あずさはメールのとおりのセリフを言ったあと、路地裏に引きずり込まれ首を縄で引っ張られることで死亡した。メールの通りだった。

同じような予告メールがほかのクラスメイトにも届き、彼もまたメールの通りに死ぬ。パムの呪いだと騒ぐクラスメイト達。うち一人にまた死の予告メールが届くが、言い争いになった相手に転送すると、相手が死んでしまったのだった。

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映画『着信アリFinal』 結末・ラスト(ネタバレ)

明日香のことを信じたいえみりは、明日香に電話をしたが、ニワトリのたとえ話をされるだけだった。実はえみりがいじめられていたのをかばった明日香が、えみりの代わりにいじめられることになったのである。えみりの話を聞いたジヌは、かつてあった「死の予告電話」の話をえみりに教える。

次々に死んでいくクラスメイト。えみりはジヌと協力して明日香を説得しようとするが、うまく行かない。ジヌのアドバイスで、明日香の使っているパソコンを止めることができれば、死のメールを止められるかもしれないと考え、多くの人の協力を仰ぎ大量のメールを明日香に送る計画を立てる。

明日香は夢うつつに実際自分がクラスメイトを殺していたことにショックを受ける。学校のような不思議な世界にえみりと明日香は飛ばされ、そこでえみりは呪いの根源の美々子に出会う。私で最後にして、とえみりは美々子に懇願し、彼女が差し出す飴を口にふくもうとしたが、その時大量に送られたメールのせいで、明日香のパソコンがクラッシュ、えみりも明日香も現実世界へと戻ることができた。

えみりの携帯に来ていた予告メールがどうなるのか、えみりはわからずにいたが、実はジヌがえみりに内緒で自分の携帯に転送していたのである。予告の午前2時、えみりの目の前でジヌは命を落としたのだった。

映画『着信アリFinal』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『着信アリFinal』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

キャストがいい

ダブルヒロインが堀北真希と黒木メイサというだけでも豪華なのに、チャン・グンソクまで出演しているのだから力の入れ具合がわかる。個人的には、途中のクラスメイト達が死んでいく様子はちょっと演出過多というかやりすぎな感じがしてしまい、怖いというよりは「え、そんな風に死ぬの」という驚きが勝ってしまったのだが、それを除いても主役たちの演技のおかげでずいぶん世界に浸かることができたように思う。

死に方はちょっとやりすぎ

先述のとおり、クラスメイト達が死んでいくさまは、ちょっと演出が過剰過ぎた気がする。例えば突然電線が絡まってくる、首を絞められる、くらいはまだしも、鳩を吐いて死ぬだとか、乾燥機の中でバラバラになる(たぶんバラバラにはならないだろう実際)、とか、挙句の果てには自分の心臓を手に持っている死に方は申し訳ないが笑ってしまった。もっと普通に『着信アリ』の時のようにエレベーターが落ちて死ぬとか、電車に轢かれるといってレベルで十分怖かったのでは、と思う。

まさか感動するとは

ただホラーが好きなので観ていただけだったのだが、ラストには号泣だった。ジヌが実はかつて死の予告電話で恋人を失っていることなどが何か伏線になっているのかとは思っていたけれど、まさかこっそりえみりのメールを自分に転送していたという終わり方をするとは思い至らなかった。最後に、えみりの目の前から去っていくジヌの後姿と、泣き叫びながら閉まってしまったガラスドアを叩くえみりのシーンは泣いて泣いて見ていられなかった。その際のジヌの死に方は、従来の着信アリシリーズならではの演出だったのも高評価の点である。


堀北真希と黒木メイサ、更にチャン・グンソクと言う豪華なキャストが揃った今作。人気シリーズの第3弾ということで多少飽きはありますかチャン・グンソク見たさに鑑賞しました。
日本、台湾と続き今作は韓国が舞台です。ホラーと言うよりもサバイバル的な要素が強く『デスティネーション』シリーズを思い出してしまいました。
大きな驚きや盛り上がりはありませんが、チャン・グンソク目当てで見たのでそれほど後悔はありません。やはりこのシリーズは1作目がとにかく怖いです。(女性 30代)


スマホに届く―未来からの死の知らせがリアルタイムで更新される恐怖が衝撃的でした。まるでSNSのタイムラインのような演出は、現代の視聴者に直結する仕掛け。ヒロインが最後、自ら過去に電話をかけて「私、運命を変えたい」と叫ぶシーンは胸をえぐられるような絶望と希望が混ざり合い、その場にいないはずの存在が“そこにいる”という不気味さが心に残りました。(20代 男性)


携帯電話が日常の延長で“死の予告機”になるというアイデアが秀逸でした。主人公の友人が時間ごとに消えていく中、彼女が“線路に飛び込んだ自分”を映像で見る演出は、まるで呪いが映像を通じて届くようでゾッとしました。都市伝説的怖さとSFホラーの融合が上手く、日本のホラーの進化形として非常に面白い作品でした。(30代 女性)


タイトル通り“Final感”の強い展開でした。最初からスマホに届く死のカウントダウンを追いながら進む構成が手に汗握るサスペンス。真犯人の動機が「呪いを正義だと信じて」だったことに背筋が凍る思い。ラストで主人公が告知の受信を拒む選択をした瞬間、ある種の救いと反発の両方を感じさせる余韻が印象に残りました。(20代 男性)


