映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』の概要:今回敵となるのは、ウルトラマンとして生まれながら悪の道に染まったベリアル。そんな強大な敵に立ち向かうべく、各ウルトラマンシリーズの主人公達が一同に会する!ウルトラマンファン必見の一本。
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』の作品情報
上映時間:96分
ジャンル:SF、アクション
監督:坂本浩一
キャスト:南翔太、黒部進、森次晃嗣、小西博之 etc
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』の登場人物(キャスト)
- レイ(南翔太)
- 本作における主人公の一人。ネオバトルナイザーという武器を用い、敵と渡りあう。
- ウルトラマンメビウス(五十嵐隼士)
- ウルトラマンの一人。本作では、レイに協力を仰ぎ行動を共にするという重要な役割を担っている。
- ウルトラセブン(森次晃嗣)
- 長年ウルトラマンとして活躍してきた人物。今回、ベリアルとの戦いの中で命を落としてしまうが・・?
- ベリアル(宮迫博之)
- ウルトラの星に生まれながらも、悪の道に転じた唯一の存在。長年囚われの身であったが、とうとう表舞台に姿を現す。
- ウルトラマンゼロ(宮野真守)
- ウルトラセブンの息子でありながら、若くして既に最強と呼ばれる実力者。父から託された武器を手にベリアルに立ち向かう。
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』のあらすじ【起】
ウルトラマン、それは人類のピンチを幾度も救ってきた正義のヒーローである。ウルトラマンは、普段はM78星雲にある光の国という場所で、その力を磨いていた。光の国は、人工太陽、プラズマスパークによって成り立っている。しかし、ある日、ウルトラの父がその太陽に異変を感じたのである。
実は、彼らの知らないところで恐ろしいことが起きようとしていた。かつて、ウルトラマンでありながら悪の道に落ちた存在がいた。彼の名前は、ウルトラマンベリアル。彼は長年牢獄に入れられていたが、ザラブ星人の手を借りて再び世に解き放たれたのだ。
さらに、ベリアンはザラブ星人が持つ、ギガバトルナイザーを受け取る。それがあれば、100体もの怪獣を操ることができるのだ。長年閉じ込められていたベリアンは、自分を捕らえたウルトラマン達に復讐を誓う。ベリアンは、光の国の核である人工太陽のエネルギーコアを奪ってしまう。太陽を奪われた光の国は、たちまち氷漬けとなる。
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』のあらすじ【承】
そして、ベリアンは自らの力をより強固なものにするために、ギガバトルナイザーを手に、多くの怪獣が眠る怪獣墓場へと向かうのだった。強大なベリアンを倒すことができる唯一の可能性は、ベリアルと同じ血を持つ、怪獣使いのレイだった。ウルトラマン達は、ベリアンを止めるため、レイに協力を仰ぐ。
しかし、ベリアルからの刺客は、すでにウルトラマン達に向かって解き放たれていた。シャプレー星人たちの強襲を受けたメビウスたちはピンチに陥っていた。しかし、仲間のウルトラマン達の助けもあり、なんとか危機を凌いだのだった。
実は、既に死に絶えたと思われていたプラズマスパークだったが、まだ最後の一欠片のパワーが残っていた。仲間が命がけで、ベリアルから守ったのである。そのパワーを受け取ったメビウスは、ベリアルを止めるべく怪獣墓場へと向かった。さらに、急に姿を消したレイを心配した仲間達が、レイの行方を捜していた。レイが怪獣墓場に向かったことを知った彼らも、怪獣墓場へと向かう。こうして、各勢力が一同に会する時がやってきたのだ。
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』のあらすじ【転】
しかし、彼らは一歩遅かった。なんと、ベリアルはギガバトルナイザーの力を用い、既に100体もの怪獣を配下にしてしまったのだ。多勢に無勢、怪獣墓場に到着したウルトラマンやレイ達は、圧倒的に不利な状況だった。しかし、このままベリアルを見逃すわけにもいかない。彼らは覚悟を決めて、ベリアルとの戦いに臨むのだった。
