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映画『運命の元カレ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『運命の元カレ』の概要:リストラされたアリーは、雑誌に掲載されたな記事に驚愕する。「20人以上と関係を持った女性は結婚できる確率が下がる」。指を追ってみるとその数19人。焦った彼女は隣人、コリンの手を借りて元カレを手当たり次第探し出し、運命の人はどの人かを見極めることにした。

映画『運命の元カレ』の作品情報

運命の元カレ

製作年:2011年
上映時間:107分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー
監督:マーク・マイロッド
キャスト:アンナ・ファリス、クリス・エヴァンス、アリ・グレイナー、ブライス・ダナー etc

映画『運命の元カレ』の登場人物(キャスト)

アリー・ダーリング(アンナ・ファリス)
マーケティング会社で働いていたがリストラを受ける。帰りの地下鉄の中で読んだ記事「20人以上と関係を持った女性は結婚が遠のく」に焦りを感じ、運命の人を元カレの中から探し出そうと思い付く。
コリン・シェー(クリス・エヴァンス)
アリーが住んでいるアパートメントの隣人。コリンの父親が警察官で自身も人の身辺を調べるのに長けている。アリーはその特技を見込んで、元カレ探しに付き合ってもらおうとお願いする。バンド活動をしている。
デイジー・ダーリング(アリ・グレイノール)
アリーの妹。アリーの元カレの内の1人と結婚する。アリーととても仲が良い。
エイヴァ・ダーリング(ブライス・ダナー)
アリーとデイジーの母親。デイジーの結婚式を楽しみにしている反面、姉、アリーの結婚話がないことが気がかり。アリーの元カレであり、ボストン屈指の不動産王アダムス家の息子、ジェイクと結婚して欲しいと内心思っている。
ジェイク・アダムス(デイヴ・アナブル)
アリーの高校時の元カレ。初体験はジェイクと決めていた。しかし、卒業と同時にジェイクが留学をしてしまい、それっきりとなっている。家はボストンを代表する不動産業を営んでおり、ジェイク自身は財団の事前活動を中心に活動している。

映画『運命の元カレ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『運命の元カレ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『運命の元カレ』のあらすじ【起】

やっと結婚できる相手だと思ったのに。アリーは妹、デイジーへの電話口で愚痴を言った。アリーは昨夜、恋人だと思っていた菜食主義、リックと一夜を過ごした後、彼がデイジーとの結婚式には参列しないと言い出し、関係に終止符を打ったばかりだったのだ。そんなアリーに次は仕事上で災難に見舞われた。彼女だけリストラ勧告を受けたのだ。帰りの地下鉄の車内にて、アリーは雑誌の特集に思わず叫んでしまった。隣の老女が怪訝そうな目でアリーの方を見る。その記事には「女性が生涯に寝る相手の数は平均10.5」と書かれていたのだ。多いわね、と言う老女にアリーは、少なすぎると発狂してしまうのだった。そして、記事には次のように書かれていた。「20人以上と関係を持った女性の96%が未婚」。

帰宅したアリーは身支度を済ませ、実家へと急ぐ。妹のデイジーが結婚するにあたり、婚約パーティーに参加するためであった。親友達と会話に花が咲く中、アリーは例の雑誌記事の話題を持ち出す。自身の経験人数は19人だと打ち明けたアリーに対し、親友の内の1人が、筆者はハーバード大学の教授であることを明かす。アリーは酒の力も借り、次にベッドの上を共にする相手は未来の結婚相手であると、高らかに宣言をした。

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映画『運命の元カレ』のあらすじ【承】

しかし、昨夜の宣言もすぐに撤回される羽目となる。翌日自宅のベッドで目覚めると、そこには婚約パーティーにいた、元上司であるロジャーがいたのだ。顔面蒼白になるアリー。夜を共にし、ロジャーはアリーと付き合う気満々であったが、アリーはその誘いを断ってしまう。するとそこに、隣人であるコリンが飛び込んでくる。コリンもまた、一夜を過ごした女性がなかなか帰ってくれなくて困っていたのだ。アリーはコリンの助け舟によってロジャーを部屋から追い払うことに成功する。隣人の身辺調査が趣味なコリンは、昨夜のアリーの宣言がユーチューブに流れていることを知らせる。アリーはまたも顔面蒼白になるのだった。

アリーはデイジーの元へと向かう。結婚式で出すケーキを一緒に選ぶためであった。そこに偶然元カレのドナルドが現れる。巨体であった身体はスマートになっており、その変貌ぶりにアリーは目を輝かす。それとなく近づき、アリーに気が付いたドナルドは久しぶりの再会を喜ぶ。アリーも挨拶を交わすとそこにドナルドの婚約相手が登場した。科学者であるドナルドの婚約者にアリーも見栄を張って結婚式の下見に来たと嘘を付く。アリーは2人と別れた後、あるアイデアを思い付く。それは、前に付き合った男性がアリー好みに変身しているのではないかという考えだった。アリーは思いつくや否や自宅のパソコンに向かい、早速元カレの調査を行う。しかし、似たり寄ったりな名前が多すぎ、アリーは途中で力尽きてしまう。翌日、アリーは隣人コリンにある相談を持ち掛ける。それは、アリーの元カレの調査を行う代わりにアリーの部屋を女性から逃れる避難場所として提供するものであった。コリンはその提案に乗り、交渉は成立した。

映画『運命の元カレ』のあらすじ【転】

アリーから優先順位が書かれたリストを受け取り、アリーの助手としてコリンの調査は始まった。しかし、物事はそう上手くは行かない。雑誌の20人という数に拘るアリーに対し、
コリンは数なんか拘る必要がない、とアドバイスする。アリーはそのアドバイスを受け流し1人先に帰ってしまう。

