映画『夜の大捜査線』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「夜の大捜査線」のネタバレあらすじ結末と感想

夜の大捜査線の概要:人種差別が根強く残るミシシッピで殺人事件の犯人と勘違いされた黒人刑事が鋭い観察力を駆使して事件を解決する姿を描くサスペンス映画。第40 回アカデミー賞で作品賞や主演男優賞など5部門に輝いた。

夜の大捜査線の作品情報

夜の大捜査線

製作年:1967年
上映時間:109分
ジャンル:サスペンス、ヒューマンドラマ
監督:ノーマン・ジュイソン
キャスト:ロッド・スタイガー、シドニー・ポワチエ、ウォーレン・オーツ、リー・グラント etc

夜の大捜査線を無料でフル視聴できる動画配信一覧

映画『夜の大捜査線』を無料でフル視聴できる動画配信サービスの一覧です。各サービスには2週間~31日間の無料お試し期間があり、期間内の解約であれば料金は発生しません。お試し期間で気になる映画を無料で見ちゃいましょう!
U-NEXT
Hulu
Amazonビデオ
dTV
ビデオパス
TSUTAYA TV
ビデオマーケット
Netflix

※配信情報は2019年3月現在のものです。

夜の大捜査線の登場人物(キャスト)

バージル・ティッブス(シドニー・ポワチエ)
フィラデルフィア警察の殺人課の敏腕刑事。母親を訪ねて南部に来ていたために殺人事件の容疑者にされてしまう。
ビル・ギレスピー(ロッド・スタイガー)
ミシシッピの田舎町の警察署長。部下からは信頼されていない上に、妻も子供もおらず孤独を抱えている。殺人事件の捜査経験がないためにバージルに助けを求める。
サム・ウッド(ウォーレン・オーツ)
警察署の巡査で巡回中に死体を発見する。秘かにデロレスに思いを寄せている。こつこつと貯金を貯めてきたが、そのことでビルから疑いの目を向けられる。
ハーベイ(スコット・ウィルソン)
偶然、死体の横に落ちていた財布を盗んでしまったために殺人の容疑を掛けられてしまう。バージルの検視のお陰で無実であることが証明される。
デロレス(クエンティ・ディーン)
早熟な16歳の少女。夜な夜な裸で家の中を歩いている。
ラルフ(アンソニー・ジェームズ)
カフェを経営しており、サムが店に来る度にパイを隠してからかっている。実はデロレスと関係を持っている。

夜の大捜査線のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『夜の大捜査線』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

夜の大捜査線のあらすじ【起】

バージルがミシシッピの田舎町の駅に降り立つ。ラルフが経営するカフェでサムが飲み物を飲んでいた。店を後にしたサムは街中を巡回に周り、デロレスの家で覗き見をする、巡回を再開したサムは路上に倒れている死体を発見する。ビルが現場に駆け付ける。死体は町で工場を新設しようとしていた実業家で、頭を殴られていた。ビルはサムに駅やビリヤード場を調べさせる。サムは駅に座っていたバージルを見付け、不審に思って警察署に連行する。ビルはバージルを尋問しようとするが、バージルがフィラデルフィアの警官であることが判明する。

ビルはフィラデルフィアの警察の署長に電話して身元を確認する。バージルは署長から事件の捜査を手伝うように命令される。バージルが殺人課のベテラン刑事であることを知ったビルは、バージルに遺体を見てもらいたいとお願いする。バージルが検視している間に、ビルの元にハーベイが逃走しているとの連絡が入る。ハーベイは森の中を走り抜け州境を越えようとしたところをビルが捕まえる。

夜の大捜査線のあらすじ【承】

バージルは実業家の未亡人に会い、夫が死亡したことを告げる。そこにビル達がハーベイを連行して来る。ハーベイは実業家の財布を持っていたために嫌疑を掛けられていた。バージルはハーベイの腕を確認し、左利きだから犯人ではないと主張する。しかし、ビルはバージルの話を聞き入れようとしない。ヘーベイはバージルにビリヤード場を出た後に死体の横に落ちていた財布を拾っただけだと説明する。また、以前にデロレスとデートしていたところをサムが現れて逮捕されたことがあることと打ち明ける。バージルはヘーベイの指の爪を調べる。そしてバージルはビルに、ハーベイの爪にビリヤードのチョークが残っており、無実を証明できると説明する。また検視の結果から実業家は別のところで殺された後、路上に運ばれたと明かす。

