映画『20世紀少年 第2章 最後の希望』あらすじネタバレ結末と感想

20世紀少年 第2章 最後の希望の概要:『20世紀少年 第2章 最後の希望』は、浦沢直樹の漫画を原作とする映画シリーズの第2弾。幼かったカンナは高校生に成長した。前作で悪の教団のテロに屈したケンヂらが反撃するまでを描く。

20世紀少年 第2章 最後の希望 あらすじネタバレ

20世紀少年 第2章 最後の希望
映画『20世紀少年 第2章 最後の希望』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

20世紀少年 第2章 最後の希望 あらすじ【起・承】

ケンヂと仲間たちが「ともだち」率いる悪の教団のテロに立ち向かった「血の大晦日」から15年。
あの日幼かったカンナは成長し、高校生になっていた。

教団は政治の世界にまで手を伸ばし、世界は最早教団の手に落ちてしまっていた。
15年前のあの日以来カンナの叔父・ケンヂは行方知れずで、カンナは彼の幼馴染・ユキジにここまで育てられた。
ケンヂは未だ世界を恐怖に陥れたテロの首謀者と思われており、カンナは社会にいらだちを感じていた。

一方その頃、海ほたるの刑務所に収容されていたオッチョは、同じく収容されている漫画家志望の男・角田と共に脱獄をする。

カンナは高校でも教団に反抗的な態度を示し、とうとう洗脳のための施設へ送られてしまう。というのも、その施設「ともだちランド」にともだちの正体を知るための手がかりがあると知ったからだった。
カンナの同級生の小泉響子は、自由研究でケンヂや血の大晦日について調べたことで目を付けられ、同じくともだちランド送りにされる。
2人は一緒にともだちの謎を探るべく潜入していく。

20世紀少年 第2章 最後の希望 あらすじ【転・結】

ともだちランドでは、成績優秀者にボーナスステージが用意されている。カンナと響子がボーナスステージで入り込んだ世界は、1971年のケンヂたちがいる町だった。
ここで小学生の頃の叔父とであったカンナは懐かしさに涙しながらも、「ともだち」に隠された真相を探っていく。カンナと響子は、謎のお面の少年に出会う。

ともだちランドには、かつてケンヂと共に戦った仲間たちがひそかに潜入し、活動していた。
彼らはこの頃、世界が「しんよげんの書」によって操作されていることに気付く。

そして脱獄したオッチョもともだちを倒す計画を練っていた。
ともだちが歌舞伎町でパレードをすると知ったカンナやオッチョたちは、ともだちを倒す決意を固める。

しかし、パレード当日ともだちを襲撃したのは別の人物だった。ともだちは仲間であるはずの13号に殺されてしまう。
ところが、ともだちの葬儀の日、死んだはずのともだちが息を吹き返す。一度死によみがえったともだちは神となった。

世界は完全に教団の支配下に堕ち、人々はテロによって滅ぼされていく。

だがまだ終わったわけではない。行方不明だったケンヂは生きている。

20世紀少年 第2章 最後の希望 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2008年
  • 上映時間:139分
  • ジャンル:SF、サスペンス、アドベンチャー
  • 監督:堤幸彦
  • キャスト:豊川悦司、常盤貴子、平愛梨、香川照之 etc

20世紀少年 第2章 最後の希望 批評・レビュー

映画『20世紀少年 第2章 最後の希望』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

「ともだち」の正体

シリーズを通しての最大の謎が「ともだち」の正体であろう。第一章において、ケンヂの小学生時代の仲間の中にいるであろうことはわかるが、第二章になっても未だその正体は謎とされている。
しかし、ストーリーの展開や推理によってではなく、思いもしないところでこの「ともだち」の正体に気付いてしまった。
監督は「ともだち」の正体のヒントは声だと言っていたらしいので、他にも同じところで気付いた人はいるだろう。
声、というか、しゃべり方でどうやらフクベエを演じている佐々木蔵之介であることがわかるのだ。
他にも、背格好や耳の形などでも薄々気付く。私が確信したのは第二章だが、これはもう第一章を観ていてもわかるところ。できればもっと違う形で知りたかったと残念に思った。
というか、間近で接してきたはずの登場人物たちがなぜ気づかないのか不思議。

ヒーローの不在

三部作の中間にある本作は、成長したカンナの活躍と、教団に支配された社会で暗躍する仲間たちの活動をメインに描いている。
シリーズの主人公であるケンヂはラストシーンで生存が確認されるまでその行方もわからない。ヒーローなき絶望の世界を描くのが特徴だ。
そんな中で登場した高校生のカンナは、まさに「運命の子」として作中唯一の希望として光っている。
ケンヂが出てこないのはじれったいが、前作とは違った雰囲気があってこれも面白い。
満を持してケンヂが登場するラストシーンはワクワクする。

20世紀少年 第2章 最後の希望 感想まとめ

ともだち教団に支配された社会では、世界を救うために戦ったケンヂも最低のテロリスト。そのケンヂが生きているかさえもわからない状況で、カンナが苛立つのと同じように映画を観ている私たちも苛立ち、じれったい。
前作とは違って、かなり「ともだち」の存在にフォーカスしているのが特徴で、過去のともだちの様子から彼の目的も見えてくる。
最終章を目前に、「ともだち」が死から甦り、完全な「神」となった。どんな結末を迎えるのか楽しみである。

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