映画『ウィドウ怪物の森』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ウィドウ怪物の森』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『ウィドウ怪物の森』の作品情報
映画『ウィドウ怪物の森』の登場人物（キャスト）
映画『ウィドウ怪物の森』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『ウィドウ怪物の森』の感想・評価・レビュー
映画『ウィドウ怪物の森』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

映画『ウィドウ怪物の森』の作品情報

出典：https://video.unext.jp/title/SID0062809

製作年	2020年
上映時間	86分
ジャンル	ホラー
監督	イヴァン・ミニン
キャスト	ビクトリア・ポテミナアナスタシア・グリボワマルガリータ・ビチコワイリヤ・アガポフ
製作国	ロシア

映画『ウィドウ怪物の森』の登場人物（キャスト）

ビクトリア（ヴィクトリヤ・ポテミナ）: ロシアのレニングラード州で活動する救助隊の、新人女性。森での訓練中に少年が行方不明になったという連絡を受け、救助隊メンバーと共に捜索に向かう。
クリスティーナ（アナスタシヤ・グリボヴァ）: ビクトリアが所属する救助隊の訓練を取材していた、女性リポーター。少年の捜索を始めた救助隊にも同行することになる。
アンドレイ（コンスタンティン・ネステルコ）: ビクトリアの所属する救助隊のリーダー。行方不明の少年を捜索中に、全裸で気を失っている女性を見つけ、病院に運ぶよう指示をする。
ゾーヤ（マルガリータ・ビチコヴァ）: 行方不明の少年を捜索していた救助隊が森の中で発見した、老齢の女性。全裸で、木々の間に挟まれるようにして気を失っていた。

映画『ウィドウ怪物の森』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）

映画『ウィドウ怪物の森』のストーリー（あらすじ）を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ウィドウ怪物の森』のあらすじ【起】

ロシアのレニングラード州にある、深い森の中で。地元の人命救助隊がダミー人形などを使って救助訓練を行い、その様子を女性リポーターのクリスティーナが取材していた。この森では毎年300人以上の行方不明者が出ており、次に何か起きた時のための訓練だった。

そこで救助隊に、近くの森で行方不明者が出たという連絡が入る。リーダーのアンドレイを始め、アレクセイ、イリヤ、そして新人の若い女性・ビクトリアという4人の救助隊メンバーたちは、クリスティーナと共に14歳の少年・ニキータが消息を絶ったという地点へと移動する。

アンドレイは、近くにあった沼地を起点にして、二手に分かれて少年を探すよう指示を出す。そしてアレクセイと一緒に森の中を捜索していたビクトリアは、木々の間に挟まれるようにして気を失っていた、全裸の老女を発見する。

救助隊には、最初に発見した遭難者をまず病院へ送り届けるという決まりがあり、アンドレイはとりあえずニキータの捜索は中断し、老女を病院へ運ぶことにする。やがて老女は目を覚まし、自分の名前をゾーヤだと名乗る。

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映画『ウィドウ怪物の森』のあらすじ【承】

救助隊はゾーヤをバンに乗せて森から出ようとするが、道の途中に木々が倒れていて、行く手を塞がれてしまう。そこでイリヤが地図を見て、高速道路へ抜ける横道があるのでそちらへ進もうと提案する。

しかし細い横道を走るうちに、一向は道に迷ってしまう。辺りには、人の背丈ほどに積み上げた干し草の山が幾つもあり、救助隊の面々が異様な雰囲気に包まれる中、ゾーヤは「誰もこの森から出られない」と語り出す。

第二次大戦前、森の近くにあった小さな村で、ソフィアという若い女性が夫を殺害するという事件が起きた。村の人々は女性を責め、全裸にして足の骨を折った上で、森の中に掘った穴に生き埋めにした。それ以来森の中で、折れ曲がった足で歩く女性の姿を見る者が次々に現れ、村人たちは亡霊のようなその女性を「未亡人」と呼んで恐れたという。

未亡人は森に入った村人を捕まえ、全裸にされた自分が着るために衣服をはぎ取り、そのまま森に閉じこめるのだとゾーヤは語る。不気味な話にゾッとしながらも、アンドレイは現実的に森を出る方法を模索する。

映画『ウィドウ怪物の森』のあらすじ【転】

そこでアレクセイが飼っている捜索犬が、何かを見つけたように吠え始め、森の中に走り去ってしまう。アレクセイはイリヤとクリスティーナを連れ、犬を探し始める。ビクトリアはゾーヤの看護をするために車に残っていたが、探しに行ったはずの犬が森の中から出て来る。

車のエンジンの調子を見ていたアンドレイは、一度犬と共に森の中に入ったあと、再び車の元へと戻って来る。しかし犬はなぜか凶暴になっており、アンドレイも明らかに様子がおかしく、アレクセイたちが戻っていないのに車を発進させてしまう。

どうしたのかと呼びかけてもアンドレイは答えず、ビクトリアはたまらず車から飛び降りる。そして車はそのままスピードを緩めず、沼へと転落する。車は水没し、ビクトリアが激しく動揺していると、森へと歩き始めるアンドレイの後ろ姿を見かける。

ビクトリアがアンドレイの後を追うと、アンドレイは森の中に建てられた小さな小屋に入っていく。そしてビクトリアは、自分に背を向けたままのアンドレイが、自分と同じ動きをしていることに気付く。

映画『ウィドウ怪物の森』の結末・ラスト（ネタバレ）

ビクトリアは小屋の中で、古い新聞記事を見つける。それを読んだビクトリアは、ゾーヤ自身が自分で語っていた亡霊の「未亡人」ではないかと疑いを持つ。そして思い切ってアンドレイに声をかけたビクトリアは、振りむいたアンドレイの顔が影のように真っ黒なのを見て、そのまま気を失う。

目を覚ましたビクトリアは、詰まれた干し草の前で祈るゾーヤを見つけ、信号弾を撃つ銃を向ける。するとゾーヤは、「誰かをいけにえに捧げなければ。私はもう限界」と言って、自分に向けられた銃の引き金を引き、信号弾を受けて死亡する。

そこにアレクセイたちが戻って来て、ビクトリアがゾーヤを殺したのだと思い、ビクトリアを拘束する。しかしアレクセイは、木のつるによって体を持ち上げられ、折れた枝に突き刺されて死亡する。そしてイリヤも、地中に体を引きずり込まれて姿を消す。

その後クリスティーナ1人だけが、別の救助隊によって保護される。そしてビクトリアは森の中の小屋に残り、詰まれた干し草に向かって必死に祈りを捧げるのだった。

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