映画『宇宙からの脱出』の概要:1969年公開のハリウッド映画。宇宙から帰れなくなったアポロ宇宙船を題材に、宇宙飛行士たちと地上スタッフの奮闘を描く。グレゴリー・ペックやジーン・ハックマンら豪華俳優陣が競演。
映画『宇宙からの脱出』の作品情報
上映時間:128分
ジャンル:SF、ヒューマンドラマ
監督:ジョン・スタージェス
キャスト:グレゴリー・ペック、リチャード・クレンナ、デヴィッド・ジャンセン、ジーン・ハックマン etc
映画『宇宙からの脱出』をフルで無料視聴できる動画配信一覧
U-NEXT | × |
---|---|
Hulu | × |
Amazonビデオ | × |
dTV | × |
TELASA | × |
TSUTAYA DISCAS | × |
ビデオマーケット | × |
Netflix | × |
※動画の配信情報は2022年5月時点のものです。配信状況により無料ではない場合があります。最新の配信状況は各動画配信サービス(VOD)の公式サイトでご確認ください。
映画『宇宙からの脱出』の登場人物(キャスト)
- チャールズ・キース(グレゴリー・ペック)
- NASA地上スタッフの責任者。帰還不能となった宇宙船「アイアンマン」の乗組員を救うため、地上で奮闘する。現実主義者で、最初は救出作戦に否定的だった。
- ジム・プルエット(リチャード・クレンナ)
- 帰還不能となった宇宙船「アイアンマン」の船長。経験豊富だが、長期間の宇宙生活によってミスをしやすい状態となっている。なんとか自力で宇宙船を修理できないかという気持ちが強い。
- バス・ロイド(ジーン・ハックマン)
- アイアンマンに乗っている宇宙飛行士。情熱的な性格。アイアンマンが帰還不能となったとわかってからは、その性格に拍車がかかり、気分の上下が激しくなっている。
- クレイトン・ストーン(ジェームズ・フランシスカス)
- アイアンマンに乗っている宇宙飛行士。3人のクルーの中で一番冷静で、最後まで落ち着いて行動する。
- テッド・ドハティ(デヴィッド・ジャンセン)
- NASAの宇宙飛行士。今回のアイアンマン打ち上げでは地上に待機している。アイアンマンのクルー救出のため、暴風雨の中、新型の救出ロケットに乗り込むこととなる。
映画『宇宙からの脱出』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『宇宙からの脱出』のあらすじ【起】
舞台はアポロ計画の実行中で、宇宙進出への機運が最高潮となっている時代のアメリカ。ヒューストンにあるNASAの基地から、宇宙船「アイアンマン」が打ち上げられる。乗組員はプルエット船長、ロイド、ストーンの宇宙飛行士3名だ。アイアンマンは無事大気圏外へ打ち上げられ、宇宙ステーションサターンとドッキング。3人は惑星間飛行の訓練のため、サターンで7ヶ月間過ごすことになっていた。しかし5か月経過した時点で、地上スタッフによるドクターストップがかかる。乗組員たちは無重力状態での生活で体力的にも精神的にも限界だったのだ。疲労によるミスも多発し、すでにいくつかの機器を故障させてしまっていた。NASAは3人の帰還を決定する。
プルエットたち3人はアイアンマンに乗り込み、地球に帰還するため自動逆噴射の操作をする。しかしいくら待っても、地上スタッフのもとにアイアンマンから「自動逆噴射完了」の連絡が来ない。何らかの機械に不具合が起き、自動逆噴射ができなくなっていたのだ。ミスによって壊れた機器の1つが原因と考えられた。アイアンマンが帰還できなくなっているとわかり、ヒューストンは騒然とする。
映画『宇宙からの脱出』のあらすじ【承】
地上の幹部スタッフの間ですぐさま会議が開かれた。新型の救出ロケットで3人を救出に向かう案なども出されたが、現実主義の責任者・キースは成功率が低いと却下してしまう。しかしアイアンマンの帰還不能を知った国民たちは乗組員の救助を望んでいた。国民の意向をくみ取った大統領令により、救出作戦が決行されることとなる。
