映画『ワイン・カントリー』の概要:レベッカの50歳の誕生日を祝うため、アビー、ナオミ、レベッカ、キャサリン、ヴァル、ジェニーはナパヴァレーへ旅行に出かけた。始めは旅行を楽しんでいたが、不満やそれぞれ抱えている秘密が明らかになり険悪な雰囲気になっていく。
映画『ワイン・カントリー』の作品情報
上映時間:103分
ジャンル:コメディ
監督:エイミー・ポーラー
キャスト:レイチェル・ドラッチ、アナ・ガステヤー、エイミー・ポーラー、マーヤ・ルドルフ etc
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映画『ワイン・カントリー』の登場人物(キャスト)
- アビー(エイミー・ポーラー)
- 友人グループの中でまとめ役。きっちりしないと気が済まない性格。実は、最近仕事をクビになり、傷心中。
- ナオミ(マーヤ・ルドルフ)
- 天真爛漫な性格で、グループの盛り上げ役。子供達のことを大切にしている。実は、乳がん検査の結果を怖くて聞けずにいる。
- レベッカ(レイチェル・ドラッチ)
- 自分自身のことから目を背けている。夫は最悪な人で、アビー達からも嫌われている。50歳の誕生日を迎える。
- キャサリン(アナ・ガステヤー)
- ピザ屋を経営している。仕事人間で、友達のことを疎かにしがち。仲間外れになることが度々ある。
映画『ワイン・カントリー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ワイン・カントリー』のあらすじ【起】
アビー、ナオミ、レベッカ、キャサリン、ヴァル、ジェニーはレベッカの50歳の誕生日を祝うため、ナパヴァレーへ旅行に出かけた。アビーは旅行のしおりを作っており、皆に配った。しおりには、皆の若かりし頃の写真が載っていた。ナオミ達は過去を懐かしんだ。
アビー達が泊まる別荘の所有者であるタミーが訪ねてきた。タミーは庭を紹介し、注意事項を話した。ピザ屋を経営しているキャサリンは仕事人間で、インターネットが使えるかタミーに尋ねた。タミーは電波が弱く、仕事をするのには向かないことを教えた。
アビー達はレストランに食事に出かけた。キャサリンは皆との時間を楽しみつつも、仕事のことが気になっていた。ヴァルはウエイトレスのジェイドが自分と同じレズビアンだと知り、アプローチをした。ジェイドも会話がおもしろいヴァルのことを気に入り、連絡先を交換した。
夜、キャサリンは皆にMDMAを振る舞おうとした。だが、レベッカ達は服用中の薬との相性を心配し、摂取することに難色を示した。話し合った結果、MDMAを摂取せずに、音楽をかけて皆で踊ることになった。
映画『ワイン・カントリー』のあらすじ【承】
朝起きたアビーは、キッチンに向かった。すると、そこに見知らぬ男性が立っていた。アビーは悲鳴を上げ、まな板を手にした。男性の名前はデヴォンで、タミーに雇われている別荘の使用人だった。デヴォンは料理や運転手など、なんでも仕事をこなした。
アビーは占い師を呼んでいた。占い師はタロットを使い、皆を占った。アビーは何かの変化が原因で、人生のコントロールを失っていると言われる。キャサリンは自分への失望や気力の喪失、ナオミは変化が訪れるか死が訪れると言われ、その他の皆も悲惨な言葉を告げられる。さらに、アビー達の関係について、抱えている秘密を明かさない限り友達でいられないと教えられる。アビー達は辛辣な結果に言葉を失くす。
アビー達はデヴォンが運転する車に乗り、出かけた。その道中、アビーが作ったグループのサイトに、キャサリンだけが招待されていないことが発覚する。アビーは電波が弱いせいだと弁明した。キャサリンは嫌な気持ちになるが、何も言わなかった。
映画『ワイン・カントリー』のあらすじ【転】
アビー達はワイナリーを巡った。皆でワインを飲みながら、抱えている不満を本人がいないところで漏らしていた。レベッカは50歳という年齢を気にしないでいたかったため、誕生日に拘るアビーに苛立っていた。アビーはレベッカのことを理解することができず、喜んでくれないことに苛立っていた。キャサリンは仕事場に連絡を取りたかったが、ナオミに邪魔されることに苛立っていた。
皆は自由な時間を満喫したかったが、アビーは予定が狂うことを嫌がった。レベッカは我慢ができなくなり、アビーに苦言を呈した。レベッカとアビーは口論になり、アビーの思いが爆発する。アビーは仕事をクビになったことを泣きながら話した。
アビーは拗ねてしまい、険悪な雰囲気のまま皆で車に乗って移動することになった。レベッカが次の目的地を尋ねてもアビーは何も言わず、旅のしおりを窓から投げ捨ててしまう。その時、ヴァルの携帯にジェイドから美術展に来て欲しいというメッセージが入る。レベッカは皆で美術展に行くことにした。
皆が美術展を楽しんでいる間、キャサリンは仕事場に連絡するためにバーを訪れた。そこで、偶然タミーに出会う。キャサリンは独りでいるタミーに寂しくないか尋ねた。タミーは寂しさを感じておらず、独りを満喫していた。キャサリンは仕事と友情の狭間で悩んでいることを相談した。タミーはキャサリンにとって仕事が友達だと指摘した。
映画『ワイン・カントリー』の結末・ラスト(ネタバレ)
ヴァルは自分の年齢を気にしていないつもりでいたが、若いジェイドはヴァルを恋愛対象として見ていなかった。一方、レベッカはぎっくり腰になり、倒れてしまう。朝になってナオミが見つけるまで、床で倒れていた。レベッカはその出来事をきっかけに、アビーの言っていたことが正しく自分のことが見えていなかったのだと気づく。若いつもりでいたが、体は確実に老いていた。
キャサリンは仕事場に行ったのか分からないが、姿が見えなかった。レベッカ達は気にせず、誕生日会を開いた。皆で楽しんでいると、キャサリンがやって来た。キャサリンはのけ者にされたと怒りを露わにし、ナオミは仕事のことしか考えていないキャサリンへの不満を漏らした。その時、ナオミは乳がんの検査をしたが、怖くて結果を聞くことができないのだと自分が抱えている秘密を話した。
ナオミは走って皆の元を立ち去るが、丘の上で蛇に噛まれてしまう。キャサリンは皆の傍にいるため、進めていた仕事を断った。病院で検査を受けた結果、ナオミを噛んだ蛇は毒を持っていなかったことが分かった。その時、キャサリンはナオミの検査の結果を病院に問い合わせた。結果は陰性だった。ナオミは安堵し、皆と喜び合った。
タミーは病院に入院している息子に会いに行った。そこで、キャサリン達と会うが、息子のことは話さなかった。その後、レベッカ達はタミーを交えて、お酒を飲んで盛り上がった。
映画『ワイン・カントリー』の感想・評価・レビュー
楽しそうにしていたり順調に生活をしているように見えても、皆それぞれ悩みや秘密を抱えていることがコミカルに描かれていて楽しかった。若い世代ではなく、50代の女性達の友情を描いたところも作品として珍しくて良かったと思う。物語のラストを見て、きっとぶつかり合いながらも、レベッカ達は死ぬまで友情を育んでいくのだろうと思えた。旅行だけではなくて、それぞれの日常がもう少し描かれていれば感情移入しやすかったかなと思う。(MIHOシネマ編集部)
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