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映画『海を駆ける』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『海を駆ける』の概要:インドネシアのバンダ・アチェに男が流れ着いた。記憶喪失らしいその男は、日本語に反応したので、NGOから派遣された日本人の貴子に預けられることになる。物言わぬ男の周りでは、次第に不思議なことが起こり始める。

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映画『海を駆ける』の作品情報

海を駆ける

製作年:2018年
上映時間:107分
ジャンル:ファンタジー
監督:深田晃司
キャスト:ディーン・フジオカ、太賀、阿部純子、アディパティ・ドルケン etc

映画『海を駆ける』の登場人物(キャスト)

ラウ(ディーン・フジオカ)
浜に打ち上げられた謎の男。貴子により、ラウ(海)という呼び名をつけられる。不思議な歌を歌うと、弱った魚が息を吹き返したり、亡くなった人の幻影を生み出したりという現象を引き起こす。手のひらから水の玉のようなものを出す、一瞬で瞬間移動するといった超能力的なちからも持っている。寡黙だが、時に様々な言語を話す。
貴子(鶴田真由)
NGOより派遣された日本人。バンダ・アチェの津波被害の復興のためにやってきたが、長期的なケアが必要と判断し、大学生になる息子のタカシと引っ越してきた。夫は別の場所で働いている。
サチコ(阿部純子)
日本からやってきた大学生。父親の遺言を叶えるため、ある場所を探そうとインドネシアにやってきた。現地で知り合ったタカシの友人クリスに恋心を抱く。

映画『海を駆ける』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『海を駆ける』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『海を駆ける』のあらすじ【起】

2004年、インドネシアのバンダ・アチェに津波がやってきて多くの人の命が奪われた。NGOとして支援にやってきた日本人の貴子は、現地の惨憺たる有り様を見て、そこに住み永続的な支援を行うことを決意する。以来、貴子はインドネシア人の夫との子、タカシと共にアチェで暮らしていた。

ある日、浜辺に日本人らしき男が漂流したという知らせが来る。日本人ならば通訳を頼みたいと言われ、貴子は男に会いに行った。診療した医師は、記憶喪失症と診断。男は何もしゃべらなかったが貴子が日本語で話しかけると、反応を示した。そのせいで、記憶が戻るまで男を預かってくれと強引に押し付けられてしまう。

貴子は男の呼び名を考え、インドネシア語で海を表すラウと呼ぶことにする。ラウの身元を調べる貴子。クロダという日本人が宿泊していたコテージの主人を訪ねるが、はっきりとした答えは得られなかった。

時を同じくして、日本からタカシの従姉妹にあたるサチコがインドネシアへとやってきた。

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映画『海を駆ける』のあらすじ【承】

サチコがやってきた目的は、亡くなった父親が残した写真の場所を探し出すことだった。そこは父にとって思い出深い場所で、自分の死後、その場所を見つけて遺灰を撒いてほしいというのが遺言だった。タカシの大学の友人クリスは、その場所を知っているという。だが、案内されたのは写真の場所ではなかった。

ジャーナリスト志望のイルマは貴子に同行し、ラウの身元調査を手伝っていた。方々あたったが、手掛かりはつかめない。帰ろうとした時、倒れている少女を発見する。貴子達は人を呼びに行ったが、残ったイルマにラウは突然、インドネシア語で語りかけてきた。ラウは少女に手をかざす。すると、手から水の玉のようなものが現れた。それを飲んだ少女は、あっという間に回復してしまった。夢のような体験にイルマは驚くが、その光景はビデオカメラにしっかり残っていた。

サチコの歓迎パーティの席で、イルマは貴子の友人のジャーナリスト・レニを紹介される。レニにラウの映像を見せると、分析のために貸してほしいと言われた。戸惑ったがイルマは映像を渡してしまう。

映画『海を駆ける』のあらすじ【転】

サチコが熱を出して倒れてしまった。苦しむサチコのところにラウがやってきて手をかざす。サチコは父親の夢を見た。父は海の近くの古いトーチカから写真を撮っていた。目覚めたサチコはすっかり回復しており、夢で見た場所が目的の場所だと確信する。その話をクリスにすると、アチェの北のサバンにあるという。後日、二人はサバンへ行く約束をした。

身元調査のためジャカルタに赴いたラウ。だが、そこで待っていたのはレニが用意した記者会見だった。レニはイルマの映像を無断使用し、奇跡の男としてラウをマスコミの前に晒したのだ。記者たちは水の玉を見たいと言いだす。しかし、ラウは疲れたと言ってその場を立ち去った。レニが後を追ったがもう姿はどこにもない。次の瞬間、ラウは2000キロ以上離れたアチェに一瞬で戻ってきた。会見をテレビで見ていたサチコとタカシは、あまりの出来事に驚くばかり。

ラウの正体はクロダだとレニは発表していたが、クロダはすでに日本に帰国していた。

映画『海を駆ける』の結末・ラスト(ネタバレ)

サチコは、クリス、タカシ、イルマと共にサバン行きの船に乗り込んだ。ところが、サバンに着くと、アチェに置いてきたはずのラウがいる。驚いたが、なんとなくそれにも慣れてきてしまったサチコ達。

目的のトーチカへとやってきたサチコは、ここが紛れもなく父の写真の場所だと確信を得る。サチコは持ってきた父の遺灰を取り出すと、遺言通り、トーチカの上から海に向かって撒き始めた。

帰り道、子供の葬列を目にする。タカシが現地の人に尋ねると、近くの河で子供が流されて死んだと説明された。と、一人の男がラウを指差し、あの男が子供たちを河に引きずり込んだのだと言いだした。サチコ達は反論するが、そんな彼女たちにラウは、そろそろ帰らないといけない、と言い残すと、海に向かって走り出した。不思議なことに、彼は海中に沈まず、海面を蹴って海を駆けていった。

四人はラウを追いかけていく。ラウのちからなのか、四人も海面を走ることができた。彼らがラウに追いついた時、ラウは飛び跳ね、海中へ。そして、そのまま泡のように姿を消してしまった。同時に、魔法が切れたように四人も海中にドボンと落ちた。海面に浮かび上がってきた四人はラウの名を叫んだが返事はない。不思議な体験をした彼らは、ゆっくりと向きを変え、岸へと向かって泳ぎだした。

映画『海を駆ける』の感想・評価・レビュー

雰囲気は良いが、圧倒的に説明不足。日本とインドネシアの関係性や、インドネシアの歴史、伝承などに詳しくないと十分に楽しめないのかもしれない。確かに、説明しすぎるのは逆に面白みを欠き、陳腐なものになってしまう要因でもあるが、最低限の説明は必要だ。本作で何を一番に描き、伝えたいのかをはっきりさせ、そこだけを丁寧に説明すればよいと思う。本作は伝えたいことが定まっておらず、焦点がぼやけてしまっている印象。役者陣はインドネシア人の役者も含めて、とても良い演技をしているだけに、テーマやメッセージを伝えきれない脚本と演出に少しがっかりしてしまった。(MIHOシネマ編集部)


ファンタジーな世界観と綺麗なインドネシアの風景がものすごく美しい作品でした。ディーン・フジオカ演じるラウはかなり不思議な男です。正体もわからず奇妙な力を使う、そして色々な言語で話すなどかなり現実離れしたキャラクターでした。しかしそれをディーン・フジオカが演じることによって、全く違和感なくすんなりと受け入れることが出来ました。
もうひとつ素晴らしかったのは太賀のインドネシア語です。見た目も現地の人にものすごく溶け込んでいて、ネイティブにしか見えませんでした。(女性 30代)

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