乗組員たちは自力でアイアンマンを修理したいと願い出るが、船外に出るのは酸素を多く使うため、キースたちに却下されてしまった。救出ロケットには経験豊富なドハティ大佐が乗り込むことになった。救出ロケットを4人乗りに改造し打ち上げられる状態にするまでに、どれだけ急いでも40時間かかる。しかしアイアンマン内に残された酸素は、3人分であと36時間しか持たない。しかも、打ち上げ時刻ごろに、ハリケーンがヒューストンを通過する予報になっていた。
NASAは乗組員たちの妻を呼び、交信させる。しかしロイドは妻との交信中、自分がミスをしたせいだと言って興奮してしまう。
映画『宇宙からの脱出』のあらすじ【転】
暴風雨の中、ドハティが救出ロケットに乗り込んだ。しかし風は強まる一方で、打ち上げ直前、キースはやむなく打ち上げを中止する。マスコミは打ち上げ中止の一報を聞き、宇宙計画自体の是非を問い始める。乗組員たちは絶望し、自分たちが死んでも宇宙計画を続行してほしいというメッセージと共に通信が途絶えた。事態は絶望的だと思われた。しかしキースは、もうすぐ打ち上げ場所にハリケーンの目が通過することを知り、目の中なら暴風雨も一時的に止むのではと思いつく。その読みは見事当たり、暴風雨がやんだ一瞬のすきをついて、救出ロケットは無事発射された。
キースは乗組員たちに打ち上げ成功を伝えるが、3人では酸素がもたない。プルエットは「1人死ねば酸素がもつかもしれない」と提案するが、他の2人に止められる。それでも何とかしたいプルエットは、アイアンマンの修理をしようと1人船外に出てしまった。しかし宇宙服が破れ、酸素を吸い出されたプルエットは亡くなってしまう。
映画『宇宙からの脱出』の結末・ラスト(ネタバレ)
ストーンとロイド2名となったアイアンマンに、救出ロケットが近づいてきていた。ソ連もアイアンマン救出のため宇宙船を派遣してくれていた。しかし船内の酸素は残り少ない。ロイドが先に限界となり、ストーンは自分の宇宙服の酸素をロイドに分ける。ストーンも酸素不足で意識がもうろうとしてきた。そこへソ連の宇宙船がアイアンマンのところまでやってきた。ストーンとロイドは船の外に出るが、ソ連の宇宙飛行士がロイドを捕まえそこない、ロイドが宇宙空間に漂っていってしまう。
救出ロケットも到着し、ドハティは宇宙に漂うロイドを発見する。ドハティが単身ロイドを助けに行き、無事ロイドは救出ロケットに載せられた。一方ストーンは、再びアイアンマンの船内で息も絶え絶えになっていた。ソ連の宇宙船がアイアンマンにドッキング、ソ連の宇宙飛行士とドハティがストーンに酸素を供給する。ストーンも無事意識を取り戻した。
2人の救出成功の報告を聞き、ヒューストンは喜びに沸く。救出ロケットはドハティ、ストーン、ロイドの3人を乗せて地球へ向かうのだった。
映画『宇宙からの脱出』の感想・評価・レビュー
宇宙を舞台にした映画になっているが、最近のSF映画よりもこの時代の映画のほうがなんだかリアルなんじゃないかと思った。
この映画の公開後同じような事件がアポロ13号で起こってしまったというのが偶然ではあるが観終わった後なんだかドキっとしてしまった。
洋画の邦題によくあることなのだが日本の題名にするとびっくりする程ださくなってしまうのはどうしてなのか分からないが今回も邦題はおかしな題名だと思った。(女性 20代)
私が宇宙映画に期待することは「臨場感」と「緊張感」です。実際に体験することができない「宇宙」という世界をどれだけリアルに感じ、未知の世界という「恐怖」を体感することが出来るかを重視しています。
この作品はまさに私の理想的な作品でした。CG技術なども未熟だったこの時代の宇宙は今見るととても安っぽく見えてしまいますが、それがまたいいんです。
宇宙から帰れなくなってしまうという設定にハラハラドキドキでき、ストーリーもかなり緊張感のあるものでした。とても面白かったです。(女性 30代)
みんなの感想・レビュー