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映画『情婦』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『情婦』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『情婦』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0029647

製作年 1957年
上映時間 116分
ジャンル サスペンス
監督 ビリー・ワイルダー
キャスト タイロン・パワー
マレーネ・ディートリッヒ
チャールズ・ロートン
エルザ・ランチェスター
製作国 アメリカ

映画『情婦』の登場人物(キャスト)

ウィルフリッド・ロバーツ(チャールズ・ロートン)
ロンドン法曹界の重鎮弁護士。老齢で病に倒れるが、何とか回復し仕事に復帰する。酒とタバコに目がなく、退院後も看護師の目を盗んで葉巻を吸い、ブランデーを嗜み呆れられている。
レナード・ヴォール(タイロン・パワー)
金持ちの未亡人を殺害した嫌疑を掛けられ、ウィルフリッドに弁護を依頼しに来る。戦中、駐留していたドイツで妻のクリスチーネと出会い、ロンドンに連れ帰る。退役後は、発明家として製品開発に明け暮れている。
クリスチーネ(マレーネ・ディートリッヒ)
ヴォールのドイツ人の妻。ヴォールと出会った時すでに結婚していたが、それを隠して一緒になる。重婚になるため、ロンドンに来てからも正式には籍を入れていない。
ミス・プリムソル(エルザ・ランチェスター)
ウィルフリッドの付き添いの看護師。退院してからも酒とタバコをやめず、負担の重い仕事を引き受けて体を労らないウィルフリッドに呆れながらも辛抱強く寄り添う。

映画『情婦』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『情婦』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『情婦』のあらすじ【起】

ロンドン。敏腕の老弁護士・ウィルフリッドは病から回復し退院、看護師のミス・プリムソルに付き添われ仕事に復帰する。早速、事務弁護士のメイヒューから、ヴォールという男の弁護を頼まれる。ヴォールには、裕福な未亡人のエミリー・フレンチ婦人を殺害した嫌疑が掛けられているという。病み上がりで重大な刑事事件を扱うのは負担が大きいと、プリムソルら周囲の者はウィルフリッドの身を案じる。しかし、ウィルフリッドは依頼に興味を示す。

ある日ヴォールは、妻へのプレゼントを探していたところ、街中でフレンチ婦人と知り合ったという。その後、偶然婦人と再会し親しくなり、ヴォールは度々彼女の家に招かれるようになった。

事件のあった日もヴォールは婦人と夕食を共にしており、アリバイを証明できるのは彼の妻だけだった。しかし、身内の証言は信用されないと皆分かっていた。ヴォールは断じて夫人を殺していないと訴える。そこへ、8万ポンドの遺産をヴォールに相続する遺言状を婦人が残していたという知らせが入る。

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映画『情婦』のあらすじ【承】

ウィルフリッドの事務所に警察がやって来て、ヴォールは逮捕され連行されて行く。その直後、ヴォールのドイツ人の妻・クリスチーネがやって来て、彼のアリバイを証明できると話す。しかし、彼女はヴォールとは正式に結婚しておらず、愛してもいないと冷酷に言い放つ。ウィルフリッドは彼女の態度を見て、ヴォールの弁護を引き受けることにする。

ヴォールの裁判が始まった。検事は強盗の犯行と見せかけて、ヴォールが夫人を殺したと主張。一方ヴォールは、被害者の死亡推定時刻は9時半から10時とされているが、自分は9時半に帰宅していたとして無罪を主張する。

その後、検察側の証人として出廷したフレンチ婦人の使用人であるジャネットは、9時25分に婦人とヴォールが話しているのを聞いたと証言。そして、妻がいることを婦人に隠し、遺言状を書き換えさせたことも知っていたと主張する。しかしウィルフリッドは、ジャネットは耳が遠いので証言は信用できないと言い、反証する。また、遺言が書き換えられる前の相続人がジャネットだったことも指摘した。

映画『情婦』のあらすじ【転】

裁判は3日目に入り、何とクリスチーネが検察側の証人として召喚される。彼女は、ヴォールが帰宅したのは10時10分で、袖に血を付けて「婦人を殺した」と打ち明けて来たと証言する。ヴォールは極めて不利な状態となってしまうが、一方でクリスチーネの非情な振る舞いにヴォールへの同情も集まっていく。

窮地に立たされたウィルフリッドが事務所へ戻ると、クリスチーネに関する情報を握っているという謎の女から電話が掛かって来る。ウィルフリッドはその女の元に向かい、クリスチーネが書いたという手紙を見せられる。手紙には、クリスチーネが自分の愛人のためにヴォールに不利な証言をするという内容が書かれており、ウィルフリッドは手紙を買う。

最終弁論。ウィルフリッドは、クリスチーネが書いた手紙を証拠として提示、彼女が偽証していたことを裏付ける。これを受け、陪審員はヴォールに対して無罪という評決を下した。裁判で勝利したウィルフリッドだったが、どこか釈然としない思いを抱えていた。

映画『情婦』の結末・ラスト(ネタバレ)

閉廷後ウィルフリッドは、クリスチーネから証言はすべて芝居だったと打ち明けられる。婦人を殺したのはやはりヴォールだったのだ。本当はヴォールのことを愛していたクリスチーネは、彼を救うため偽証罪に問われることを覚悟の上で、わざと冷淡な妻を演じていたというのだ。妻である自分の証言には効力がないため、ヴォールに対する陪審員の同情を誘うための苦肉の策だったと釈明する。

手紙を売り付けて来た女の正体は変装したクリスチーネであり、手紙の内容もすべて嘘だったと分かりウィルフリッドは驚愕する。同時に司法に対する冒涜だと言って、ヴォールとクリスチーネに対して強い憤りを露にする。

しかし、ヴォールはクリスチーネを捨てて、手にした遺産で若い愛人と旅に出ようとしていたことが判明。ヴォールに利用されていたと知ったクリスチーネは、逆上して彼をナイフで刺し殺し逮捕されてしまう。ウィルフリッドは連行されるクリスチーネを見ながら、彼女の弁護をすることに決めたのだった。

映画『情婦』の感想・評価・レビュー

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映画『情婦』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『情婦』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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