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映画『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第五章 煉獄篇』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第五章 煉獄篇』の概要:『宇宙戦艦ヤマト2119』の続編で、全七章が公開予定の第五章。テレサに会うために惑星テレザートに辿り着いた古代たちは、かつての敵、デスラーと相対する。一方、地球艦隊はガトランティス艦隊と土星宙域で激突する。

映画『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第五章 煉獄篇』の作品情報

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第五章 煉獄篇

製作年:2018年
上映時間:98分
ジャンル:SF、アクション、アニメ
監督:羽原信義
キャスト:小野大輔、桑島法子、鈴村健一、大塚芳忠 etc

映画『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第五章 煉獄篇』の登場人物(キャスト)

古代進(小野大輔)
宇宙戦艦ヤマトの戦術長。惑星テレザートとテレサと出会い、ヤマトが「大いなる和の一部」であることを告げられる。そして、その宿命に従い、ガトランティスの戦いに挑んでいく。
クラウス・キーマン(神谷浩史)
地球と和平を結んだガミラスの地球在住武官。ヤマトに乗船し、波動エンジンに「反波動格子」を仕掛け、本作でそれを発動させる。これによりヤマトの波動エンジンは止まってしまう。
加藤三郎(細谷佳正)
ヤマトの航空隊長であり、コスモタイガーのパイロット。「遊星爆弾症候群」に苦しむ息子と妻を月面施設に残してヤマトに乗艦している。息子の病を治したい一心で、桂木透子の誘いに乗ってしまう。
桂木透子(甲斐田裕子)
ガトランティスのサーベラーと同じ遺伝子を持つ、地球人を装った内通者。正体はバレており、ヤマト内の独房に収監されている。加藤を誘惑し、「反波動格子」を発動させる。
アベルト・デスラー(山寺宏一)
かつてガミラス帝国の総統であったが、今はガトランティスの庇護を受けている。しかし、母なる星ガミラスを救うため、テレサをガトランティスとの交渉材料に用いようと策略する。
ズォーダー(手塚秀彰)
帝星ガトランティスの大帝。クローニングにより世代を継いでいるため、愛という概念がない。むしろ愛があるから争いが起き、愛のない自分たちがこの宇宙に安寧秩序をもたらすと豪語する。
シファル・サーベラー(甲斐田裕子)
ガトランティスの最高幕僚。白色彗星の全てを司っている。同じ遺伝子を持つ桂木透子と共鳴をしてしまい、情緒を制御された人形のようなコピーが造られる。
テレサ(神田沙也加)
伝説の女神。高次元の宇宙に存在し、惑星テレザートの「テレザリアム」で直接話すことができる。時間に囚われることなく、宇宙の全てを知覚している。

映画『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第五章 煉獄篇』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第五章 煉獄篇』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第五章 煉獄篇』のあらすじ【起】

惑星テレザートのテレザリアムに辿り着きテレサと相対した、古代を初めとするヤマトのクルーの前に現れたデスラーは、過去を思い出していた。惑星ガミラスの星としての寿命が、後わずかだということ、兄マティウスとの約束、そして兄の死。そして、デスラーはテレサに銃を向ける。テレサは、全ての命には定めがあり、それは命の選択の結果だと、そして自分は、その道を示すだけと言う。

ヤマトと対峙していたガミラス艦隊は、生粋のデスラー派だとキーマンは推測する。そして、ヤマトが敵艦隊を引きつけ囮となり、その隙に戦闘機ツヴァルケでキーマンが古代たちのいるテレザリアムまで行くという作戦が立案される。

デスラーは、ズォーダー大帝との交渉材料としてテレサを使おうと考えていたのだった。ガトランティスが古代アケーリアス文明から得た科学力をもってすれば、デスラーの望みは叶うのだった。

ヤマトは、デスラー艦隊との戦闘を開始する。そして、ツヴァルケはテレザリアムに到着し、キーマンが降りてくる。実は、キーマンはデスラーの兄の息子、甥だったのだ。デスラーは、母なる星ガミラスを救うために、急激な拡大政策とり、覇権を広げたのだった。そして今でも、デスラーは、母なる星ガミラスを救いたいと思っているのだった。その想いに共感するキーマンは、「すまない」と言って、古代を銃で撃つ。

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映画『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第五章 煉獄篇』のあらすじ【承】