ビルは市長に呼び出され、バージルに捜査を継続させるように命じられる。ビルは列車に乗ろうとしていたバージルを駅まで迎えに行って、再び捜査に協力してくれるように説得する。バージルは捜査に使うための車をあてがわれる。

夜の大捜査線のあらすじ【転】

バージルは未亡人に会い、恨みを抱くような相手がいなかったかを尋ねる。また実業家の車に血痕を見付け、犯人が車を運転していたと確信する。バージルはビルと共に綿花園を営む地元の富豪の元を訪ね、事情を聞く。富豪が実業家の工場建設に反対していたためだ。事情聴取に来られたことを不快に思った富豪はバージルを平手打ちし、バージルは富豪を殴り返してしまう。この話を聞いた市長はバージルを直ぐに追い返すようにビルに命じる。

バージルは4人の若者に車で追いかけ回されて襲われそうになるが、ビルが現れて若者を静止させる。バージルはサムに事件の夜と同じように街を巡回させる。ラルフの店に着くと、ビルもやって来て3人で巡回路を辿ることになる。サムがデロレスの家をわざと避けたためにバージルは怒って巡回を打ち切ってしまう。ビルはサムの口座を調べて高額の預金があることを突き止める。実業家の財布からは600ドルが無くなっておりビルはサムが犯人だと疑い、勾留してしまう。

デロレスが兄と共に警察署にサムのことで苦情に来る。兄は署長にデロレスがサムとの子を妊娠していると訴える。バージルも話を聞きに来て、ビルはデロレスから事情を聞き取る。デロレスはサムとドライブをして関係を持ったと説明する。デロレスの兄は、ビルがバージルにも話を聞かせたことを怒る。バージルはハーベイに会いに行き、堕胎するにはどこに行けば良いかを訪ねる。ハーベイは黒人の女性が堕胎の手伝いをしていることを教える。

夜の大捜査線の結末・ラスト(ネタバレ)

バージルは工場の建設予定地を見に来る。そこで凶器と同じような松材を見付け、実業家が誰かと一緒にここに来て殺されたと推察する。その夜、ビルとバージルはビルの家で飲む。ビルは孤独な心境を吐露するが、バージルに同情されることを拒む。そこにハーベイの友人がバージルを呼びに来る。友人は黒人女性がいる店までバージルを案内する。

バージルが店で黒人女性と話しているとデロレスがやって来る。バージルは外に飛び出してデロレスを取り押さえようとするが、ラルフが銃を持って静止する。そこにデロレスの兄が仲間を連れて現れる。バージルは兄にデロレスを妊娠させたのはラルフであり、中絶させようとしていることを説明する。デロレスが中絶のためのお金を持っている確認した兄は怒り狂うが、ラルフに撃たれてしまう。バージルはラルフを取り押さえ、銃を奪う。

警察署でラルフは、夜中に実業家に工場の建設予定地を見せてもらいそこで殺したと自白する。バージルはビルに見送られて駅まで来る。2人は笑顔で別れの挨拶を交わし、バージルは列車に乗り込む。

夜の大捜査線の感想・評価・レビュー

米国南部に残る黒人差別という根深い問題と殺人事件を解くミステリーを見事に融合させた傑作。バージルとビルのキャラクター設定がステレオタイプに陥らずに欠点を抱えた人間として描かれている点も素晴らしい。しかし、ロッド・スタイガーがアカデミー賞主演男優賞を取り、シドニー・ポワチエはノミネートすらされなかったのは、映画製作当時がまだそういう時代だったということの表れだろうか。その点が残念でならない。(MIHOシネマ編集部)

この記事をシェアする