映画『悪魔の椅子』あらすじネタバレ結末と感想

悪魔の椅子の概要:2006年のホラー映画。廃墟となった精神病院で怪しい椅子に座った女性が消えてしまう事から始まるパニックホラー。精神病院を退院したニックは、嫌がりながらも教授に連れられてかつての事件現場へと舞い戻ってしまう。

悪魔の椅子 あらすじネタバレ

悪魔の椅子
映画『悪魔の椅子』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

悪魔の椅子 あらすじ【起・承】

ニックは恋人であるサミーと一緒に、廃墟となっている閉鎖されたブラックウォーター精神科病院へともぐりこむ。そこで、アシッドドラックを使いハイテンションに。

病院の2階で、古そうな電気椅子が置かれているのを見付け、そこにサミーはノリもあり座ってしまう。
すると、椅子に突然身体の動きを拘束され、まるで体を何かに刺されたかのように血まみれになってしまう。恐怖でパニックとなったニックは、ドラッグのせいもあり混乱してしまう。

やがて気が付くと、ニックはヒルドン精神病院のベッドで目を覚ます。
ヒルドン精神病院の医師には、あの事件は記憶が混濁状態でよくわからない、自分は犯人ではないはずいだけど、と自信も無いまま話す。

模範的な患者としての生活を4年間送っていた事もあり、ニックは退院を許可してもらえる事になる。その上、精神的な理由もあり、殺人罪も免除してもらう事が出来たのだ。
精神病院としては、ニックの退院を快く思ってはいなかった。

しかしニックに興味を持ったケンブリッジ大学の心理学のウィラード博士が責任を負うという条件の元で退院する事が叶うのだった。

ニックは退院直後にそのままケンブリッジ大学のウィラード博士の元へと連れられて行く。
そこで博士に今回の出来事を本に書きたい旨を告げられる。
ニックはなかなか受け入れ難く、渋るが、退院を条件に軽い脅しの元、承諾する事になってしまった。
ブラックウォーター精神科病院でニックの行動観察が始まる事が決まってしまった。

5時間をかけて、ブラックウォーター精神科病院に到着。
メンバーは、レイチェルや、少々曲者のブレッド、メリッサ、ウィラード博士、ニックを合わせた5人である。
ニックは、事件の記憶がうっすら戻り気分が冴えない。
ブラックウォーター精神科病院は、元々は有名化学者であるブラックウォーターが1950年代に経営していたと言う個人病院だった。
心理の学会では当時彼の考えを中心にしていたのだが、ある時期を境に学会から追放されてしまう。
1963年に病院が閉鎖されるまで、重症の患者と一緒に篭ったまま研究を続けていた。
当時の研究については内容も公開されておらず、謎のままとされていた。
しかし、密かにウィラード博士はブラックウォーター博士の日記を手にした事で、その研究について知っていると言う事実をニックに告げる。

研究はと言うと、地下で非道な人体実験を行っていたらしい。
学会も、人の魂について語った事で追放されてしまったらしいと言う事を話す。
2階の電気椅子は、別の世界への扉であり人の魂と肉体を分裂させる物であると考えられていた。

悪魔の椅子 あらすじ【転・結】

4年前の事件については、ニックは自分の妄想ですと言い張るが、ウィラード博士はそれを否定する。実は妄想と思えた事こそが真実かもしれないし、それを証明出来るかもしれないと語る博士。

就寝後、ニックはレイチェルに、あの悪魔の椅子の所に行ってみようと起こされてしまう。
彼女は「幽霊は存在しないので、それを理解して欲しいし大丈夫」と、椅子に座ってしまう。
ニックは止めるが、座った後に肘掛けの入り口部分に指を入れてみたら中に仕掛けがあったらしくレイチェルの指は血が溢れてしまった。
その血が原因で椅子が動き始め、首や手首を拘束されてしまった上に、首に管が差し込まれ血だらけになった矢先、レイチェルの姿が消えてしまう。

