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映画『ワンダフルライフ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ワンダフルライフ』の概要:天国へ向かう一つ前に、ある施設があった。そこで死者たちは、自分の人生の中で一番印象的だった思い出を選択する。施設のスタッフたちは、その思い出を再現したフィルムを作成し、死者たちに見せるのだった。

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映画『ワンダフルライフ』の作品情報

ワンダフルライフ

製作年:1999年
上映時間:118分
ジャンル:ファンタジー、ヒューマンドラマ
監督:是枝裕和
キャスト:ARATA、小田エリカ、寺島進、内藤剛志 etc

映画『ワンダフルライフ』の登場人物(キャスト)

望月(ARATA)
長く施設で仕事を続けているベテランスタッフの一人。ここでは死んだ時の年齢の姿のままでいるため、見た目は20代の若者なのだが、実は大正生まれの戦争経験者である。
しおり(小田エリカ)
スタッフとしてはまだ未熟で、望月のアシスタントをしている。望月にほのかな好意を持っている。その望月が天国へ行ってしまったのち、ひとり立ちをすることになる。
川嶋(寺島進)
スタッフの一人。現世に娘を残してきているため、後14年、娘が成人するまでは、この施設で働き、娘の行く末を見守りたいと思っている。しかし娘の姿を見れるのは年に一回、お盆の時だけである。
伊勢谷(伊勢谷友介)
死者として、この施設にやってきたのだが、印象的な思い出を選ぼうとしない男。ずるずると一週間が過ぎ、思い出を選ばなかったため、ここのスタッフとして働くことになる。

映画『ワンダフルライフ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ワンダフルライフ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ワンダフルライフ』のあらすじ【起】

とある施設の月曜日。朝礼の時、事務所で先週は18名だったこと、今週は22名を送り届けなければならないことがスタッフに伝えられる。

鐘が鳴り、次々と人々が待合室へやってくる。時間になると一人一人面接室へ呼び出されるのだった。ここに来る人は、死んでしまった人たちだった。これからこの施設に一週間滞在し、最初の3日間で、自分の人生の中で印象に残った大切な思い出を選択する。そして、その思い出をスタッフが映像で再現し、最終日にその映像を試写、思い出が鮮明に蘇った瞬間に天国へと旅立つのだった。

皆、それぞれに思い出や想いを語る。良い思い出がない人、選ぼうとしない人、色々な人がいる。夜スタッフたちは、今週の来訪者たちについての印象を話したり、翌日の仕事の準備をしたりするのだった。

火曜日、今日も聞き取りが始まる。子供の頃の思い出、彼女や旦那の思い出を、戦争のこと、遊びに行ったテーマパークのことなどを語る人々。震災のこと、出産のこと、それぞれの思い出を語るのだった。

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映画『ワンダフルライフ』のあらすじ【承】

夜、一人一人について語り合うスタッフ。西村というおばあちゃんは生きている間に思い出の選択をすませていた。伊勢谷という男は、思い出を選ぶ意思がないようだ。渡辺という老人は、自分が生きた証を探したいと言っている。文堂さんという人は1歳の記憶をたどろうとしていた。スタッフたちは、それぞれ一番古い記憶は何かを語り合う。そんな中、しおりは望月の姿を見つめているのだった。

水曜日、思い出を選ぶタイムリミットの日。仕事の合間に楽団の練習をするスタッフたち。思い出を選びきれない渡辺は、望月が手配した記録ビデオを見る。ビデオ一本に渡辺の人生一年分が記録されており、72本あるのだった。

夜、ミーティングを終え、渡辺のところへ行く望月としおり。渡辺は、新婚の頃の映像を見ていた。その映像を目にした望月は、担当を変わりたいと上司に申し出るのだった。

望月は実は大正生まれで、戦争で負傷し、それが原因で22歳の時に死んだのだった。又、別のスタッフの川嶋は現世に3歳の娘を残して、こっちにきた。娘は今6歳、後14年成人するまでは見届けようと思っているのだった。ここのスタッフも死者で、お盆の時にしか現世に戻れないルールがあるのだった。

映画『ワンダフルライフ』のあらすじ【転】

しおりは映像作成のロケハンと称して街に出る。しかし、ただ街をぶらついただけで帰ってくるのだった。川嶋は、ちゃんと仕事をしないしおりにイラつき、「どんな育てられ方したんだ」とぼやく。それに対してしおりは、「あんたの娘と同じだ。父親がいないとこう育つんだ」と言い放ち部屋を出て行くのだった。

金曜日、人々は映画の撮影スタジオのようなところへ連れていかれ、最終的な打ち合わせをする。みんながスタジオに行っている間、思い出を選びきれない渡辺と伊勢谷は、時間をもて余すように庭で話をするのだった。

もう一度ビデオを観た渡辺は、妻と最後に一緒に映画を観た時の記憶を選ぶことにする。選ぶことに時間がかかってしまったことを恐縮しながら申し出る渡辺に、実はここで働いているスタッフたちは、思い出を選びきれなかった人たちだったことを望月は告白する。

思い出の撮影が始まる。それはまるで映画の撮影現場のようでもある。スタッフたちは時には裏方として、時には出演者として、撮影に付き合う。それぞれがそれぞれの思い出を映像化していくのだった。

映画『ワンダフルライフ』の結末・ラスト(ネタバレ)

土曜日、雪が降ってくる。うっすらと雪化粧する施設。スタッフによる楽団の先導によって、試写室へ移動する人々。試写室では思い思いの席に腰掛け、記憶の再現映像が上映される。

望月は、渡辺からの手紙を受け取る。実は渡辺の妻は、望月の許嫁だった。望月はそれに気がついていたが、渡辺には伝えないでいた。しかし、手紙には渡辺がそれに気がついたことが記されているのだった。

しおりは倉庫から、渡辺の妻、京子の再現フィルムを探し出す。そこには、望月との思い出が再現されているのだった。深夜、しおりは望月の部屋に行き、「京子との思い出を選ぶんでしょ?」と問う。望月は50年経って、やっとふんぎりがついたのだった。そして、望月はしおりに、ここでのことは忘れないと伝えるのだった。

日曜日、望月の思い出の再現フィルムが撮影される。そして、試写室でその映像を見る望月。試写室の明かりが灯ると望月の姿は消えているのだった。

月曜日、また一週間が始まる。伊勢谷がスタッフとして加わることになるのだった。

映画『ワンダフルライフ』の感想・評価・レビュー

死んだ者は自分の中で最も大切な思い出を選び、その思い出を可視化し、鮮明な思い出として再現した後、天国へ行くという死後の世界が斬新な設定で組み立てられている作品。スタッフとして、送り出している側も元々はやってくる人々と同じように死んでしまったのち、施設で働く事を選ぶ事になった者もいる。望月が施設に留まる事になった理由もラストで明らかになり、天国へと行ったシーンは長く喉につかえていたものが取れたようなすっきりした気持ちを味わう事ができた。(男性 30代)

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