2016年7月公開映画一覧＆おすすめ注目映画

夏こそ、家族で映画を鑑賞しませんか？2016年7月公開のおすすめ映画を8作品紹介します。特に見逃せないのが、フィレンツェの絵画や彫刻を3Dで楽しめちゃうこと！映画で学び体験ができますよ。

7月公開のおすすめ注目映画
2016年7月公開映画一覧

7月公開のおすすめ注目映画

ブルックリン

・作品タイトル：ブルックリン
・公開日：2016/7/1(金)
・期待度：75％

アイルランドから、ブルックリンに渡り、移民として懸命に生きる女性エイリッシュの物語。エイリッシュはやがてイタリア系移民のトミーと出会い、愛を育んでゆく。

主演を演じる、シアーシャ・ローナンに注目して下さい。13才の時、「つぐない」という映画でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた実力派俳優なんです！

本作でも、アカデミー主演女優賞に期待されています。共演は、ドーナル・グリーソン、ジム・ブロードベント。

”私の生きる場所はどこ？”と人生に迷いつつ、切り開いてゆく姿や故郷の家族を想う気持ちに心打たれます。「ダブリン上等！」のジョン・クローリー監督作品。

シアター・プノンペン

・作品タイトル：シアター・プノンペン
・公開日：2016/7/2(土)
・期待度：80％

1970年代、ポルポト政権時に作られた映画。その映画に自分の母親が出演していることを知った娘ソポンは、未完成に終わった映画を完成させたいと思うが。ところが、母親はその当時のことを語ろうとしない。

カンボジア出身、注目の女性監督ソト・クォーリーカーの長編デビュー作。出演はマー・リネット、ソク・ソトゥン、ディ・サーベット。

悲惨なポルポト時代の記憶を風化させないためと映画への愛が詰まった作品です。
見どころは、娘ソボンが家族の秘密を知るシーン。監督の母親(ポルポト時代を生き延びた経験を持つ)への思いがきっかけとなって生まれたという。ぜひ、ご覧下さい。

シング・ストリート未来へのうた

・作品タイトル：シング・ストリート未来へのうた
・公開日：2016/7/9(土)
・期待度：75％

イギリス映画といえば、炭鉱・不況・音楽の3つの要素が欠かせない。この映画は、舞台がダブリンで炭鉱町ではないものの、やはり不況と音楽は切り離せないようだ。

主人公は、14才の少年コナー。音楽バンドを結成し、ロンドンで成功することを夢見ています。都会に憧れる不良少女も登場。ジョン・カーニー監督の「はじまりのうた」のファンならきっと気に入るだろう。

とにかくちょっとダサめなバンド・メンバーなど雰囲気がいい。見どころは、兄と弟コナーの仲の良さ！2人の音楽に対する情熱が素晴らしい。80年代音楽も◎！

フィレンツェ、メディチ家の至宝ウフィツィ美術館3D・4K

・作品タイトル：フィレンツェ、メディチ家の至宝ウフィツィ美術館3D・4K
・公開日：2016/7/9(土)
・期待度：80％

ミケランジェロやラファエロから、レオナルド・ダビンチまでメディチ家の至宝を集めたウフィツィ美術館。加えて、イタリアの街も大迫力の3D・4Kで魅せるアート・ドキュメンタリー。

この映画を観れば、日本にいながらイタリアの優れた美術を堪能できます。またサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂、ヴェッキオ宮殿など名所を巡り、絵画だけでなく街もリアルに感じられる点が魅力！

美術が好きな方は必見です！日本語版ナレーションは小林薫。3D版の上映は、シネマスイッチ銀座など全国10ヵ所で予定されています。この夏は、イタリア美術が熱い！

太陽の蓋

・作品タイトル：太陽の蓋
・公開日：2016/7/16(土)
・期待度：80％

東日本大震災の発生から緊迫の5日間を描いた再現ドラマ。福島第1原発で全電源喪失という事態になり、現場や官邸では混乱していた。

その時、原発には何が起きていたのか？事故から5年経った今、その検証と今後このような事故が起きないようにするにはどうすればいいか問う問題作。

再現ドラマには、当時の菅首相ほか実名で政治家や現場担当者が登場します。出演は北村有起哉、袴田吉彦、三田村邦彦。

見どころは、福島第1原発の事故について伝える、当時の官房長官・枝野幸男の喋るシーン(本人に全然、似ていないが・・)。

震災当時を振り返るには、欠かせない1作になるだろう。

シュガー・ブルース家族で砂糖をやめたわけ

・作品タイトル：シュガー・ブルース家族で砂糖をやめたわけ
・公開日：2016/7/23(土)
・期待度：80％

”妊娠糖尿病”と診断された妊婦が、自身と家族の健康を守るため、砂糖をやめるという目標を実行した5年間を追ったドキュメンタリー。

この妊婦がなんと、本作の監督を務めるチェコ人のアンドレア・ツルコバー。砂糖が体に及ぼす影響から、砂糖業界の知られざる裏側まで痛快に切り込んでゆく。

砂糖については、今年の3月に「あまくない砂糖の話」という、オーストラリア発のドキュメンタリー映画が公開されたばかり。

今、世界的に”食と健康”の問題が大きな関心を呼んでいます。この作品を機にあなたも食事を見直してみませんか？ぜひ、家族で考えて欲しい。

ミモザの島に消えた母

・作品タイトル：ミモザの島に消えた母
・公開日：2016/7/23(土)
・期待度：75％

30年前に起きた母の死について、真相を探ろうとする兄妹。「ミモザの島」と呼ばれる、美しいアールムーティエ島を舞台にサスペンス・タッチで描かれる展開から目が離せない！

母は自殺だったのか？それとも・・。謎の解明に”家族の存在”が大きな壁となって立ちふさがるが。「ミモザの島」の美しい自然も見どころ。

出演は、ローラン・ラフィット、メラニー・ロラン。原作は、「サラの鍵」(2010年に映画化。)を書いたタチアナ・ド・ロネの小説。フランソワ・ファブラ監督の長編デビュー作。

良質なミステリーに加えて、家族の心情描写がグッと迫ってくる作品です！

めぐりあう日

・作品タイトル：めぐりあう日
・公開日：2016/7/30(土)
・期待度：75％

「冬の小鳥」のウニー・ルコント監督の最新作。パリで理学療法士として働くエリザは、実の母親を知らない。実母調査をする中で、港町ダンケルクが出生地だと知り、息子ノエと共に引っ越した。

その地で、30年前に別れた実母と再会するまでの感動ドラマが描かれます。見どころは、エリザと実母アネットが、理学療法を通じて心を通わせてゆくシーン。静かな愛に包まれます。

出演は、セリーヌ・サレット、アンヌ・ブノワ。一貫して、家族の物語を描き続けている女性監督ならではの繊細な表現が本作でも際立っています。

美しい映像と親子の愛に癒されますよ。