都市閉塞感と「時間」と「死」のリンクが秀逸で、SNS時代の見えない犠牲を象徴しているようでした。呪いの根源が故障したアプリ更新とわかるあたり、恐怖がテクノロジーの日常性から来ていることがリアル。ヒロインが“着信音”すら拒否する姿に共感しつつ、いつものスマホが脅威に見えてくる演出が怖すぎました。(40代 女性)


過去作よりも展開がドラマチックで、死へのカウントダウンという緊張感がずっと続くのがスリリングでした。誰が最後まで生き延びるのか予想できず、見入ってしまいました。特に、最後に再び電話が鳴るラストは「完全無欠の絶望」そのもの…ただのホラーではなく、スマホありきの社会風刺としても秀逸です。(30代 男性)


若者視点で見やすいテンポの良さと、都市伝説をリアルにする演出力が際立っていました。呪いの発端となった過去の事件が明かされる中、ヒロインが過去の自分と対峙していく流れに、単なるホラー以上のドラマ性を感じました。最後、タップで呪いを振り払おうとする描写は、現代人の“パワーの象徴”にも思えました。(20代 女性)


友情や恋愛、SNSへの依存など、ホラーを通じて現代の人間関係の脆さが浮き彫りにされていて、怖いだけじゃない“痛さ”がありました。呪いのリンケージに“いいね”という表現が使われていたことに、SNS依存への警鐘も感じました。最後は救いがあるのか分からない不穏な終わり方でしたが、「また電話が鳴るかも」という余韻にゾクリ。(40代 男性)


ホラーに恋愛要素と友情要素を混ぜて日常にまで落とし込んであるのがこの作品の魅力。友人が映像に吸い込まれるように消える演出はとにかく衝撃的で、「映像とは裏切るものだ」と言わんばかりに現代の恐怖を体現していました。ラストの“電話の停止”で終わらない怖さが本当に怖い…。一度観たら忘れられません。(30代 女性)


スマホの呪い=リアルな死というコンセプトは、SNS世代には直撃する怖さがあります。自分も通知音を怖がるようになってしまいました。さらに、過去に電話をかけ返すことで呪いが転移する仕組みはよく考えられていて緻密。ホラーのギミックと現代技術の融合が完成していて、怖いけど観て良かったと思える作品でした。(20代 男性)


日常の中にある“もう一つの現実”が見える演出が信じられないほど上手くて、怖さと哀しさが同居していました。スマホという我々の延長に恐怖が忍び寄る構成は秀逸。呪いを永遠に繰り返すシステムが見え隠れしているのも怖く、主人公が“それでも止める”選択に希望を感じました。でも、最後の着信で全てが蒸発する余韻がヤバい…。(50代 女性)

映画『着信アリFinal』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『着信アリFinal』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

リング

この映画を一言で表すと?

“観たら呪われる”という伝説的ホラーが生んだ日本ホラーの金字塔。

どんな話?

呪いのビデオを観た者は1週間後に死ぬ。ジャーナリストの主人公は真相を突き止めるべく調査を進めるが、恐怖の連鎖は次第に彼女自身へと向かっていく。怨霊・貞子の存在が背筋を凍らせる一作。

ここがおすすめ!

Jホラーの原点ともいえる映像表現と、理屈では説明できない恐怖の積み重ねが魅力。『着信アリ』と同様に“視聴=死”の構図があるため、類似性を求める人にもぴったりの作品。

ノロイ

この映画を一言で表すと?

静かに忍び寄る“和製POVホラー”の恐怖体験。

どんな話?

怪奇現象を追うドキュメンタリー作家が、次第に一つの“呪い”へと行き着いていく。フェイクドキュメンタリーの形式でリアルに描かれた恐怖が、観る者の感覚を揺さぶる不気味な一作。

ここがおすすめ!

映像の中でじわじわと展開する異常現象に、“本当にあったのでは?”という錯覚を起こす臨場感が秀逸。『着信アリFinal』同様、日常に潜む呪いがテーマで、じわじわと怖さが迫る。

感染

この映画を一言で表すと?

病院を舞台にした“視覚と心理”に訴えかけるJホラーの異色作。

どんな話?

夜の病院で原因不明の感染症が蔓延し始め、職員たちが次第に錯乱していく。現実と幻想が交錯し、感染源とされる男の謎が恐怖を加速させていくサイコホラー。

ここがおすすめ!

視覚的なグロテスクさだけでなく、心理的な狂気と不条理な展開が『着信アリ』とはまた違った恐怖を演出。ジワジワ系ホラーが好きな人におすすめ。

スマホを落としただけなのに

この映画を一言で表すと?

“スマホ依存”の怖さを描く現代型ミステリーホラー。

どんな話?

スマホを落としたことをきっかけに、主人公の私生活がどんどん侵食されていく。やがて連続殺人事件に巻き込まれていく展開に、観る者は息をのむ。

ここがおすすめ!

スマホが“情報の鍵”と“恐怖の発端”になる点が『着信アリ』とリンク。ホラーというよりスリラーだが、現代社会の不安をリアルに描く優れた作品。

オーディション

この映画を一言で表すと?

最初は静かな恋愛映画、でも後半から地獄が始まる…。

どんな話?

妻を亡くした男が“理想の再婚相手”を探すためオーディションを開催。そこで出会った女性は、美しくも謎に包まれた存在だった。次第に男は、得体の知れない恐怖に呑まれていく。

ここがおすすめ!

観る人の心の油断をつく構成が絶妙で、ラストの衝撃的な展開は一見の価値あり。じわじわとくる恐怖と精神的ショックは、『着信アリFinal』の恐怖とまた違った形で迫る。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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