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映画『パパはわるものチャンピオン』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『パパはわるものチャンピオン』の概要:かつてはプロレス界のエースだった大村孝志は、足の怪我が原因で今はヒールレスラーのゴキブリマスクとなっていた。ゴキブリマスクは卑怯な手ばかりを使う悪者だったが、ある時、息子の祥太にその姿を見られてしまう。

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映画『パパはわるものチャンピオン』の作品情報

パパはわるものチャンピオン

製作年:2018年
上映時間:111分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:藤村享平
キャスト:棚橋弘至、木村佳乃、寺田心、仲里依紗 etc

映画『パパはわるものチャンピオン』の登場人物(キャスト)

大村孝志 / ゴキブリマスク(棚橋弘至)
伝説の技スカイ・ハイを繰り出すプロレス界のエースだったが、足の怪我で前線から退き、ヒールレスラーのゴキブリマスクとなった。相棒のギンバエマスクとルール無用のやりたい放題を繰り広げ、観客はその悪役ぶりを楽しんでいる。
祥太(寺田心)
孝志の息子。小学三年生。パパのしている仕事を知らなかったが、わるものレスラーのゴキブリマスクだと知ってショックを受ける。
詩織(木村佳乃)
孝志の妻で祥太の母親。好きなことを続ける孝志を応援し、祥太には孝志の仕事について優しく教えていく良き理解者。
ドラゴン・ジョージ(オカダ・カズチカ)
プロレス界の頂点に君臨するレスラー。Z-1トーナメントでも連勝し続ける人気、実力ともに最強の男。
ミチコ(仲里依紗)
小さな出版社に勤める編集者。大のプロレスファンで、ゴキブリマスクと特集記事を書く。

映画『パパはわるものチャンピオン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『パパはわるものチャンピオン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『パパはわるものチャンピオン』のあらすじ【起】

プロレスラーの大村孝志は、これからのプロレス界を背負って立つ有望なレスラーだった。だが、足の怪我が原因でエースの座から退いてしまう。それから10年後、孝志は理髪店を経営する妻・詩織と小学三年になる息子・祥太の三人で暮らしていた。

祥太は孝志が大好きで、その大きな体に憧れを持っていた。一緒に銭湯に行くと、二人は鏡に向かってかっこいいポーズをとって遊んだ。祥太には知らないことがあった。それは、パパの孝志がどんな仕事をしているのかということだ。

孝志の仕事が知りたくなった祥太は、こっそりと車に忍び込んでパパの後をつけていった。すると、体格のいい男たちのいる建物に入っていくのを目撃する。怖そうな男たちばかりを目にした祥太は、孝志がマフィアのような悪い仕事をしているのではないかと怯えるが、彼らはレスラーで、辿り着いた場所はプロレス会場だった。

祥太は会場で親と来ていた同級生の美少女マナと遭遇する。彼女は人気絶頂のレスラー、ドラゴン・ジョージの大ファンだった。マナと一緒にプロレスを観戦した祥太は、ゴキブリマスクという名の覆面レスラーを目にする。ルール無視の卑怯な手を使うゴキブリマスクに祥太は嫌悪感を募らせていくが、ゴキブリマスクがポーズをとった時に戦慄が走った。そのポーズは銭湯で孝志ととったポーズだったのだ。

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映画『パパはわるものチャンピオン』のあらすじ【承】

卑怯なゴキブリマスクの正体がパパだと気がついた祥太。孝志も祥太が見ていることに気がつく。ショックを受けた祥太は会場から走り去ってしまった。試合後、孝志は祥太を追いかけたが、わるもののパパなんて大嫌いだと言われてしまう。

真実を知った祥太は以前と同じような態度を取れず、孝志を無視して学校へ。友達からパパの仕事を聞かれた祥太は、思わずプロレスラーだと答えてしまう。マナが父親はドラゴン・ジョージだと勘違いしたせいで引っ込みがつかなくなり、祥太は真実を話す機会を失ってしまった。

プロレス界の頂点を決める闘いZ-1が開催されようとしていた。期待の新人が怪我をしたことから孝志にチャンスが舞い込んだ。ゴキブリマスクとしてZ-1へ出場することが決定したのである。

祥太はひょんなことから雑誌編集者のミチコと知り合った。ミチコはプロレスの大ファンで、祥太から父親のゴキブリマスクがZ-1に出場することを知らされると、大興奮で記事を書き始めた。

マナや友達と観戦に来た祥太だったが、本当のことは未だに言えていなかった。強敵ハーディとゴキブリマスクが対戦したが、窮地に立つゴキブリマスクの姿に思わず応援してしまう。試合はゴキブリマスクが勝利したが、勝ってもブーイングの嵐が起こる会場の様子に、祥太は複雑な表情を浮かべる。

孝志の足は無理をしたせいで痛み、このままトーナメントを続けたら選手生命に係わるほどだった。だが、孝志は今回のZ-1に全てを賭ける覚悟をしていた。そんな時、詩織は祥太が学校でパパはドラゴン・ジョージだと言っていることを耳にする。孝志は祥太と話をしようとするが、祥太は聞く耳を持たず、悪者をやめてほしい、あんなパパはかっこ悪いと言って部屋に引きこもってしまった。