アリーはデイジーに呼び出されてレストランに赴いた。デイジーは結婚式に、出て行った父親も呼ぼうと計画していた。しかし、離婚後父親のことを恨んでいる母親、エイヴァに言い出せず、アリーの力を借りようと呼び出したのだ。案の定エイヴァは激怒する。なんとか母親をなだめ、アリーはデイジーにマイアミへ飛ぶと伝えた。マイアミ嫌いでしょ、と言うデイジー。アリーは、近場の元カレが駄目だったので、行くしかないと答え、彼女は飛んだ。

しかし、結果は惨敗。重たい足取りのアリーを最上階にいるコリンが出迎える。ガッカリしているアリーにコリンはグッドニュースを持ち込む。優先順位が高い、現在上院義議員の補佐をしている元カレとコンタクトが取れたというのだ。アリーは早速パンツスーツに着替えて元カレ、トムのいる国会図書館へと向かう。無事に再会にありつけ、いいムードになった矢先、トムは想定外なことを口にする。トムはゲイだったのだ。疲労困憊したアリーが自宅に戻るとコリンが慌てている。目を閉じてと言われ、アリーは目を閉じる。次に目を開けると、そこにはアリーが趣味で作っている粘土細工にスポットライトが当たっている。コリンは電話口のアリーの声に元気がなかったことを気にして、サプライズを計画してくれていたのだ。さらにコリンは自作の歌を披露したり、2人でバスケットの試合をしたり、ふざけて川の中にも呼び込んだ。一気に距離が近くなるアリーとコリン。

映画『運命の元カレ』の結末・ラスト(ネタバレ)

しかし、コリンにはアリーに秘密にしていたことがあった。それは、アリーが最も会いたい人物、ジェイク・アダムスからアリーへの連絡を隠していたのだ。それを知ったアリーは激怒する。君は、周りに合わせようと必死過ぎると言うコリン。それに対しアリーは、自分は軽い関係しか持たないじゃないかと反論する。売り言葉に買い言葉となり、2人の仲は最悪になってしまう。

アリーはジェイクと再会し、夕食を共にする。その写真が週刊誌に載り、アリーの母親は大喜びをする。その喜びが大きく、無事に結婚式にも参列してもらえることとなった。プライベートを一緒に過ごし、アリーとジェイクは距離を縮めて行く。しかし、アリーは悶々としていた。

そして迎えたデイジーの結婚式当日。アパートのドアを出ると、ちょうどコリンも結婚式へと向かう途中であった。アリーは普通に話し掛けようとするもコリンは素っ気なく行ってしまう。アリーは曖昧な笑みを浮かべてその後ろ姿を見送った。デイジーの結婚式にはジェイクも参列していた。エイヴァが2人のゴールインも間近かと見守る中、アリーは素の自分を受け入れてくれるのはコリンしかいないと気付き、会場を後にする。激昂するエイヴァであったが、デイジーが妊娠していると知り、アリーはその隙に車を走らせコリンのいる場所へと向かう。車で探せるだけの結婚式場を回っていると、ある結婚式場で聞き慣れた歌声が聞こえてきた。アリーは突然コリンをステージの上から引っ張り出し、自分の思いを告げた。2人は熱いキスを交わした。翌日アパートのベッドで目覚めると留守番電話が回る。アリーの元カレの1人からの電話で、自分達は一線を越えていないというメッセージであった。その瞬間アリーは嬉しさで叫んだ。晴れてコリンが運命の20人目となった。

映画『運命の元カレ』の感想・評価・レビュー

自分が憧れる男性との結婚を望むか、はたまた自分が素でいられる男性との結婚に踏み出すか。この議題は年齢によって賛否両論あると思うけれど、今現在思うのは、絶対に一緒にいて楽な人がいいということ。コリンは映画冒頭から本質を突いたことを言っていたけれど、焦っているアリーがそれに気付くには時間がかかった。それもわかる。まだ夢を見ていた時は、高学歴で、高収入で、優しくて、と色々妄想を抱いてしまうもの。けれど、本当に大切なことはたったの1つ、素でも受け入れてくれる人、男性も女性もそれに限るのだと改めて感じさせてくれた。(MIHOシネマ編集部)


『キャプテン・アメリカ』のクリス・エヴァンスが出演しているラブコメ作品。「経験人数20人越えの女の96%は一生独身」なんて雑誌のコラムを気にして焦る主人公のアリーが本当にキュートでスタイル抜群。こんな女性が結婚できないわけないでしょうって思ってしまいますが、そこは映画なので。
お隣さんがクリス・エヴァンスって最高の展開ですよね。彼に手伝ってもらって歴代の元カレの中から運命の人を探すストーリー。
なんでもありですが、それがとてもアメリカらしくていいです。日本は色んなことを気にして我慢しすぎなのかなあと思ってしまうくらい。とっても面白い作品でした。(女性 30代)


「経験人数が20人以上の女性は未婚の確立が高くなる」という、バカバカしいとも思えるような雑誌の記事を本気で気にして振り回されるアリー。冒頭シーンの彼氏よりも早く起きて身なりを整えて、またベッドに戻るところは健気で可愛いらしかったです。アリーに問題があるというよりは、男運が悪いだけの様な気がしますが、ラストはちゃんと自分を理解してくれる男性と結ばれて良かったです。やっぱり結婚する人は、自分が自然体で過ごせる相手が一番だと改めて感じました。クリス・プラットが出ていてビックリ!「ジュラシック・ワールド」ではワイルドでカッコ良いクリスだったのですが、ぽっちゃりのクリスも可愛かったです。(女性 30代)

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