海外ドラマ『Veep/ヴィープ シーズン1』の概要:アメリカ合衆国副大統領に就任したセリーナは日々彼女の周りで起こる問題の対処に奮闘していた。個性の強い彼女の周りを固めるのももちろん個性の強い人間ばかりで、政治の現場だとは到底信じがたいほど汚く不謹慎な冗談が飛び交うオフィスである。そんな彼女のチームが起こしてしまう問題を副大統領として対処していくドタバタコメディー。
海外ドラマ『Veep/ヴィープ シーズン1』の作品情報
話数:全8話
ジャンル:コメディ
海外ドラマ『Veep/ヴィープ シーズン1』の登場人物(キャスト)
- セリーヌ・マイヤー(ジュリア・ルイス=ドレイファス)
- アメリカ合衆国副大統領。彼女の進めるクリーン委員会には多くの問題や修正点が見受けられるが、彼女の信念のために日々奮闘する。
- トニー・ヘイル(ゲイリー・ウォルシュ)
- 少し間抜けな印象のセリーヌの右腕的存在。
- エイミー・ブラッカイマー(アンナ・クラムスキー)
- 一見やり手に見えるセリーヌの首席補佐官だが、彼女も仕事のミスを多発する面もあり、セリーヌを激昂させることもある。
- ダン・エイガン(リード・スコット)
- 次席補佐官でありながら、やり手の策士である。しかし彼の汚いやり口に意を唱える人間も中にはいる。
海外ドラマ『Veep/ヴィープ シーズン1』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
第1話 苦しい言い訳
アメリカはワシントンD.C.で副大統領であるセリーナ(ジュリア・ルイス=ドレイファス)は多数の政界のVIPが名を連ねるパーティーに訪れていたが、予想に反した会場には3人しか関係者が訪れていなかった。彼女が進めるコーンスターチ製の食器の使用がプラスチック業界とつながりの強い人間を怒らせてしまったのだった。プラスチック業界につながりの強い議員に適切なポジションを与えることで話を丸く収めようと試みるが、プラスチック業界を敵に回すことは原料である石油業界をも敵に回すとして、彼女が思ったよりも問題は深いようだった。
さらに大統領から今夜の資金集めのためのパーティーに出席するように要請を受けることになる。環境関係の問題で忙しいために断りたいところではあったが、アメリカ合衆国大統領直々の要請となると、いくら副大統領であっても断ることはできなかった。
パーティーでは彼女の側近たちからのアドバイスや情報を高速で処理しながら相手の会話に話を合わせる形で忙しいパーティーを過ごしていた。パーティーでのスピーチでは午前に受けた環境問題を考慮し、ホワイトハウスからコーンスターチと原油はNGワードだと通達を受ける。スピーチの原稿は大きく変更されてしまう。結果として未完成な原稿を持って挑んだスピーチは障害者をアホ呼ばわりする失言とともに失敗に終わってしまい、また新しい問題を生み出してしまったのだ。
翌日には昨夜のスピーチが原因でオフィスは騒がしくなっていた。それに加え新聞ではセリーヌの失言問題について報道されてしまっていた。彼女のオフィスでは障害者団体の代表が訪れて謝罪で手がいっぱいいっぱいになっている頃にもまた違う問題が浮上してしまう有様であった。
第2話 ウィルスアタック
彼女が進めるクリーン委員会にホワイトハウスから朗報が舞い降りた。クリーン事業に正式なゴーサインが出たのだ。環境問題を重視する彼女にとっては、外国の石油事情や環境を汚染する企業などに制裁を加えられるチャンス。それを喜ぶ彼女に、予期しなかった2時間の自由時間ができる。そこに新入りのダン(リード・スコット)という男がジェラートの店へ向かって一般人と触れ合うべきだと進言すると、彼女はダンのアイディアを気にいる。そんな動きを見て彼女の周りの人間の中に確執が確実に生まれるのだった。
クリーン委員会の法案の承諾を受けるために上院議員との会議に出席をしていたセリーヌだったが、法案を通すためには石油業界の人間を委員会から遠ざけることを条件に加えられた。石油業界の人間を加えたいと望んでいた彼女にとっては喜べない事態となったが、さらにクリーン事業の計画を大統領に乗っ取られてしまう可能性まで出てきたのである。
そこに大統領の心臓発作が起きてしまい、セリーナが世界の最高責任者になってしまう。彼女もそのつもりで代役を大喜びで買って出るが、ヨーグルト屋を待たせてしまい、そこに居合わせた記者にも最悪の印象を与えてしまう。
大統領の容態が戻り、遅刻しつつもイメージ回復のためにヨーグルト屋に向かった彼女だったが、突如胃腸炎の症状に襲われてしまうのだった。
第3話 女の闘い
セリーナがオフィスに戻ると、オフィスはお祝いムードでフルーツの盛り合わせなどが並べられていた。この日は彼女のD.C.でのキャリア20周年を迎えていたのだった。そんな中、彼女は二つの大きな問題を抱えていた。まず一つ目は大統領夫人との不仲説。今夜行われる20周年記念パーティーで避けては通れない問題であった。二つ目の問題は石油業界の人間を彼女の進めるクリーン委員会にどのように加えるか出会った。戦略としては石油関係者ではなく”元”石油関係者を加える方向で方針を固めていた。
一つ目の問題はなんとか解決しそうな兆しが見えてきたが、二つ目の石油関係者の問題はさらに三つに分裂してしまうことになる。一つ目は、候補にしていたチャック(エディー・ジョーンズ)という人物は石油の関係者なので条件違反だとドイル上院議員に判断されてしまったこと。二つ目は、チャックは石油業界への繋がりが極端に薄く、石油業界の怒りを買うことになる問題。三つ目は、チャックへのオファーをすでに本人に伝えてしまったのであった。
オフィスに戻り、問題の解決策を探っていた。そんな折、ドイル議員がその他の政治状況を考慮した末にチャックを委員会に加えて欲しいと直談判してきたのである。常に問題を抱えていたセリーナに初めて希望が見えた瞬間であった。
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