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映画『人生の特等席』あらすじネタバレ結末と感想

映画『人生の特等席』の概要:長年メジャーリーグの名スカウトマンとして活躍してきた主人公が引退の危機を迎える。そんな彼を支えたのはずっと反目しあってきた一人娘だった。クリント・イーストウッドが主演を務めた2012年公開のアメリカ映画。

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映画『人生の特等席』 作品情報

人生の特等席

  • 製作年:2012年
  • 上映時間:111分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ、スポーツ、ラブストーリー
  • 監督:ロバート・ロレンツ
  • キャスト:クリント・イーストウッド、エイミー・アダムス、ジャスティン・ティンバーレイク、ジョン・グッドマン etc

映画『人生の特等席』 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★★☆☆

映画『人生の特等席』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『人生の特等席』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『人生の特等席』 あらすじ【起・承】

メジャーリーグのアトランタ・ブレーブスでスカウトマンをしているガス・ロベル(クリント・イーストウッド)は、仕事一筋の頑固者で通っている。ガスは長年の経験で培ってきた鋭い勘で、多くの名選手を世に送り出してきたが、高齢になり目が見えにくくなっていた。さらに近年はコンピューターで選手のデータをチェックする方法が主流になり、現場主義のガスのやり方は時代遅れになりつつあった。現代的なスカウトマンのフィリップ(マシュー・リラード)はそんなガスの存在を疎ましく感じており、なんとかガスを引退させたいと考えている。

ガスの一人娘である弁護士のミッキー(エイミー・アダムス)は、現在勤めている法律事務所でがむしゃらに働き、ついに最年少のパートナー(共同経営者)として認めてもらえそうだった。経営陣は今抱えている訴訟に勝てば、ミッキーをパートナーにすると約束してくれる。

ガスとミッキーは別々に暮らしており、親子関係は微妙だ。ガスの妻はミッキーが6歳の時に亡くなり、家族は2人きりだった。ガスもミッキーも融通の利かない似た者同士で、顔を合わすと喧嘩になってしまう。

ガスはノース・カロライナへ今年の注目株である高校生のボー・ジュントリーの試合を見に行く。ガスの長年の仕事仲間であるピート(ジョン・グッドマン)は、ガスの目の異変に気付いており、ミッキーにガスの付き添いを頼む。昇進のチャンスとなる大事な訴訟を抱えているミッキーは悩むが、結局ノース・カロライナへ行く。

ノース・カロライナにはガスが昔スカウトした元ピッチャーのジョニー・フラナガン(ジャスティン・ティンバーレイク)がレッドソックスのスカウトマンとして来ていた。ジョニーはスカウトマンとしてガスを尊敬しており、ミッキーのことも気に入る。

ガスはミッキーが仕事を休んでここへ来たことに戸惑い、つれない態度ばかり取ってしまう。しかし、幼い頃から野球に詳しい娘のことを信頼しており、内心は喜んでいた。

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映画『人生の特等席』 結末・ラスト(ネタバレ)

ボーは噂通りの剛腕バッターで、試合でも大活躍する。フィリップは部下からの報告とデータだけで、今年のドラフト1位はボーで決まりだと結論を出していたが、ガスは慎重だった。ガスはボーが変化球に弱いという弱点を見抜いていた。そして信頼するミッキーの見立ても同じであった。

ミッキーとジョニーは徐々に親密になる。しかしミッキーは6歳の時から父親に見放されたと思い込んでおり、誰に対しても素直に心を開くことができずにいた。

結局ミッキーは休暇を延長したことで、昇進のチャンスがかかった訴訟をライバルに奪われてしまう。ジョニーはミッキーを湖へ連れ出し、彼女を元気付ける。そんなジョニーの優しさにミッキーも心を開き、2人は愛し合うようになる。

ガスはスカウトマンとしてはライバルのジョニーにボーの弱点を教えてやり、ブレーブスは彼を1位指名しないと断言する。ジョニーはガスの言葉を信じてそれをGMに報告し、レッドソックスはボーの指名を見送る。ところがブレーブスのGMは最終的にフィリップの方を信じてボーを1位指名する。ジョニーはこれに腹を立て、怒って帰ってしまう。

ガスは会社が自分を信頼していないことを知り、引退を考える。そしてミッキーを親戚に預けたのは、彼女が野球場で男にいたずらされそうになり、その男を気絶するまで自分が暴行したことがきっかけだったと初めて話す。翌朝、ガスは一人で帰っていた。

残されたミッキーは宿泊先のホテルの息子リゴがすごい才能を持ったピッチャーであることを発見する。ミッキーはピートに頼んで彼の公開テストをしてもらう。ガスたちが見守る中、リゴのカーブをボーは全く打つことができず、フィリップは会社をクビになる。そしてガスは契約の更新を頼まれる。ガスはリゴのエージェントにミッキーを推薦する。