百戦錬磨のウルトラマン達は、怪獣達を次々と打ち倒していく。しかし、やはり数の力には敵わず、とうとうウルトラセブンが倒れてしまったのだ。セブンは、最後に自身の武器であるアイスラッガーをどこかに投げつけたのだった。
そのアイスラッガーが投げられたのは、K76星という場所だった。そこには、一人の若きウルトラマンが自らの力を鍛えていた。そのウルトラマンは、ウルトラゼロ。なんと、ゼロはセブンの実の子供だったのだ。セブンは父の武器を手に、怪獣墓場へと向かった。そして、強大な力をもって怪獣達を打ち倒したのだ。メビウスとの一騎打ちになったゼロは、激しい戦いの末、見事勝利を収めたのだった。
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』の結末・ラスト(ネタバレ)
ベリアルを倒したことで、世界には平和が戻ってきたように思われた。しかし、なんと怪獣墓場にいた怪獣たちが、一斉にベリアルを取り囲み始めたのだ。そして、その怪獣たちは合体。なんと、4000メートルを越す超巨大な怪獣へと変身したのだった。その怪獣の名前はベリュドラと名付けられた。
その巨大なベリュドラに、ウルトラマンたちは立ち向かう。彼らはそれぞれの必殺技をベリュドラに向けて放つが、ベリュドラには効かないのだった。しかし、そんなベリュドラにも弱点があった。元々、何体もの怪獣を無理やり合体させたため、その合体には綻びがあったのだ。その弱点にいち早く気づいたのはレイだった。レイは、自らの攻撃でその弱点をつき、ベリアルから怪獣たちを引き離すことに成功したのだった。
そして、今度こそウルトラマン達は勝利を収めた。光の国にはようやく平和が戻ってきたのである。しかし、父親を失ったゼロの気持ちは重かった。そんなゼロの前に、死んだはずのセブンが現れる。なんと、セブンはこの世に生き返ったのだった。こうして、ゼロの気持ちはようやく晴れるのだった。
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』の感想・評価・レビュー
特撮ドラマシリーズの金字塔、「ウルトラマン」のオリジナル劇場作品。従来の特撮から一新、CGによる演出をメインに用い、これまでのウルトラマンを覆す迫力の映像に注目。
史上初、悪のウルトラマン、べリアルに始まり新ヒーローウルトラマンゼロの活躍が最大の見どころであるが、歴代のウルトラマンたちが総出演や初めて光の国が物語の舞台として登場するなどこれまでのウルトラシリーズを総括し新時代につなげる大作となっている。(男性 20代)
悪のウルトラマン、ベリアルの登場。そしてウルトラセブンの息子、次世代の誕生。あらゆる点で誰も観たことがないウルトラマンシリーズであった。ワクワク感が興味を持続させ、飽きさせない。
圧倒的な強さを誇るベリアルの前にウルトラマンたちは敗北してしまう。とてつもない絶望感が漂うと同時に、後の展開でこのインパクトを超えられるのか心配になる。しかし、それを軽々超える見せ場が用意されていた。絶望の淵から立ち上がるウルトラマンたちのかっこよさに胸を打つ。(男性 20代)
正義の心しか持たないウルトラマン。黒い姿、尖った目、ウルトラマンらしからぬ猫背。設定を覆すウルトラマンベリアルの登場に、当時小学生だった自分は興奮したことを覚えています。そして、偉大過ぎる父を持つ、ゼロの不良具合も新鮮でした。斬新な設定のウルトラマンが2人も登場して、さらに歴代ウルトラマン・怪獣勢揃いで興奮しっぱなしの作品でした。他のウルトラマンとは一線を画すキングの強さにも痺れました。正直彼一人でどうにかできるのでは…とも思えるほど。登場を抑えてくれたおかげで、いろいろなバトルが観れて良かったです(笑)(男性 20代)
子供の頃、男の子たちに交じってウルトラマンティガを見ていた私にとってこの作品は懐かしさを感じさせてくれると同時に、新しいウルトラマンを見せてくれました。
ウルトラマンの敵がウルトラマンという設定にまず驚きましたが、ベリアルのビジュアルはウルトラマンというよりも悪そのもの。歴代のウルトラマンや怪獣たちが登場し、悪を倒すために戦う姿は見応え抜群でした。大人も子供も一緒になって楽しめる作品でしょう。(女性 30代)
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