学校で将来の夢を絵に描く課題が出るが、祥太は本当のことを描けず、サラリーマンになりたいと描いてしまう。それが元で本当にドラゴン・ジョージがパパなのか疑われ始めた祥太。マナから次の試合も一緒に行こうと誘われるが、表情は暗くなる一方だった。

映画『パパはわるものチャンピオン』のあらすじ【転】

スイートゴリラ丸山と対決したゴキブリマスク。だが、今日はいつもと違っていた。エースに戻ることを決意した孝志は、卑怯な手を一切使うことをやめることにしていた。相棒のギンバエマスクが助っ人に入っても動こうとせず、遂にはリング上でマスクを脱ぎ捨て、正体を晒してしまう。

素顔を晒した孝志を見て、思わずパパと呟いてしまった祥太。それを聞いて、今まで嘘をつかれていたことにショックを受けたマナから、大嫌いと言われてしまう。一方、孝志はスイートゴリラ丸山に伝説の技フライ・ハイを決めようとするが、足への負担を考えてためらっている間に逆転されて負けてしまった。

試合後、孝志は所属ジムのオーナーからクビを言い渡される。その直後、気絶して病院へ運ばれていったが、幸い大事には至らなかった。祥太は、大好きなマナから大嫌いと言われたことに傷ついていた。そして、自分もパパに大嫌いと言ってしまったことを思い出す。パパも自分と同じ気持ちだったのではないかと考え、言ってしまったことの重さを痛感していた。

祥太は不登校になり、机には嘘つきなどと落書きがされた。Z-1の優勝はドラゴン・ジョージが決めた。戦ってみたい相手はいないのかとインタビューされたジョージは、大村孝志と戦いたいと言い、集まったマスコミは騒然となった。孝志はジムを去っていたが、この対戦を受けるなら戻ってこいとオーナーから電話が入る。だが、孝志はもうリングに立つことはやめ、普通の父親になることを決めていた。

映画『パパはわるものチャンピオン』の結末・ラスト(ネタバレ)

ミチコから昔の孝志が強かったこと、諦めない男だったことを知らされた祥太は改めてパパの強さを知る。翌朝、祥太はミチコから渡されたゴキブリマスクの特集記事を孝志に渡すと学校へと向かった。同級生は冷たい態度だったが、そんな彼らを一蹴すると祥太は叫んだ。今度の闘いでゴキブリマスクがドラゴン・ジョージを倒すと。子供たちは祥太に向かって物を投げつけたが、彼は動じなかった。祥太はわるものになることを恐れなかったのである。

ドラゴン・ジョージとの試合を受けることにした孝志。試合当日、友達と会場にやってきた祥太は、現れたマナに謝罪。マナは隠す必要など無かったのにと言って祥太を許してくれた。

試合が始まり、大村孝志が入場してきた。だが、そこに現れたのはマスクを付けた姿の孝志だった。彼はゴキブリマスクとして対決することを選んだのだ。ドラゴン・ジョージと死闘を繰り広げるゴキブリマスク。今までと同じように、ギンバエマスクが助っ人に現れ、ルール違反もし放題。だが、その戦い方を観客は大いに楽しんでいた。

祥太の応援で何度も立ち上がるゴキブリマスク。だが、次第に足を痛め始め、追い詰められていく。そんな彼に勝利のチャンスが訪れる。のたうち回るドラゴン・ジョージに対し、伝説の技スカイ・ハイを決めることに成功したのだ。だが、ジョージも負けておらず、すぐに跳ね除けた。二度目のスカイ・ハイを決めようとしたが、ジョージのドロップキックに妨害され、そのままゴキブリマスクはカウントを取られてしまった。

試合には負けてしまったが、会場はゴキブリマスクに暖かい拍手を送った。ドラゴン・ジョージは、まるで昔の大村孝志のように強かったとゴキブリマスクに告げたが、それを聞いた孝志は考え、彼に向かってドラム缶を投げつけるという卑怯な行動に出る。それを見た祥太は詩織の言葉を思い出した。もし、パパが卑怯な手を使ったら、“卑怯だぞ、ゴキブリ!”と叫ぶのだと。それが最大の賛辞になると言うのだ。祥太はパパに向かって大声で叫んだ。マナや友達は驚いたが、祥太には分かっていた。あれがパパの仕事なのだ、と。

祥太はパパに手製のチャンピオンベルトを作ってあげた。学校の課題で描いた将来の夢の絵も描きなおした。そこには、大きくなったらパパのようなわるものになりますという言葉と共にヒールレスラーの絵が描かれていた。

映画『パパはわるものチャンピオン』の感想・評価・レビュー

実際に新日本プロレスのレスラーが役者として起用されており、ファイトシーンはリアリズムのあるものに仕上がっている。原作は絵本だが、その分かりやすさを崩さずに、子供だけでなく大人の胸も打つ物語に仕上がっているのが素晴らしい。祥太だけでなく、親の孝志もまた、同時に成長していく姿には感動させられる。どちらかというと普段はヒール役のオカダ・カズチカが善玉レスラーで、棚橋弘至がヒールレスラーをやっているという構図は、プロレスファンならば新鮮に楽しめる要素だと思う。(MIHOシネマ編集部)

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