映画『アメリカン・ハッスル』あらすじネタバレ結末と感想

アメリカン・ハッスルの概要:2013年のアメリカ映画。アメリカで1970年代に実際に起こったアブスキャム事件をベースに作られた詐欺師の映画で、クリスチャン・ベールはじめキャストの演技力が話題になった人気作品である。

アメリカン・ハッスル あらすじネタバレ

アメリカン・ハッスル
映画『アメリカン・ハッスル』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

アメリカン・ハッスル あらすじ【起・承】

1970年代のアメリカはラスベガスやマイアミなど、カジノを主に経済産業の中心とした街が増えつつあった。
次のターゲットタウンはニュージャージー州のアトランティック。

ローゼンフェルド(クリスチャン・ベール)はクリニックを経営しながら、様々なビジネスに手を出している。
金貸し業も含め、その全てが詐欺だった。
そんな彼でも美人の妻と結婚をし、子供にまで恵まれた。
だがそれだけでは飽き足りない。
愛人と呼ばれる女性もいる、彼女の名はシドニー。
彼女はまさに詐欺師の愛人になるにはぴったりの頭脳明晰、さらに美しい容姿の女性で、ローゼンフェルドの近くにいつも彼女ありという感じだった。

さらに儲けようと、より大きな仕事をこなそうとする2人。
そして金貸し業としての彼らの所に、ある男がやってくる。
名前はリッチーという。
シドニーは彼に金を渡すが、実は彼はFBI捜査官で2人ははめられたのだ。
詐欺罪で逮捕されるも、ローゼンフェルドは証拠不十分で不起訴となる。

捜査官はシドニーを釈放して欲しければ、FBIが追っている事件に協力しろと言ってくる。
それは中々手強そうな4人の詐欺師の逮捕だった。

シドニーのために協力することにしたローゼンフェルド。
しかし最初はローゼンフェルド達の知り合いの詐欺師の逮捕だったのに、話がおかしな方向に向かう。
何と市長のやっていることを暴こうと言うのだ。

ローゼンフェルドは政治家には今まで手を出してこなかった。
リッチーにそれを言うも全く無視。
リッチーはカーマインが次のカジノ建設用に集めている大金を盗み、市長に賄賂として送るという方法を思いつく。

カーマインと会える機会が巡ってくる。
しかしカーマインは悪い事はしないというのを売りにしている政治家だった。
そのため彼らの提案を1度は断るが、結局受け取った。
リッチーの思惑通り、カーマインは汚職政治家としてのベースが出来た。

アメリカン・ハッスル あらすじ【転・結】

しかしこのカーマインが担当しているカジノ建設には、マフィアが絡んでいた。
ローゼンフェルドはこの事態をまずいと考えるが、リッチーは芋づる式に悪党を引っ張れると喜んでいる。
だがローゼンフェルドはカーマインと段々親しくなり、心からの友人になりつつある。
そのため自分のしたことに疑問を持ち始めた。
彼とは家族ぐるみの付き合いも始まり、妻で鬱病を発症しているロザリンもいつも同席させていた。

しかしロザリンは実はローゼンフェルドとうまくいっていないため、テレジオというカーマインの部下の男と恋仲になってしまう。
そしてうっかり夫の職業について話してしまった。
これで詐欺に引っかけられていることに気がつかれてしまう。

もうダメだと、ローゼンフェルドはカーマインに全てのことを打ち明けに行き、自分がしたことを話す。
これによりカーマインは大激怒し、絶交される。
そしてシドニーが再び仲間に加わる。

ローゼンフェルドは新しい策をシドニーと練った。
テレジオに詐欺では無いと立証するため、実際にお金を振り込む約束をしていた。
そこでテレジオの司書だという人間に200万ドルを振り込むというもの。
その司書が偽物だとは知らず、テレジオの部下の司書だと思っているリッチーは検挙の為ならと、金をまんまと振り込んでしまう。

しかし司書はローゼンフェルドが側の人間。
金は彼の元にやってくる。

その後、ローゼンフェルドはFBIに連絡をする。
そして今までやってきた囮捜査のことをTVで洗いざらい話し、カーマインの減刑、自分たちの不起訴を条件にリッチーが引っかかった200万を返すと話した。

FBIはこの条件を飲んだ。
そしてローゼンフェルドとシドニーははれて不起訴処分。
本当に愛し合っている彼らは、詐欺師としてではなくまっとうなビジネスを一念発起。
幸せに暮らすこととした。

アメリカン・ハッスル 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2013年
  • 上映時間:138分
  • ジャンル:コメディ
  • 監督:デヴィッド・O・ラッセル
  • キャスト:クリスチャン・ベイル、ブラッドリー・クーパー、ジェレミー・レナー、エイミー・アダムス etc

アメリカン・ハッスル 批評・レビュー

映画『アメリカン・ハッスル』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

キャストの見た目で勝負

この映画はキャストの見た目がおかしなことになっているのが話題だった。
というのも主人公を演じているクリスチャン・ベールは太っていて、はげていて、彼の魅力が消えているのだ。
もうあそこまでいくと彼には全く見えないので、誰でも良かったのでは無いか?と思ってしまうほどだ。

あとはシドニーのエロさ加減が凄い。
詐欺師の片棒を担ぐくらいだが色々なことをしなければいけないので、絵に描いたような峰不二子のような人間がいても面白い。
2人のアンバランスさがコンビとしては面白かった。

実際にあった事件がモデル

とんでもないくだらなく見える内容の映画だが、実は1970年代に実際にあったアブスキャム事件をモデルにした作品である。
もちろんベースにしただけで、フィクションのくくりである。
映画でもちゃんとそのことは書かれている。

しかし実際にこんなことが行われてしまうあたり、さすがアメリカである。
司法取引が大胆に行われることにびっくりしてしまう。
だがそれらを取り上げた題材というのもまたアメリカらしく、全く隠さずそれを作品に選ぶ辺りのセンスはさすがである。

言うほど面白く無い

話題になって人気があったほどは面白い作品では無い。
下品でチープな演出が多く、何より場面の切り替えシーンが非常にわかりにくく見にくい。
人の描き方もざっくりで、ぱっと見ただけだと人間関係の把握に苦しむ作品だった。

テーマ自体は壮大なので、もっとこれを上手く利用して格好良い作品に仕上げればオーシャンズシリーズみたいな人気作になったかもしれない。

アメリカン・ハッスル 感想まとめ

アメリカには実際に起こった事件をテーマにした映画が実はたくさんある。
しかしそのどれもがシリアスで本気の格好良さがある。
しかし本作品は詐欺師としての腕前は確かにあるのかもしれないが、コメディタッチで格好良さが全く無い。
どちらかというと嫌いな人が多いのでは無いかというジャンルの作品である。

見た目勝負で俳優のユーモラスな姿が売りなのだろうが、正直見た目というものは鑑賞者はさほど気にならないのだ。
内容が面白ければ、見た目が普通でもはまってしまうものだし、後から着いてくる。
もう少し無いように気を遣って欲しい作品であった。

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