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映画『ワンダフル・ラジオ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ワンダフル・ラジオ』の概要:シン・ジナはラジオ番組のDJを務めながら、ソロ歌手デビューすることを夢見ていた。シン・ジナは昔アイドルグループの一員として活躍したことがあり、その栄光が忘れられずにいた。そんなある日、ラジオ番組に新しいプロデューサーがやって来る。

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映画『ワンダフル・ラジオ』の作品情報

ワンダフル・ラジオ

製作年:2012年
上映時間:120分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー
監督:クォン・チリン
キャスト:イ・ミンジョン、イ・ジョンジン、イ・グァンス、チョン・ユミ etc

映画『ワンダフル・ラジオ』の登場人物(キャスト)

シン・ジナ(イ・ミンジョン)
元アイドルグループ「パープル」の一員。現在はラジオDJとして活躍しながら、ソロで音楽活動を成功させようと奮闘している。我儘なところはあるが、人を大切にする優しい心を持っている。
イ・ジェヒョク(イ・ジョンジン)
ラジオ番組のプロデューサー。音楽が好きで、詳しい。真面目で堅物、融通が利かない性格。
ミラ(ソヨン)
元アイドルグループ「パープル」の一員。パープルを解散させたシン・ジナを恨んでいる。芸能界の第一線で活躍している。

映画『ワンダフル・ラジオ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ワンダフル・ラジオ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ワンダフル・ラジオ』のあらすじ【起】

シン・ジナはかつてパープルというアイドルグループに所属していた。現在はラジオ番組「ワンダフルラジオ」のDJを務めながら、ソロ歌手デビューすることを夢見ていた。しかし、作曲を頼んでいた先輩に裏切られてしまう。歌の仕事があっても、小学校の同窓会でのライブだった。シン・ジナはマネージャーのチャ・テグンに賃金が払えない状況だったが、プライドだけは高かったため同窓会でのライブを嫌がった。

「ワンダフル・ラジオ」の担当プロデューサーが産休に入ることになった。イム局長はこれを機に番組の雰囲気を変えるため、イ・ジェヒョクを新プロデューサーに任命することにした。イ・ジェヒョクはスタッフ達と顔合わせを行った。だが、シン・ジナが遅れて来て、最悪の顔合わせとなる。シン・ジナは偉そうなイ・ジェヒョクに喰いつき、イ・ジェヒョクはシン・ジナの発言を軽く躱しながら新しい企画を出すよう放送作家に指示を出した。

イ・ジェヒョクは放送作家が考えた企画を却下した。シン・ジナは頑張りを認めるべきだと喰いつくが、聴取率に繋がる結果が大事だと言葉を返される。イ・ジェヒョクは反論してくるシン・ジナに、新しい企画を提出するよう頼んだ。シン・ジナは引っ込みがつかなくなり、承諾した。

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映画『ワンダフル・ラジオ』のあらすじ【承】

元パープルのメンバーであるミラは、現在芸能界の第一線で活躍していた。ミラは捨てられたと、シン・ジナのことを恨んでいた。実は、シン・ジナはミラが止めるのも聞かず、パープルの解散をコンサートで突然発表したのだった。

ミラはもう1人のパープルのメンバーだったチ・イニョンに会いに行った。チ・イニョンは現在ヨガインストラクターをしていた。ヨガ教室の中に、イ・ジェヒョクの姿があった。イ・ジェヒョクはチ・イニョンが元パープルのメンバーだとは知らないまま、通っていた。

シン・ジナはラジオで曲を紹介しようとして、歌手の名前を言い間違えてしまう。イ・ジェヒョクは激怒するが、シン・ジナは悪びれた様子がなく後で訂正すれば良いと思っていた。ラジオ放送終了後スタッフはシン・ジナに、ファンからすれば歌手の名前を間違えられるのは傷つくのだと教えた。シン・ジナが間違えた歌手は、イ・ジェヒョクが青春の頃に楽曲を聞いていた大切な歌手だった。

シン・ジナは歌っている母を見て、一般リスナーにラジオで歌ってもらうことを思いつく。イ・ジェヒョクはシン・ジナの企画を採用した。そして、「君に捧げる歌」という新コーナーが誕生した。しかし、一般リスナーの歌声は酷く、放送事故だと苦情が殺到してしまう。シン・ジナは自分のせいだと落ち込むが、イ・ジェヒョクはシン・ジナを責めることはなかった。イ・ジェヒョクはプロデューサーとして、番組を守るつもりだった。

シン・ジナはタクシードライバーのキム・ジヒョンから、番組に出させて欲しいと頼まれる。キム・ジヒョンは癌で亡くなった妻への思いを綴った手紙を読み、歌を歌った。手紙の中には娘が癌になってしまったが、必ず治してみせると父としての思いも綴られていた。その後、シン・ジナは病院まで行き、キム・ジヒョンの娘を見舞った。

映画『ワンダフル・ラジオ』のあらすじ【転】

「君に捧げる歌」のコーナーの次のゲストは、女子高生のユン・ダヒだった。ユン・ダヒは亡き父に遠慮して素直になれなかった義父への思いを話し、歌を歌った。シン・ジナ達はユン・ダヒの話に胸を打たれる。シン・ジナは「君に捧げる歌」のコーナーを通して、自分は本当に音楽がやりたいと再確認していた。

