映画『ウェディング・バトル アウトな男たち』の概要:愛娘が選んだ恋人はIT企業のCEOであったが、想像以上に言葉遣いが悪く理解しがたい行動ばかり。父親は彼を容易に受け入れることができず、娘の恋人と張り合ってしまう。娘の恋人と父親の対決を描いたハチャメチャでハートフルなコメディ映画。
映画『ウェディング・バトル アウトな男たち』の作品情報
上映時間:111分
ジャンル:コメディ
監督:ジョン・ハンバーグ
キャスト:ジェームズ・フランコ、ブライアン・クランストン、ミーガン・ムラリー、ゾーイ・ドゥイッチ etc
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映画『ウェディング・バトル アウトな男たち』の登場人物(キャスト)
- レアード・メイヒュー(ジェームズ・フランコ)
- 超有名ゲームアプリの開発者で会社のCEO。一風変わった人物で言葉遣いが悪く、体中にタトゥーを入れている。革新的だが、常識とはかけ離れた思考の持ち主で、13歳から企業でコードを書くほどの天才。
- ネッド・フレミング(ブライアン・クランストン)
- 一代で印刷会社を起業した人物で品がある。家族をとても大切にしており、愛娘には殊更甘いが、息子は少し厳しく躾けている。昔気質のある人物。
- バーブ・フレミング(メーガン・ムラーリー)
- 芸術と写真の教授で地元の短大で教えている。美しく聡明で、レアードの革新的な考えを必死に理解しようとする。
- ステファニー・フレミング(ゾーイ・ドゥイッチ)
- ネッドとバーブの娘で金髪の可愛らしい女性。スタンフォード大学に通っている。とても賢くレアードと恋人関係にある。気が強く奇抜な行動をするレアードをいつも叱っている。
- スコッティ・フレミング(グリフィン・グラック)
- ステファニーの弟で10代の若者。レアードとすぐに打ち解け、崇拝するようになる。革新的なアイデアを持ち、父親の会社のために進言するも聞いてもらえずにいる。
映画『ウェディング・バトル アウトな男たち』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ウェディング・バトル アウトな男たち』のあらすじ【起】
ミシガン州にて一代で印刷会社を築いたネッド・フレミングは、妻のバーブと愛娘ステファニーそして、一人息子スコッティの4人家族。特に娘とは大の仲良しで、目に入れても痛くないほどだった。だが、娘は現在スタンフォード大学へ通うため、自宅を出てカリフォルニアで暮らしている。
その日は、ネッドの55回目の誕生日。家族や友人知人、会社の従業員一同が祝いに駆け付けてくれる。その上、ステファニーからはビデオチャットでお祝いされ、すでに感動で涙目のネッド。だが、ステファニーの背後に見知らぬ男が現れる。男はどうやら娘の恋人のようだが、このことに唖然としたネッドは怒りのあまりPCを破壊してしまうのだった。
ネッドの印刷会社が経営難を訴え始める中、ステファニーから恋人のレアードを紹介したいと連絡が入る。ネッドは部下の薦めもあり、仕方なく家族で娘の元へ行くことにした。
空港に降り立ったフレミング一家はステファニーの案内でレアードの自宅へ。
しかし、レアードの自宅は顔認証や植物で隠された門を通るなど、かなり厳重な警備。広大な土地を進み辿り着いた家は瀟洒な豪邸だったが、レアード本人が中々出て来ない。やっと出て来たかと思えば、上半身裸で歓迎の意味を込め、背中にタトゥーを入れたと誇らしげに言われる。
豪邸には様々な人間が起居しているらしく、主のレアードですら把握していない。思考回路が斜め上をいくレアードは、13歳から企業でコードを書くほどの天才だった。故の奇行と言えばそうかもしれないが、どうもネッドやバーブの常識からは外れまくっている。
