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映画『誰がハマーショルドを殺したか』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『誰がハマーショルドを殺したか』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

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映画『誰がハマーショルドを殺したか』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0051375

製作年 2019年
上映時間 123分
ジャンル ドキュメンタリー
監督 マッツ・ブリュガー
キャスト マッツ・ブリュガー
ヨーラン・ビョークダール
製作国 デンマーク 
ノルウェー
スウェーデン
ベルギー 

映画『誰がハマーショルドを殺したか』の登場人物(キャスト)

マッツ・ブリュガー(マッツ・ブリュガー)
デンマークのジャーナリストで映画監督。1961年、国連事務総長のダグ・ハマーショルドの搭乗機が墜落し、亡くなった事件について、6年間の調査期間を経て、ドキュメンタリー映画の制作を開始する。真実の究明のためには危険を顧みず、時には無謀とも思える手段で取材を強行する。

映画『誰がハマーショルドを殺したか』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『誰がハマーショルドを殺したか』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『誰がハマーショルドを殺したか』のあらすじ【起】

1961年9月18日、ローデシア(現・ザンビア)のンドラで、国連事務総長ダグ・ハマーショルドの搭乗するカタンガ行きの飛行機が墜落した。
操縦士による高度計の読み間違いが原因とされたが、のちに国連は独自の調査を進め、故意に墜落させた可能性も否定できないとした。
2017年、ジャーナリストのマッツ・ブリュガーは、この出来事を題材にしたドキュメンタリー映画を作るために、ンドラ空港に降り立った。

1953年に国連事務総長に就任したハマーショルドは、植民地支配から独立を果たしたばかりのアフリカ各国を守ることに心血を注ぎ、旧植民地大国を敵に回した。

ハマーショルドがカタンガに向かった目的は、カタンガの反乱勢力の指導者モイーズ・チョンべとの和平交渉だった。
1960年、事実上ベルギーの巨大鉱山会社の支配下にあったカタンガは、コンゴから分離して独立を宣言し、傭兵を呼び込んで紛争に突入した。
ハマーショルドは国連軍を派遣し、カタンガの傭兵軍を攻撃して早期解決を狙ったが、傭兵軍が優勢となったため、チョンべと和平協定を結び停戦させようとしていたのだ。

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映画『誰がハマーショルドを殺したか』のあらすじ【承】

ブリュガーは、調査員ヨーラン・ビョークタールと共に調査と取材を始めた。
アメリカ国家安全保障局の元職員の証言で、ベルギーの傭兵操縦士がハマーショルドの搭乗機を撃墜する際に受信した無線の録音が、アメリカ政府の国家機密として取り扱われていることが分かった。
1998年、アパルトヘイトの犯罪を調査する事実和解委員会は、謎に包まれた民兵組織のような諜報機関「サイマー」により提供された、ハマーショルドの爆弾による暗殺計画を記した文書の存在を明らかにした。

ブリュガーらはサイマーについて調査を進め、既に他界したキース・マクスウェルという人物がこの事件においての重要人物だと判断した。
サイマーの准将であるマクスウェルは元傭兵で、医師を名乗ってヨハネスブルクの黒人居住区に複数の診療所を持っていた。
彼は若い頃、ヨハネスブルクでサイマーの研修を受け、心理戦や一般的な戦術を学んだ後コンゴに派遣され、ウイルス兵器の研究開発という極秘任務に就いた。
その後彼はHIVの生物兵器としての可能性に興味を持ち、自身の診療所で、患者に「実験」を行っていた。

映画『誰がハマーショルドを殺したか』のあらすじ【転】

ブリュガーらは、サイマーの文書に登場する南アフリカの将軍ティーニ―・グレーネヴァルトを取材する。
グレーネヴァルトは軍事情報部のトップを務め、南アフリカ大使館の武官としてロンドンに駐在した後、南アフリカに戻り、生涯、軍の諜報活動に関わり続けた。
彼は、マクスウェルに「白人を守るための武器やカネは欲しいか」と聞かれたとき、英国の秘密情報部「MI6」が後ろ盾となっていると確信し、誘いを断ったという。

2014年、コンゴの米国大使館からアメリカ国務省に送られた電報が機密解除された。
それは1961年9月18日、ハマーショルドの搭乗機の墜落場所が特定される数時間前のもので、ハマーショルドの搭乗機が、ベルギーの傭兵操縦士に撃墜された可能性があるというものであった。
その傭兵操縦士の名はヤン・ファン・リッセアム。
既に他界している彼は、戦時中はイギリス空軍で働き、夜間作戦を専門としていた。
彼は友人に、自分がハマーショルドを撃墜したと話し、彼がハマーショルドの搭乗機を撃ったことは、軍や傭兵の世界では周知の事実だったという。

映画『誰がハマーショルドを殺したか』の結末・ラスト(ネタバレ)

ブリュガーらは、1989年にマクスウェルが出した、アフリカでのサイマーの任務にあたる傭兵を募集する広告に応募した人物のリストを入手した。
リスト上の人物のほとんどは取材を拒否したが、前線で指導者的な立場にあったアレクサンダー・ジョーンズは取材に応じた。

サイマーは黒人を根絶させるために、予防接種を装ってHIVウイルスをアフリカの国々に拡散しようとしたという。
エイズは当時、不治の病だったので、ウイルスに感染させれば、武器を使うことなく大量虐殺が行えると考えられていた。

ブリュガーらはマクスウェルの回顧録を見つけ、その中には英国機関の下部組織としてのサイマーによる、ハマーショルドの暗殺計画が書かれていた。
また、ハマーショルドの搭乗機に爆弾を仕掛けたが、離陸時に爆発しなかったため、代替作戦の、戦闘機による撃墜が実行されたことも分かった。

「白人はアフリカ大陸を自由に操ろうとし、それに抵抗する者をサイマーは容赦なく鎮圧した。
その逆の立場で、全ての国は国民のものであると唱えるハマーショルドは脅威だった」とジョーンズは語った。

映画『誰がハマーショルドを殺したか』の感想・評価・レビュー

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映画『誰がハマーショルドを殺したか』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『誰がハマーショルドを殺したか』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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