デスラー艦隊と交戦していたヤマトだったが、キーマンの仕掛けた反波動格子によって機関停止に陥る。古代たちも捕えられてしまっていた。デスラーは、ガトランティスと交渉を開始しようとするのだった。

デスラーが惑星テレザートを支配下においたことは、惑星ガミラスにも伝わっていた。ガミラスの本星から、デスラーの元に通信が入る。本国デスラー派の首謀者、死んだと思われていたギムレーがスクリーンに映し出され、デスラーの帰還を受け入れる準備は整っていると告げるのだった。

キーマンは再び、テレザリアムを尋ねる。そして問う、何が最善なのかを。「ヤマトに乗って感じたことは全て正しい。何が最善かは感じたことに従え」とテレサは答える。そして、キーマンはデスラーと袂を別つのだった。テレサはデスラーにも「自分より大切な誰かがいるのなら、あなたが民を率いるべきだ」と言うのだった。

キーマンによって、反波動格子は解除され、ヤマトの波動エンジンは復活する。そして、古代たちもデスラー艦隊から脱出をし、ヤマトに戻る。そして、惑星テレザートは消失し、ヤマトは地球への航路をとるのだった。

映画『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第五章 煉獄篇』のあらすじ【転】

ヤマトはワープを繰り返し、地球と通信できるところまで戻ってきていた。ヤマトの独房ではキーマンが、隣に収監されているサーベラーの遺伝子を持つ桂木透子と話していた。桂木は、「愛が人間の不幸の始まりだ」とキーマンに言うのだった。

惑星ガミラスでは民主化が進み、デスラーの帰る場所はなくなっていた。それでも、デスラーは滅びゆくガミラスを案じていた。そんなデスラーに、監視役のガトランティスのミルは、ヤマトを亡きものにすれば、古代アケーリアス文明の力でガミラスを救ってやると、デスラーに持ちかけるのだった。

土星宙域では、地球連邦とガトランティスの戦闘が始まる。波動砲艦隊は波動砲を撃ちながら前進するが、次々とワープアウトしてくるガトランティス艦隊。そしてバルゼー率いる超大型空母がワープアウトし、地球艦隊を撃沈していく。しかしアンドロメダ艦隊が現れ、拡散波動砲で対抗するのだった。

桂木は、遊星爆弾症候群に苦しむ加藤の息子の命を救う方法があると、彼を独房に呼び出すのだった。

映画『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第五章 煉獄篇』の結末・ラスト(ネタバレ)

土星宙域で、ガトランティスのバルゼー艦隊は地球軍に劣勢を強いられていた。3年前、ガミラスとの戦争で消耗したはずの地球軍は、バルゼーの予想以上の戦力を持っているのだった。

加藤は桂木からもらったサンプルを佐渡先生に見せる。確かにそれは、遊星爆弾症候群を治せるものだった。

ズォーダーは地球艦隊が、時間断層を使っていることを見抜く。そして、白色彗星は土星宙域にワープアウトし、その姿を現す。地球軍は白色彗星の中心核に波動砲を打ち込む。燃えあがる白色彗星。そして、その中からガトランティスの本体が出現する。再度波動砲を撃つ地球軍だったが、その効果はなく、再び白色彗星はその姿を復活させるのだった。地球軍はガトランティスの反撃を受け、艦隊のほとんどを失ってしまう。

ヤマトは、トランジット波動砲を撃ち込むため、白色彗星の目の前にワープアウトする。そして、まさに発射の瞬間、加藤が「地獄へ行くわ」の一言を残し、反波動格子制御装置のスイッチを入れる。ヤマトの全システムはダウンし、白色彗星の重力に引き寄せられ、落ちていくのだった。

映画『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第五章 煉獄篇』の感想・評価・レビュー

過去の作品をリメイクしたTVシリーズの劇場公開版となる今作。『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』『宇宙戦艦ヤマト2』をリメイクした、新しい解釈のストーリー展開になっています。このリメイクがとにかく上手いです。元となる過去の作品を見ていると、本当に面白く、高いクオリティで作られていることに感動してしまいます。
映像は海外に依頼しているようで、日本で作られるような繊細さや鮮やかさはかなり劣りますが、その分音楽や迫力でカバーしていてなかなか面白い作品になっていました。(女性 30代)

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