イ・ジェヒョクはスタッフやシン・ジナと良好な関係を築いていった。ある日、シン・ジナはどちらが多く曲名を知っているか、イ・ジェヒョクと対決した。イ・ジェヒョクは負けるはずがないという自負があったが、勝利したのはシン・ジナだった。シン・ジナは願いごとを1つ叶えて欲しいと頼んだ。それは誕生日を祝うことだった。シン・ジナは誕生日を教えず、当日イ・ジェヒョクの携帯のアラームが鳴るよう設定した。

イ・ジェヒョクが「君に捧げる歌」を良い企画だと褒めると、シン・ジナは母を見て思いついたことを話した。父が乗った船がロシアの海域で失踪した。母は死亡ではなくて失踪だったことに安堵した。母は毎日化粧をして、今でも父が帰って来るのを待っていた。父は母の歌声が好きだった。そのため、母はいつも鼻歌を歌っていた。シン・ジナは父からの最初で最後の贈り物である鉛筆を持ち歩いていた。それで書いたのは、パープルで歌った楽曲『君は天使』だった。シン・ジナは今でも楽曲作りを行っていたが、行き詰まっていた。

映画『ワンダフル・ラジオ』の結末・ラスト(ネタバレ)

ルミという女性が「君に捧げる歌」に登場し、シン・ジナに曲を奪われたと言い出した。シン・ジナはマイクがONの状態で、ルミに文句を言ってしまう。ルミが『君は天使』の発売前よりも同楽曲を歌っている動画があり、イ・ジェヒョクはシン・ジナの盗作を疑った。シン・ジナはショックを受けた。実は、ミラにラジオDJを務めさせたい芸能事務所の仕業だった。

ラジオ放送で悪態を吐き、盗作を行ったとしてシン・ジナの批判記事が出た。シン・ジナはショックを受ける。半月後、ミラは「ワンダフルラジオ」のDJを務めていた。シン・ジナは歌手活動を続けようと事務所を回るが、上手くいかなかった。悪態を吐いたことや盗作疑惑のことで周囲から悪口を言われ、辛い日々を送った。

イ・ジェヒョクはルミの動画映像を確認し、最近できたばかりのクラブで歌っていることに気づく。『君は天使』の発売前よりも同楽曲を歌っていたわけではなかったのだ。そんなある日、イ・ジェヒョクの携帯のアラームが鳴り、シン・ジナの誕生日を知らせた。イ・ジェヒョクはシン・ジナに会いに行き、疑ったことを謝罪した。そして、彼女の楽曲作りをサポートした。

事務所はルミを切った。ルミは記者会見を行って盗作が嘘だったことを発表した。その後、ラジオ放送千回記念で公開放送をすることになり、ミラが所属する芸能事務所のアイドルが総出演することになった。しかし、イ・ジェヒョクは出演者は自分で決めると発言し、勝手にシン・ジナの出演を決める。芸能事務所の社長はイ・ジェヒョクに圧力を掛けた。

チ・イニョンはミラに会いに行き、パープル解散劇にあった真実を話した。チ・イニョンは義父に殴られている母を助けようとして、義父を殺してしまった過去があった。パープルのコンサート前日に、そのことを暴露するという脅しの電話があった。シン・ジナはチ・イニョンを守るために、解散を決めたのだった。

イ・ジェヒョクは芸能事務所の圧力に屈するつもりはなかった。シン・ジナにステージに立って欲しいと正式に依頼した。放送千回記念当日。ミラは偶然シン・ジナのアルバムを手にする。アルバムに付いているブックレットの中には、幸せだった時間と書かれたメッセージと共にパープルの3人で写る写真が載っていた。ミラはシン・ジナを憎むのを止めた。シン・ジナがステージに上がるのを助けようとするが、事務所の社長は聞く耳を持たなかった。

放送千回記念の放送が始まった。ミラの事務所の社長はシン・ジナに会い、イ・ジェヒョクのクビがかかっていることを伝えた。シン・ジナは出演を辞めようとするが、イ・ジェヒョクに引き止められる。さらに、母から連絡があり、頑張れと応援される。シン・ジナはステージに立ち、歌を歌った。怒った芸能事務所の社長は、ラジオ局との契約破棄を宣言した。しかし、逆にイム局長から、局への出入りを禁止される。ステージ終了後、シン・ジナはイ・ジェヒョクにキスをした。

映画『ワンダフル・ラジオ』の感想・評価・レビュー

物語の最初ではシン・ジナのあまりの我儘ぶりに、見る映画を間違えたかもしれないと後悔した。しかし、物語が進むにつれてシン・ジナの素直さと音楽に対するひた向きな愛を感じて、とても感動した。特に「君に捧げる歌」のコーナーは良かった。アイドルグループ・パープルの真相は衝撃的だったが、シン・ジナらしい解散理由だったなと感じた。「君に捧げる歌」のコーナーがあまりにも感動的だったため、イ・ジェヒョクとシン・ジナの恋愛部分が薄くなってしまったのが少し残念だった。(MIHOシネマ編集部)

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