『誰よりも狙われた男』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

2014年にオーバードーズで死亡した名優フィリップ・シーモア・ホフマンの遺作。元MI6のエージェントである作家ジョン・ル・カレのスパイ小説の映画化。監督は『ラスト・ターゲット』のアントン・コービン。

あらすじ

誰よりも狙われた男』のあらすじを紹介します。

諜報機関のテロ対策チームを指揮する中年男・バッハマン(フィリップ・シーモア・ホフマン)。彼は常に冷静で、淡々と犯人グループを追いつめ、時には恐喝や犯罪行為にも手を染めるやり手だ。ドイツに密入国したイスラム過激派のイッサという青年を追う任務に就き、その実力を発揮する。

イッサは人権団体の顧問弁護士を務めるアナベル(レイチェル・マクアダムス)という女性を仲介人に、イギリス人銀行家のブルー(ウィレム・デフォー)と接触しており、ブルーが勤める銀行にテロ組織の秘密口座が存在しているため、彼らをマークしているのだった。

バッハマンはイッサをわざと泳がせ、テロ資金の出どころ・流れを突き止めて、さらなる大物を逮捕しようと目論んでいた。

評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:2014年10月17日
  • 上映時間:122分
  • ジャンル:サスペンス
  • 監督:アントン・コービン
  • キャスト:フィリップ・シーモア・ホフマン、レイチェル・マクアダムス、ウィレム・デフォー、ロビン・ライト、グレゴリー・ドブリギン etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『誰よりも狙われた男』について、考察・解説します。※ネタバレあり

元MI6 ジョン・ル・カレ

ジョン・ル・カレの小説の映画化がつまらないわけ無いだろ!
2012年の映画「裏切りのサーカス」は渋いスパイ映画で、かなり満足度の高い映画でした。ああ、誰もが憧れるイギリスのスパイ組織ってのはこんなかんじなんだなぁ、エージェントも人間なんだなぁと実感しましたよ。

ジョン・ル・カレの作風は、元MI6のエージェントであることを活かしたリアリティ。本作も「スパイってこうなんだ」と勉強になりました。それにしても、彼の作品は本当に実写映画化向きですね。映像の事を考えて書いてるんだろうな。

主人公を演じるのはフィリップ・シーモア・ホフマン。ヤクのやり過ぎで死んだ名優です。「あの頃ペニー・レインと」での演技が有名ですね。国際指名手配中の男を淡々と追いかけ、徐々に追い詰めていく。『007』なら女と都合のいい設定でどうにかする問題なのに、なんて偉いんだ!と思ってしまうのは、映画ファンならではの感情でしょう。

まあ、話は見ていればわかるでしょう。本格スパイ映画なのにわかりやすい。脚本家の腕が光っています。フィリップ・シーモア・ホフマンの演技力で魅せるシーンも多く、たまに出てくるジョークは笑えます。観ないと損しますよ。やっぱり、スパイ映画はテレビ画面で見るよりも、劇場の大スクリーンで見たほうがいいです。

まとめ

スパイ映画は『007』とか『M:I』とか『ボーン』だけじゃない!重厚なスパイ映画も存在し、近年ではジョン・ル・カレの実写映画作品がそれだ!というくらい、ジョン・ル・カレの名前は映画界に轟いています。『裏切りのサーカス』はほんとうに素晴らしい。本作が気に入った人は、ぜひ観てもらいたいです。本作よりも面白く、もっと引きこまれます。

フィリップ・シーモア・ホフマンの演技は相変わらず素晴らしい。彼の死が悔やまれます。ロビン・ウィリアムズも薬がきっかけで亡くなっているし、ハリウッドの薬物汚染はどうにかならないものなのでしょうか?名優をこんな形で失ってしまうのは惜しい。ファンが悲しむからやめてほしいというのはファンのエゴですが、やっぱりなぁ……。

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