その日は結局、レアード邸に宿泊することになったが、夜になってレアードがネッド夫婦の元を訪れる。彼は昼間からディナー時までの非礼を詫び、身の上を話した。レアードは父親がおらず、母親とは疎遠らしい。故に両親の愛を知らずに育ったようだ。だから、ステファニーの家族と会えて、自分にも家族ができたようで嬉しいと言う。レアードはネッドと早朝の散歩を約束し、部屋を去るのであった。
映画『ウェディング・バトル アウトな男たち』のあらすじ【承】
翌朝、ウォシュレットトイレで一騒動した後、約束通りにレアードと散歩に出たネッド。
話を聞くとレアードはどうやら、ステファニーと結婚しようと考えている。その話を聞いたネッドは即座に許可はできないと拒否。しかし、レアードは自信満々で、クリスマスにはネッドを父親と呼んで見せると宣戦布告。2人は男同士の秘密として、約束を交わした。
その後、ネッドは自社に連絡を入れ、部下から状況報告を聞く。すると、昔からの契約も打ち切りになり、経営難は極まりかけている。ネッドは昔堅気でネットやIT企業をインチキだと思っていた。
時代は刻々と変化しているのに、ネッドは次代の先駆者となるスコッティの話すら、子供が言うことだと一切、耳を貸さないのである。スコッティは父親の会社を継ぐべく、様々な方法で会社を支えようしているのに。そのせいで、追い詰められたネッドは、ますます頑なになっていくのであった。
そうして、いよいよ早めのクリスマスパーティーが開催。パーティーには業界でも有名知人が訪れ、スコッティはコネクションと交友関係を作るべく、企業の有名人をレアードから紹介してもらう。そこへネッド夫妻もやって来るが、若者達の会話についていけず、四苦八苦。どうやら世界が違うようだと理解しがたく感じてしまう。
映画『ウェディング・バトル アウトな男たち』のあらすじ【転】
ネッドはステファニーにレアードとの付き合いを考えるよう話すも、娘は父親に似ているから彼を愛したと言う。父親は娘の思いを否定することができず、もう少し時間を設けて、レアードの理解に努めることを約束した。
翌日、ネッドはレアードと共にクリスマスツリーの購入へ向かった。そこで、レアードが目を付けたのは以前、彼の会社で製作していたゲームを盗作しようとした会社のツリー。すでに飾りつけも済み、会社前に植え込んであった。レアードはチェーンソーを借りて木を倒そうとするも、チェーンソーのエンジンをかけることができず。見兼ねたネッドが彼からチェーンソーを借り、どや顔でツリーを奪った。
その帰り、どことなく打ち解けた雰囲気であったネッドだったが、レアードからステファニーが大学を辞めて彼が持つNPO財団の代表に収まる予定だという話を聞く。
またも驚愕したネッドは帰宅早々、家族を集め会議をすることにした。しかし、怒り心頭のネッドはステファニーの話をまともに聞くこともせず、頭からレアードを敵視。バーブもスコッティもレアードを受け入れ始めている今、ネッドだけが頑なに受け入れず孤立し始めていた。
豪邸のボウリング場でボウリングをしたネッド。彼はすっきりしたところで、いい案を思いつく。会社のIT担当である部下に、レアードのPCをハッキングして財団設立の証拠を探せと命じたのである。
ところが、実際は部下の協力を得てネッド自身がPCを操作することに。奇跡的にパスワードを発見し、アースリンクへログイン。部下が送ったファイルをダウンロードして開いた。
レアードのオフィスから脱出しハッキングを仕掛けたネッドだったが、相手はIT企業であるため、そう簡単に入り込めるはずもなく。逆にやり返されてしまう。
映画『ウェディング・バトル アウトな男たち』の結末・ラスト(ネタバレ)
しかし、ネッドの端末から入り込むことに成功。彼はそこで、レアードが経営する会社が経営難に陥っていることを知るのだった。