博士に知らせたニックだが、ブレッドとメリッサはニックを疑っていた。
一方レイチェルは、知らない場所に飛ばされておりそこで目を覚ます。
ニックは導かれる様にレイチェルの元へと向かおうとする。
博士は帰る方法が日記に書かれている可能性があると考えニックと部屋を出てしまった。
部屋に残されたメリッサとブレッドは、椅子から異音がする事に気が付く。
ブレッドは信じないが、メリッサに言われて座るとレイチェルと同じ場所へと飛ばされてしまった。

ブレッドが飛ばされた後に博士に話すと、ニックも座り彼らと同じ場所に飛ばされてしまう。それを見た博士とメリッサは笑い、博士は「悪魔が喜ぶ」と言いながらメリッサを刺してしまう。

一方飛ばされたニック達の建物には、悪魔の様な者が住んでおり襲い掛かってきていた。
目を潰されてしまったブレッドから話を聞いたニックは、レイチェルより悪魔について聞く。そして血をヒントに、血だらけの服を囮にして裸でレイチェルと息を潜めて身を固めていた。

その時に、同じ場所へと飛ばされてきたメリッサに悪魔が気を取られ、同じくそこに飛ばされて来た博士に悪魔は手なずけられてしまう。博士をどうにか倒し、悪魔を支配してレイチェルとキスを交わすニックだが、徐々にレイチェルの様子がおかしくなっていく。

気が付くと、レイチェルを暴行しながら傍らでは逃げろ、辞めろと瀕死の状態で呼ぶ博士がいた。
すべて暴走したニックの妄想だったのだ。
せめてと思い逃げるレイチェルだが、ニックに殺されてしまい、ニックは意気揚々と外に出てそのまま車に乗り込むのだった。

悪魔の椅子 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★☆☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2006年
  • 上映時間:91分
  • ジャンル:ミステリー、ホラー
  • 監督:アダム・メイソン
  • キャスト:アンドリュー・ハワード、マット・ベリー、エリーズ・デュ・トワ、ポリー・ブラウン etc

悪魔の椅子 批評・レビュー

映画『悪魔の椅子』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

精神世界の世界観

悪魔の椅子にメンバー全員が座り、飛ばされた先では、悪魔が現れるのだが、
悪魔と言うよりエイリアンの様な風貌をしていると感じるかもしれない。しかしそこが、真実の悪魔では無く、あくまでニックの創造上の悪魔なのだと言うオチを観ると納得がいく。
悪魔ともエイリアンとも言いかねない独特の風貌なので、新鮮な感じはする。
それが逆に得体の知れない不気味さをうまく出していると感じる。
ダークで陰鬱に話が流れていくので、途中でだれてしまう時があるかもしれないが、最後にオチが用意されているので最後までじっくり見る事をお勧めする。
メンバーの美貌のせいか、少し青春映画の様な雰囲気にもなってしまっているので、もう少しホラーとしての深みが欲しかったとは感じる作品である。

後味の悪さ

かなり好き嫌いは分かれる作品と言える。
何より、精神病院を舞台としている事で、最初にこの物語のオチが何となくつく人もいるとは思う。
しかしオチを含め後半は、後味や気分が悪くなる演出が多いかもしれない。
メンバーは悪気は無かったのに、結局狂ってしまった人間を精神的な檻から出してはいけないのだと言えるメッセージをひしひし感じた。
頭からほぼ全身血だらけで、狂気や凄惨な様子を全力で出して来ているのがすごく伝わりそれが気分を重くするのだと思う。
不気味さが残り、最後に妄想の中の彼女と一緒に車を走らせて行くニックの「その後」がとても気になってしまう。

悪魔の椅子 感想まとめ

登場人物説明が少し退屈なイメージを抱かせてしまうとは感じた。
基本的に説明が少し長い映画ではあるかもしれない。
そしてオチも少し理解がしにくいのは残念。人物以外のオチなどは説明が無い為、感覚で意味を判断しないといけない映画である。
悪魔の椅子と言うそそる設定の中、少しオチが曖昧に感じてしまう人も少なくないだろう。謎をうっすら残したままの終わり方なので人によっては気持ちが悪いかもしれない。
恐怖感や凄惨極まりない雰囲気はすごく出ているので、サイコな恐怖感や緊張感に存分に浸りたい人にはお勧めである。

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