映画『妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』の概要:上空に巨大なクジラが現れ、鳴き声を上げた。すると、アニメの世界がリアルな世界に変わってしまう。そのことに異変を感じたのは、天野景太と妖怪達だけだった。景太達は原因を探るため、調査を開始した。
映画『妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』の作品情報
上映時間:90分
ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー、アニメ
監督:ウシロシンジ、横井健司
キャスト:戸松遥、関智一、小桜エツコ、南出凌嘉 etc
映画『妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』の登場人物(キャスト)
- 天野景太(戸松遥)
- 通称ケータ。小学生。妖怪の姿を見ることができ、多くの妖怪の友達がいる。その他は特に優れているところが無い、ごく普通の男の子。
- 南海カナミ(浜辺美波)
- 幼い頃からバレエ教室に通い、バレエが大好きな女の子。しかし、自動車事故に遭い、足が動かなくなってしまう。
- 木下紗枝(武井咲)
- カナミのバレエの先生。踊ることを諦めたカナミを心配している。
- コアラニャン(潘めぐみ)
- クジラと連動しており、鼻を押せば世界を変えることができる。鳴き声は出せるが、人が理解する言葉をしゃべれない。カナミが大切にしているぬいぐるみ。
- クジラ / 大妖鬼ホゲホエール / クジラマン(立木文彦)
- 鳴き声を上げると、世界を変えることができる。カナミの踊りたいという思いから生まれた。大妖鬼ホゲホエールはクジラの正体で、ケータ達との戦いでクジラマンに進化した。
映画『妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』のあらすじ【起】
シロナガス湾沖で巨大な飛行物体が目撃され、そのことがニュースで放送された。目撃者の証言によると、その大きさは全長300メートルに及んでいるとのことだった。それを見た妖怪のウィスパーは興奮するが、天野景太(通称ケータ)はそんなデカいUFOなんてあるわけがないと存在を否定した。
上空に巨大なクジラが現れ、鳴き声を上げた。すると、突然ケータ達の姿がリアルな姿に変わった。ケータ達は訳が分からず困惑した。お母さんやお父さんや町の人達もリアルな姿に変わっており、ケータは見慣れない姿に驚いた。ケータ達は町に出かけ、妖怪のジバニャンに会った。その時、他の妖怪達も困惑していると教えられる。リアルな世界に溶け込んでいるのは、ケータ以外の人間だけだった。
ケータ達は友人の熊島五郎太(通称クマ)と今田干治(通称カンチ)の様子を見に行った。すると、クマが手に入れた珍しいフィギュアをカンチがお金で買い取ろうとする、生々しい現場を見てしまう。しかも、クマは子供のはずなのに、どう考えてもおっさんにしか見えない見た目をしていた。やはり、いつもの世界とはどこか違っていた。
映画『妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』のあらすじ【承】
ケータは妖怪の仕業を疑うが、ウィスパーは世界の質感を変える妖怪がいるとは思えなかった。しかし、妖怪ウォッチ(妖怪を見ることができる時計)を使ってみると、隠れていた妖怪が見つかった。その妖怪は自分でも名前が分からない様子だったので、ケータがコアラニャンと名付けた。ケータは妖怪のバクロ婆を呼び出してコアラニャンの秘密を探ろうとするが、コアラニャンの言葉が分からなかったので意味がなかった。
ケータがコアラニャンの鼻を押すと、コアラニャンが突然歌って踊り出した。クジラの鳴き声が聞こえた瞬間、ケータ達は元の姿(アニメの姿)に戻った。ケータ達は訳が分からず困惑するが、元に戻れたことに安堵した。しかし、妖怪で仲間のフユニャンが現れ、この現象には妖怪の力が働いており、再び同じことが起きる可能性があると教えられる。フユニャンはこの現象について、エンマ大王に話を聞きに行くことにした。
ケータは他の妖怪から話を聞き、リアルな世界ではただ見た目が変わるだけではなく個性が強まることを知る。その時、巨大なクジラが上空に現れる。クジラが鳴き声を上げると、再びリアルな世界に変わった。コアラニャンの鼻を押せばクジラが鳴き、世界を切り替えることができた。そして、コアラニャンの耳を引っ張れば、皆がコアラニャンと変なポーズを取ることになった。
映画『妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』のあらすじ【転】
