海外ドラマ『Veep/ヴィープ シーズン2』の概要:アメリカ合衆国副大統領を務めるセリーヌは日々問題を抱え、解決しては次の問題を迎え入れてしまうという多忙な日々を過ごしていた。彼女の身辺を固める部下達もまたそれぞれに問題を抱えていて、それらがセリーヌに重たくのしかかることもしばしば。政治ドラマとは思えないほど時には不謹慎とも言えるジョークの数々を発言する登場人物達が巻き起こすドタバタコメディー。
海外ドラマ『Veep/ヴィープ シーズン2』の作品情報
話数:全10話
ジャンル:コメディ
海外ドラマ『Veep/ヴィープ シーズン2』の登場人物(キャスト)
- セリーヌ・マイヤー(ジュリア・ルイス=ドレイファス)
- アメリカ合衆国副大統領。多忙な日々を過ごす彼女には国際問題から家庭問題まで様々なトラブルが次々と訪れる。時には失言などもしてしまうお騒がせな政治家。
- トニー・ヘイル(ゲイリー・ウォルシュ)
- セリーヌの右腕的存在だが、常にセリーヌから怒鳴られたりいびられたりしてしまう。
- エイミー・ブラッカイマー(アンナ・クラムスキー)
- セリーヌの首席補佐官。家族との問題を抱えており、入院している父親と仕事を行ったり来たりする生活を送る。
- ダン・エイガン(リード・スコット)
- セリーヌの次席補佐官。エイミーと恋仲になったことがある過去を持つ。
- ケント・デイビソン(ギャリー・コール)
- やり手の戦略官だが、セリーヌとは意見の違いから大きな確執を持つ。
海外ドラマ『Veep/ヴィープ シーズン2』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
第1話 中間
セリーヌ(ジュリア・ルイス=ドレイファス)はノースダコタ州でオハイオ州の知事候補の演説の応援に訪れていた。演説は大成功に終わるが、彼女の周りは選挙関連の話し合いで忙しくしていた。しかしワシントンD.C.の副大統領執務室では彼女の元に彼女側の陣営に身を置く候補者の落選の知らせが次々と届いていた。同じくホワイトハウスの大統領の事務官たちも落選者の知らせに頭を悩ませていた。そこでやり手であるケント・デイビソン(ギャリー・コール)という男に選挙戦略の役割が与えられる。セリーヌとは過去の選挙で苦い関係を持つ戦略官であったが、すでに仕事を始めているということだった。その噂は事務官たちの間でも広がっていた。
ケントの元をセリーヌの元を訪れると、彼女は彼がセリーヌの能力を十分に発揮できないと言及すると彼をチームから外す旨を伝えるが、彼は彼女の意向に沿わない意思を明らかにする。彼らの間には未だに大きな確執が存在していた。
ケントを攻略しないと彼女自身の飛躍は見込めないと確信していた彼女はケントを追い出す作戦を立てていたが、そこに議員選の敗北の知らせが入る。ホワイトハウスでは失業の覚悟を決めるものとセリーヌに力添えするものとで二分化していた。さらに大統領の意向で彼女の作業はさらに増えるばかりで、徹夜の末に朝の情報番組のインタビューも決まってしまっていた。インタビューの中で彼女ははっきりと喋れないほど疲弊した様子を見せていた。
第2話 合図
セリーヌは元夫と電話で家族と過ごすサンクスギビングについて口論していた。場所は変わり、彼女はケントの元へ訪れ人質奪還のための軍事対策会議について話し合っていた。いますぐに何かアクションを起こす必要があると考える彼女と国民の意見を待ち、それを組み込んだ対策を取るべきだと考えるケントは未だに対立しているように見える。
そこに娘のキャサリン(サラ・サザーランド)のブログの問題まで浮上し、多忙を極めるセリーヌにさらに追い討ちをかけるのであった。彼女はブログでイスラエルを非難する内容の映画批判をしたのだ。中東問題は政権にとっても大打撃になるとして、ケントは娘に即刻に全面的な謝罪をさせるように進言するが、セリーヌは聞く耳を持たない。自分で説得できると言い切る彼女ではあったが、電話での説得には失敗してしまう。
副大統領執務室ではケントが新しい問題を発見していた。ポーク祭りに訪れていたセリーヌのインタビューの背景に豚の丸焼きが写っているというのだ。中東問題を抱え、その弁明の際にイスラム教で神聖な生き物を丸焼きにしている描写があっては元も子もないというのだ。なんとか豚を隠すことで一大事には至らなかったが、彼女にはまだキャサリンの説得が残っていた。
セリーヌはキャサリンをヘリで呼び出すと、電話ではなく直接説得を試みていた。最終的には母親の意地を見せ、キャサリンの謝罪声明の約束を取り付けることに成功したのだった。
第3話 人質
副大統領執務室では現在人質に取られている若者たちのニュースを見ていたが、まるで他人事のような態度であった。またホワイトハウスの西棟ではケントが軍事的な現状がどのような政治影響をセリーヌに与えるかを考察していた。彼の結論は正確なタイミングを測り行動に出ることであり、未だにセリーヌの意見とは正反対のものであった。
セリーにはアメリカの軍事基地訪問で海兵隊の訓練の様子を見学していた。その後の演説では彼女のスピーチの内容が彼女の部下のスピーチと重複してしまったことがマスコミ等でワシントンでは話題になってしまっていた。”鮮烈”という単語を使った彼らのスピーチは、人質奪還の計画に強引で強烈なイメージを与えてしまったのだ。
そこに人質奪還作戦の日程が決まり、彼女は部下にその日のスケジュールが全て動かせるものかどうか確認すると、その日程で最終決定を下す。しかし議員の就任式の予定が入っていたのだった。予定のダブルブッキングをしてしまった部下に激しく激情するが、予定の日が訪れてしまう。
セリーヌは就任式を早めに切り上げると、奪還作戦のモニタリングに参加する。そこでアメリカ海兵隊は奪還作戦を成功させるが、兵士の一人が足を失う重傷を負ったことに彼女はひどく傷心する。お祝いムードが立ち込める執務室の中で彼女の表情は重たかった。
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