親子は長年のわだかまりを解き、お互いの気持ちを理解し合う。そして球場の外には、ジョニーが待っていた。

映画『人生の特等席』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『人生の特等席』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

なぜミッキーはあそこまで野球通なのか

メジャーリーグの名スカウトマンである主人公のガスは、老いにより目が不自由になっている。そんな父を助けるために娘のミッキーはノース・カロライナまでやってきて、父の代わりにバッターのスウィングやら何やらをプロ級の眼力で見極めていく。しかも、元プロ野球選手のジョニーが全くかなわないほどの野球通で、最終的には即メジャーで通用するレベルのものすごいピッチャーをスカウトしてくるのだが…。

彼女の本業は弁護士である。しかもガスとは6歳の時から離れ離れの生活を送っており、それが心の傷となって親子関係に歪みが生まれたという設定だ。つまり彼女がガスと一緒に野球に触れていた期間はわずか6年。その後は親戚の家や寄宿学校にいたと語っており、どこであそこまでの野球力を磨いたのかが非常に謎である。

6歳までガスと一緒にあちこちの野球場を訪れていたらしいので、百歩譲って幼少期に野球の英才教育を受けたということでお茶を濁そうかと思ったが、あの唐突な終わりだけはどうしても無理。

野球チームに入ったこともなく弟相手にキャッチボールをしてきただけの子が実は天才的なピッチャーで、しかもそんなすごい掘り出し物がたまたま宿泊していたホテルの息子だったとは…。そしてミッキーはメジャー級のピッチャー(らしい)の球をひるむことなくいきなりキャッチ。そんなことができるものなのか?コメディなら笑えるが、どう考えてもこれはシリアスな物語。対応に苦慮する。

メジャーリーグってそんなもの?それともミッキーが天才野球少女だったってこと?何が何だかわからないまま苦笑いするしかない。

とにかく脚本が…

最後の解決方法もひどかったが、そこに至るまでも何だか話にまとまりがないというか、人物に魅力がないとういうか、盛り上がりに欠けるというか…。

ガスとミッキーはお互いにプンプンしまくっている。いろいろ過去のトラウマがあって素直になれないのはいいのだけれど、何回同じやり取りするのか。もうそれはさっきも聞いたし、次の展開へ行こうよ…と言いたくなる。結局“私の特等席はお父さんの隣だったのよ、それなのになぜ私を置いていったの”ということがミッキーの問いであり、“それはお前が球場で危ない目に遭ったからだよ”というのがガスの答えだったわけだ。それを27年間もお互いに言い出せずに苦しんでいたなんて…長い。

ジョニーもミッキーにキスを拒まれ“待つよ”と言った直後に、湖の中へミッキーを誘い、ミッキーも入っていく…そしてあっさりチューをしている。ジョニーは全然待っていないし、ミッキーの壁というのも案外もろい。ここは早いんかい!と思わず笑ってしまった。

あまり面白くもないエピソードを無理やり引き伸ばしたような間延び感がすごくてかなり退屈だった。説明台詞も多すぎる。


終始皮肉のオンパレードで秀悦だった。
ガスが娘を思う気持ちが逆に裏目に出てしまい、娘の一番の居場所を奪ってしまった事実が発覚したときは何とも言えない気持ちになった。父も娘もそれぞれの考え方があり、家族だからこその思いやりがある。
原題である『Trouble with the Curve』は翻訳するとカーブの問題。この作品のメインテーマである野球選手に寄せた意味合いとガスの人生の生き方、娘との接し方に対して寄せた2つの意味合いがあると理解したときは面白かった。(男性 20代)


もっと素直になればいいのにと呆れてしまうほど、仲の悪い親子。そこから生まれる絆や愛情を描きたかったのだと思いますが、娘に対する態度も、父親に対する態度も共感できるものではなくて、かなり萎えてしまいました。
クリント・イーストウッド主演という事で期待していたのですが、正直こんなトントン拍子に上手いこと話が進むわけない、と思ってしまうほどお粗末な脚本で、ハッピーエンドにするために無理やり親子関係やライバルの存在を作り出したとしか思えませんでした。
もう少し深いストーリーを期待していたので、内容の薄さにガッカリしてしまいました。(女性 30代)

映画『人生の特等席』 まとめ

間違いなくヒューマンドラマなのだが、登場人物の背景が見えてこない。リアリティーが求められる作品だと思うが、なぜかリアリティーを感じない。ロバート・ロレンツ監督はこれが初監督作品なのでいろいろうまくいかなかったのかもしれない。脚本も演出も正直全くいいとは思えなかった。

クリント・イーストウッドが主演というのはかなりの宣伝にはなる。彼は俳優としても監督としてもすごい人だ。しかし、今回の役をやるには年寄りすぎやしないだろうか。娘役のエイミー・アダムスの父親には見えない。どう見てもおじいちゃんだ。

それやこれやでなかなかいいところを探せないまま終わってしまった。自分には合わなかったということなのだろう。

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