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映画『ユー・ガット・メール』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ユー・ガット・メール』の概要:名前も顔も知らないメル友とお互いに惹かれ合っていくが、その正体は、公私ともに犬猿の仲にある相手だった…。惹かれ合うのに素直になれない男女の恋を、メグ・ライアン&トム・ハンクス共演で描くラブ・ロマンス。

映画『ユー・ガット・メール』の作品情報

ユー・ガット・メール

製作年:1998年
上映時間:119分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー
監督:ノーラ・エフロン
キャスト:トム・ハンクス、メグ・ライアン、グレッグ・キニア、パーカー・ポージー etc

映画『ユー・ガット・メール』の登場人物(キャスト)

キャスリーン・ケリー(メグ・ライアン)
NYで母から受け継いだ小さな絵本屋「街角の小さな本屋さん」を営んでいる。恋人と同棲中だが、インターネットで知り合った見知らぬ男性「NY152」とメールのやり取りを楽しんでいる。ハンドルネームは「ショップガール」。
ジョー・フォックス(トム・ハンクス)
大手ディスカウント本屋チェーン「フォックス・ブックス」の御曹司で、経営を一手に任されている。「街角の小さな本屋さん」の目と鼻の先に新店舗を展開。恋人と同棲中だが、見知らぬ女性「ショップガール」とのメールを楽しんでいる。ハンドルネームは「NY152」。犬を飼っている。
フランク・ナバスキー(グレッグ・キニア)
キャスリーンと同棲中の恋人。かなりのアナログ志向で、文章を打つのにもタイプライターを愛用している。評論家で、現代の文明は文学を破壊すると信じている。
パトリシア・イーデン(パーカー・ポージー)
ジョーと同棲中の恋人。出版社に勤めている。相手の話を聞かず話し続ける癖があり、ジョーはしばしばうんざりすることも。

映画『ユー・ガット・メール』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ユー・ガット・メール』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ユー・ガット・メール』のあらすじ【起】

ニューヨークの街角で、母から受け継いだ小さな絵本屋「街角の小さな本屋さん」を営むキャスリーン。私生活では恋人フランクと同棲中だ。キャスリーンはフランクには内緒で、ハンドルネーム「ショップガール」として、インターネットで知り合った名前も顔も知らない男性「NY152」とのメールのやり取りを楽しんでいる。一方同じニューヨークに暮らすジョー・フォックス。彼もまた、同棲中の恋人パトリシアには内緒で見知らぬ女性とメールのやり取りを楽しんでいた。彼が「NY152」なのだ。2人はお互い素性を探らないことを前提に、メールでいろいろなことを相談してきた。

「街角の小さな本屋さん」の目と鼻の先に「フォックス・ブック」という大手の本屋が建つことになる。「豊富な品ぞろえ、低価格、カフェ併設」を売りにしたチェーン店で、こんな本屋が近くにできたら、「街角の小さな本屋さん」は大打撃だ。「フォックス・ブック」を経営するフォックス一家の御曹司であるジョーは、天才的な経営手腕で店舗数を順調に増やしていた。ジョーは偶然「街角の小さな本屋さん」を訪れ、キャスリーンに出会う。キャスリーンは彼が「フォックス・ブック」の経営者であることを知らず、2人はお互いに好印象を抱く。しかしメールをやり取りしている相手だとはどちらも気付かない。

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映画『ユー・ガット・メール』のあらすじ【承】

出版社のパーティーで再会した2人だが、フランクに「あいつがフォックス社の御曹司だ」と教えられ、キャスリーンは大ショック。「だましたのね!」とジョーに詰め寄る。それ以来、キャスリーンはジョーのいやみな物言い、デリカシーのない行動、全てが気に入らないものに映るように。パーティーでキャスリーンについいやみな態度をとってしまい、後悔したジョーは「ショップガール」に相談する。自分の気持ちに理解を示してくれる「ショップガール」に、ジョーは意を決して「会わないか?」とメールを送る。

お互いを避け合っていたキャスリーンとジョーだが、キャスリーンがスーパーでうっかり現金専用レジに並んで困っている場面にジョーが居合わせる。ジョーは怒る店員を相手に、得意の営業力で切り抜けてみせる。商売敵のジョーに助けられてしまい、キャスリーンは複雑な心境だ。

「フォックス・ブック」の開店セールやクリスマスセールに押され、客が減ってきた「街角の小さな本屋さん」。店を守るため、キャスリーンは行動に出る。「フォックス・ブック」前でのデモ行進や、フランクに頼んで大型書店を批判する記事を書いてもらったり、テレビにも出演して昔ながらの店の存続を訴える。しかしなかなか売り上げは伸びずにいた。

迷った末、キャスリーンは「NY152」に会うことを承諾するメールを返す。

映画『ユー・ガット・メール』のあらすじ【転】

ついに初めて会うことになった「ショップガール」と「NY152」。目印の花と本を持って、ドキドキしながらカフェで待つキャスリーン。ジョーは友人のケビンについてきてもらい、こっそり中を伺ってもらう。「美人だが…」と言葉を濁されカフェをのぞいてみると、そこにいたのはキャスリーンだった。自分の正体を打ち明ける気にはなれず、ジョーは「NY152」であることを隠したまま、偶然居合わせたふりをしてキャスリーンに話しかける。キャスリーンはジョーが現れびっくり。いくら待っても「NY152」は現れず、ジョーが相変わらずのいやみな物言いで目の前に陣取っている。キャスリーンは思わず、ジョーにひどい言葉を浴びせてしまう。ジョーはその言葉を聞き、カフェを立ち去る。

