映画『ゾンビ・ハイスクール』の概要:2012年のゾンビモチーフの映画。高校でゾンビが発生し、いじめられっ子やいじめっ子、学園クイーンやアメフト部の面々がゾンビを回避し、無事脱出する為に学園内で奮闘する姿を描いているホラーコメディタッチの映画である。
映画『ゾンビ・ハイスクール』 作品情報
- 製作年:2012年
- 上映時間:87分
- ジャンル:ホラー
- 監督:アレックス・クレイグ・マン
- キャスト:ヤコブ・ザッカー、アレクサ・ニコラス etc
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映画『ゾンビ・ハイスクール』 評価
- 点数:75点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★★☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『ゾンビ・ハイスクール』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『ゾンビ・ハイスクール』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『ゾンビ・ハイスクール』 あらすじ【起・承】
補修を受ける事になったいじめられっこの冴えないエディ
は、補修の教室でいちゃいちゃする学園クイーンのジャネットに「個人的にわからない所は教えようか?」と、声をかける
しかし自分をいじめていたジャネットの彼であるブラッドに睨まれ、すごすご授業を受ける体制に入る。
パンク風味のゾンビフェチのウィローと、ブラッドの親友でありアメフト部のマッチョ、ジミー。そしてジミーになにやら怪しい薬を捌くアッシュなどなど、補修メンバーには先生もうんざりするメンツが揃っている。
アッシュが具合の悪そうなマークに声をかけると、マークは手に傷を負っており、変なヤツに噛まれたと消沈している。手の傷が予想以上に深刻そうで、アッシュは先生に保険医に見せた方が良いと声をかける。
しかしそんな矢先に、マークがゾンビの様に豹変し、先生の首に齧り付いた。
先生を医者に見せようと教室を出ると、廊下はゾンビに追いかけられ襲われる生徒達で溢れていた。苦しむ先生を担ぎ、誰も来ないと思える図書館へ避難する事に。
映画『ゾンビ・ハイスクール』 結末・ラスト(ネタバレ)
しかし噛まれた事でゾンビ化した先生を見て、もう人ではないと判断したアッシュは遮断機で先生の首を切る。ジミーも静かに忍び寄った人に噛まれ死亡。
現実逃避でマリファナを吸い皆でリラックスをしていると、ゾンビが迫ってきてしまった。
先生ともみ合っている時にエディも噛まれてしまい、じわじわ感染が進んでしまう。
ブラッド、ウィローやアッシュは通気孔を通り、助けを呼ぶ事に。
しかし通気孔で、ゾンビ化したネズミが出てびっくりして廊下に落下してしまう。
薬を忘れてアッシュだけ再び取りに戻ったが、そこでゾンビネズミに襲われてしまい死亡。
2人きりになったエディは憧れのジャネットと図書館で何となく良い雰囲気になっていた。
図書館に戻ったウィローとブラッドだが、そのタイミングで噛まれていたブラッドのゾンビ化が始まってしまう。
女性2人を連れてエディは屋上へと逃げる。
女性達を逃がし戦うエディだが、逃げる際にジャネットも噛まれてしまい、ゾンビ化したブラッドと共に屋上から落下してしまう。もうだめかもとウィローとつぶやいている所で軍による救出が来てくれる。
しかし、ゾンビ化したジャネットに覆いかぶさられた挙句に、ゾンビ化したネズミがまだ居る為、今後の感染もやむ気配は無いのであった。
映画『ゾンビ・ハイスクール』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『ゾンビ・ハイスクール』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
低予算でチープながらの演出
ひどい言い方をしてしまうと文化祭レベル、学級会レベルといわれてしまう場合もあるかもしれない。
ほとんどが図書室でのまったりシーンである。どこか緊張感が無いのでゾンビ映画で悲惨さもあるはずなのに何故か和んでしまう作品。
普通は侮辱に感じるかもしれない言葉だが、この映画ではある意味低予算さながらのチープさが良い意味で引き立っている。
安っぽさがマッチして各生徒達の味が出せていると言うある意味レアな映画である。
ゾンビ映画だけにどうしても内臓などグロテスクなシーンはやはり存在する。
しかし、コメディタッチ有りの笑う事も出来るゾンビ映画!と思ってみるとそこまで気持ち悪くもならない不思議さがあることに気が付くであろう。
また、ゾンビが発生しだしてしまうのが高校と言う設定自体は「どう彼らが動き、回避していくのか?」と期待が生まれるので、どんなにお馬鹿な行動をしても見守ってあげると良いのではと思える映画である。
高校生ゆえの可愛さ
大人から見ると、突っ込みどころはたしかに多い映画である。
ヒロイン的名学園のクイーンなども出てくるが、クイーン曰く、「クイーンだって大変なのよ的なセリフ」など、あまり普段理解出来ないハテナでいっぱいになってしまうセリフも少なくない。
そこがキャラクター達のおちゃめさで可愛いく、笑えてしまえるこの映画の和んでしまう部分なのである。
いじめられっこのエディやいじめっ子、またまた学園クイーンのジャネットやゾンビ映画が好きというウィローなど、生き残り一行の面子を見守ると、危なっかしさにあふれていて、保護者の様に応援したくなるから不思議である。
主人公も、メガネ君さながらおとなしく普段なら冴えないタイプのキャラクターなので、この彼がどう主人公として良い味をじわじわ出していってくれるのか?を観るのがこの映画の見所かもしれない。
邦画で描かれるいじめられっ子って理由もなく、理不尽にいじめられることが多いですが、洋画に登場するいじめられっ子って今作のように結構意思が強くて、自分を持っている子が多いですよね。だからこそ、主人公になりストーリーが出来ていくのだと思いますが、なんとも言えないダメっぷりが可愛く思えて応援してしまいました。
落ちこぼれと呼ぶのにふさわしい子たちが集まっているので、危機感が全く感じられずゾンビ映画らしいハラハラ感はそれほどありません。笑って見られるゾンビ映画でしょう。(女性 30代)
映画『ゾンビ・ハイスクール』 まとめ
映画の作り自体は、学校が部隊でさほど予算もかけずに済んでいるなど、チープな感じが否めないが、その安そうな感じが似合う上に浮かないと言う具合の良い映画である。
学校と言う舞台だけあって、各キャラクターがそれぞれ個性的で、チアリーダー、いじめられっこなど設定自体が入りやすいように作られている。
主人公が冴えないタイプなので取っ付きにくいかもしれないが、その分他の人物の濃さがうまく引き立っている。
色々な性格の人種の生徒や教師などがいるため、自分の気に入りそうなキャラクターや、どんな活躍をしてくれるのだろうか?と素直な気持ちで観進めていく事が出来る映画と言える。
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