ケータ達は町に出かけ、リアルな世界とアニメの世界で何が違うのか考えた。そして、リアルな世界の上空にはクジラがいないことに気づく。ジバニャンはそのクジラに見覚えがあった。そのクジラはくじら文房具店の看板だった。ジバニャンはさらに文房具店の前の駄菓子屋が、リアルな世界には無いことに気づく。リアルな世界にあったのは、病院だった。その病院の屋上には女の子(南海カナミ)が立っていた。カナミが世界をおかしくした原因だった。ケータは元に戻して欲しいと訴えるが、カナミは聞き入れる気はなかった。アニメの世界のカナミは空を飛ぶことが可能で、自由に行動することができた。
バクロ婆の協力で、ケータ達はなぜカナミがこのような事態を引き起こしたのかを知る。カナミは小さい頃にバレエ教室で美しく踊る子供達の姿を見て、一瞬でバレエの虜になった。それからバレエ教室に通うようになり、主演を任されるまで成長した。益々カナミはバレエが好きになり、練習に励んだ。そして、ジュニア・バレエ・コンクールで優勝を果たす。カナミはバレエアカデミーへの留学が決まるが、自動車事故に遭い大事な足を痛めてしまう。カナミはバレエを踊れなくなったことに絶望していた。カナミは病室から見えるクジラの看板を見て、もしあのクジラが空を飛ぶ世界があるのなら、足も前みたいに動かせるのではないかと思うようになったのだ。
カナミの思いが強すぎて、リアルな世界の上空にもクジラが現れてしまう。しかも、カナミも空を飛ぶことができるようになってしまった。ケータ達は飛んでいったカナミを追いかけようとするが、コアラニャンに呼び止められる。コアラニャンはケータ達を、カナミが通っていたバレエ教室に誘導した。ケータはカナミの先生だった木下紗枝に会った。
映画『妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』の結末・ラスト(ネタバレ)
ケータは妖怪達の手を借り、カナミを見つける。しかし、カナミは心の闇が深すぎて闇のオーラを放ってしまい、人間ではなくなろうとしていた。フユニャンはエンマ大王から預かった剣をケータに預けた。その剣はカナミの闇の力を切り裂くことができた。ケータはカナミの闇の力を切り裂くが、クジラが大妖鬼ホゲホエールになってしまう。ホゲホエールは人の中に生まれた闇の心に取り憑く「怪魔」の一種だった。ホゲホエールをそのままにしておけばリアルな世界もアニメの世界も破壊されるため、倒すしかなかった。
妖怪達は協力してホゲホエールと戦うが、リアルな世界では普段の力が出せず圧倒的に不利だった。ケータはアニメの世界で戦うため、コアラニャンの鼻を押した。そこに、「妖怪バズーカ」という武器を持って仲間の妖怪が駆けつける。ケータは妖怪のメラメラライオンを呼ぶが、一緒におならず者も出てきてしまう。おならず者のおならが妖怪バズーカに注入され、ホゲホエールに当たった。ホゲホエールは臭い匂いに苦しんだ。おならのガスが充満している中、メラメライオンが妖怪バズーカに火を注入し、それがホゲホエールに当たった。大爆発を起こし、ホゲホエールは苦しんだ。
ホゲホエールが地上に落下し、誰も見たことがない人型に姿を変えた。名前が無かったため、ケータはクジラマンと名付けた。クジラマンは人を魚介類の姿に変えた。ケータはアニメの世界に変えようとするが、水を怖がったコアラニャンが逃げてしまう。仲間の妖怪達がクジラマンと戦っている隙に、妖怪のコマじろうとコマさんがコアラニャンを捕まえて鼻を押した。アニメの世界に戻り、戦車でクジラマンを攻撃した。倒したと思ったのも束の間、クジラマンは立ち上がり巨大化してしまう。クジラマンが鳴いたのでリアルな世界に戻ってしまう。コアラニャンは魚の姿に変えられていたため、アニメの世界に戻せなかった。
ケータの仲間のロボニャンF型がパワーアップ薬を飲み、他の妖怪達と合体してアルティメットロボニャンになりクジラマンを倒した。妖怪達もカナミも元の姿に戻った。ケータは紗枝に聞いたことをカナミに話した。カナミの足はリハビリを頑張れば、動くようになると医者から言われていた。紗枝は3年後の全日本コンクールでの優勝を目指し、カナミのためにリハビリメニューを考えていた。カナミはバレエが踊れなくなって、皆が離れてしまったと誤解していただけだった。カナミは紗枝や両親や仲間に支えられてきた日々を思い出し、自分だけが踊ることを諦めていたことに気づく。
カナミはケータに巻き込んでしまったことを謝罪した。そして、コアラニャンの鼻を押した。ケータ達は元の世界に戻った。
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