次の日、もしかしたら事故にあって来られなかったのかもしれない、と慰める同僚たち。キャスリーンも何か事情があったのだろうと考え直しメールを送る。キャスリーンから「ある人を傷つけてしまった」と後悔の念をつづるメールを受け取ったジョーは、自分の正体を隠したまま、待ち合わせに行けなかったことを詫びるメールを返し、メールのやり取りを再開する。

映画『ユー・ガット・メール』の結末・ラスト(ネタバレ)

「フォックス・ブック」の勢いに押され、ついに「街角の小さな本屋さん」は閉店することになった。フォックス・ブックの売り場を訪れ、目当ての絵本を探している女性にその本のタイトルを詳しく教え涙するキャスリーン。その姿を見て、ジョーは心を動かされる。

そのころ、2組のカップルは破局を迎えようとしていた。キャスリーンとフランクは、お互い仲のいい友達で恋愛感情はなかったことに気づく。ジョーとパトリシアはエレベーターに閉じ込められ、パトリシアの態度にあきれたジョーはついに別れを決意する。

キャスリーンの家を訪ねたジョーの前に現れたのは、風邪をひいて寝込んでいるキャスリーンだった。憎まれ口をたたくキャスリーンを、ジョーは優しく介抱する。そして、「仕事での対立はもうない。今からでも友だちとして付き合えないだろうか?」と言うのだった。それ以来、キャスリーンのいる場所に偶然現れるジョー。「商売敵」という色眼鏡を取って付き合ってみると、意外と気が合うことがわかる。少しずつジョーに惹かれていくキャスリーンだったが、「NY152」のことがひっかかっていた。ジョーはキャスリーンに「NY152」に会ってみるよう勧める。

「NY152」と会う日の午前中、キャスリーンを家に送ったジョーは彼女への想いを伝え、「約束を破った男は許せるのに、僕の罪は許せないかい?」と尋ねる。答えられず家に入るキャスリーン。迷いを抱きながら「NY152」との待ち合わせ場所に着くと、そこにはジョーが待っていた。「泣かないで、ショップガール」と言うジョーに、キャスリーンは「あなたで良かった」と答え、キスをするのだった。

映画『ユー・ガット・メール』の感想・評価・レビュー

メグ・ライアンが好きで観た覚えがあります。今よりメールが、まだ流行していない時代に恋人がいる2人がお互いの恋人に言いたい事が言えずにメールを通して、違う相手に相談してもらう。知らない相手だからこそ、打ち解け合えるのは共感出来る部分です。

顔が見えない分だけ分かり合えるが、いざ会ってみるとお互い照れてしまっていて可愛らしい場面ではあります。サッパリとした終わり方で、またもう一度観たくなります。(女性 30代)


トム・ハンクスとメグ・ライアンの心が温まるロマコメの定番作品。20年前の作品でどことなく懐かしく思えるが、とってもオシャレでロマンティック。何より2人のやり取りがとても楽しい。メールだと素直なのに実際に顔を合わせると素直になれない2人が、もどかしくも可愛くて面白い。ニューヨークの街並みが素敵でクリスマスシーズンに見たくなる映画。街の小さな本屋さんが無くなるのは少し残念だが…あんなオシャレな所で素敵な恋をしてみたいなぁと思ってしまう。(女性 30代)


ロマンチック・コメディの名作。
気がつけば20年以上経っている。インターネットが出始めた頃、まだ友人全員がメールを使えなかった時代には、知らない人同士でメールを送り合っていたことを思い出す。この前提がもはや過去のものではあるが、だからこそのロマンを感じる。物事の進むテンポが今とは違うのが少し懐かしい。
テンポ良くなめらかな展開が心地良い。最後はめでたしめでたしで良いんだけど、実際あれやられたら怒る人いるんじゃないかな・・・でもそれを越えて好きになっていたのだろうね。(男性 40代)


映画館で観た当時は、互いにハンドルネームでメールのやり取りをする二人の姿に、『新しい恋愛、出会いの形だな』と思った。

実際に会うとなかなか表せない感情表現も、オンライン上だと素直に伝えることができたりする。この映画が面白いのは、実際にも出会う二人だということ。まさか相手がメールのやり取りをしている人だとは思わずに、ストーリーが進行していく。

メグ・ライアンは当時ロマコメの女王とまで呼ばれたが、NYの街並みに彼女の持つお洒落で可愛い雰囲気がとても合っている。出てくるカフェもとても雰囲気があるので、そういうところも含めて楽しめる映画だ。(女性 40代)


携帯電話がない時代のちょっと切ないラブコメディです。他の映画では穏やかなイメージが強いトム・ハンクスですが、この映画では鋭さと冷酷さを持つ実業家を演じています。そして、メグ・ライアンはデモを主導する行動力がありながらもなぜか憎めないキュートなキャラクターを演じています。
目印のバラを本に挟んで待っていても相手が来ないという、携帯電話がないからこそ起こる待ちぼうけのシーンは切ないですが、最後の最後までメール相手がトム・ハンクスだと分からないという面白さもあります。(女性 30代)

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