そのことを家族の前でレアードに問い詰めたネッド。しかし、レアード曰く会社は確かに経営難ではあるが、彼自身が持つ財団は手堅く業績を伸ばしているらしい。しかも、資産は現在1億9700万ドルもあるため、金に困ることはないのだった。
更に、レアードはクリスマスプレゼントだと、ネッドの会社を買い取りオーナーになったと言う。彼なりに助けたつもりなのだろうが、これにはカチンときたネッド。彼はとうとう勢い余ってレアードを殴ってしまった。すると、レアードもついついやり返してしまう。
一気に騒然とする中、隙を突いて標本の上に逃げ出したレアードだったが、天井ガラスが割れて標本の中に落ちてしまう。そのせいで、四方のガラスにひびが入り崩壊。標本と共に中に入っていた保存液も全てリビングへ。酷い惨劇となったが、喧嘩騒動は治まった。
その日の内に、フレミング一家はレアードの豪邸から去ることにした。だが、ステファニーは父親の話を聞こうとせず、見送りもしない。その上、ネッドのスマホに最後の頼みの綱であった契約先から、断りの電話が入るのであった。
クリスマス当日、しょんぼりしながら自宅へ戻ったフレミング一家。中へ入ると友人知人が待機しており、クリスマスを祝ってくる。茫然とするネッドだったが、どうやら会社はレアードが投資してくれたお陰で倒産は免れたらしい。レアードは買い取ったのではなく、投資してくれたのだ。
自分のしてきた行いに気付き反省したネッド。その時、自宅の外にヘリが到着。外へ出るとレアードが現れ、目隠しされたステファニーを連れて来るのだった。
だが、ステファニーは目隠しを外した途端、怒り出して自宅へ引っ込んでしまう。ネッドはようやくレアードを受け入れ和解。プロポーズを許した。
自宅へ戻ったネッドは娘に心からの謝罪をして許してもらうが、レアードは外でステファニーにプロポーズするも断られてしまう。彼女は父親の意見を受け止め、大学を卒業してから財団へ就職することにしたため、結婚はまだ早いと言う。ただ、レアードのことは愛しているので、これからも付き合い続けると言うのだった。
その後、ネッドの会社はスコッティの案を採用し、トイレ会社へ転向。会社はレアードの協力もあり大盛況。レアードはステファニーと無事に結婚し、欲しかった家族を手に入れることができたのであった。
映画『ウェディング・バトル アウトな男たち』の感想・評価・レビュー
ジェームズ・フランコとブライアン・クレイストンが主演を務め、父と娘の恋人が織りなすバトルを描いた作品。テーマや展開に驚くほどのものはなかったが、個人的には楽しめた。
娘が連れて来た恋人が自分に理解できない相手だったら、確かに同じような反応をするかもしれないと、親の心情も理解できる。その上、娘の恋人はとても人懐っこく嫌味がないので、彼が精一杯気に入られようとしていることも分かりやすかった。突出した演出がなく展開も簡単に先読みできる流れであったため、予想通りで笑えたし、むしろそれが狙いだったのかもしれないとも思える。難しい内容でもないので、考えさせられることもなく気を抜いて素直に笑える作品だと思う。(女性 40代)
ジェームズ・フランコが大好きな私はどんな役でも彼が出ているだけで大満足です。今作で彼が演じるのは若くしてIT企業の社長になった敏腕経営者。しかし全身タトゥーの見た目に、汚い言葉遣い、そして下ネタ炸裂の結構酷い男です。娘がこんな男を連れて来たら両親はどうするのでしょう?
我が家の両親は「あなたが決めた人ならどんな人でも賛成」と言ってくれていますが、実際かなりぶっ飛んだ相手を連れて来たら驚きますよね。
娘の彼と張り合うパパがなんとも可愛い。パパに気に入られようと頑張るのに空回りしてしまう彼も可愛い。ほっこりする作品です。(女性 30代)
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