映画『くもりときどきミートボール』あらすじとネタバレ感想

くもりときどきミートボールの概要:2009年公開のアメリカ制作の3DCGアニメーション映画である(原題:Cloudy with a chance of Meatballs)。1978年に出版された絵本が原作で100万部を越えるベストセラーである。

くもりときどきミートボール あらすじ

くもりときどきミートボール
映画『くもりときどきミートボール』のあらすじを紹介します。

舞台は小さな町、スワロー・フォールズ。
ここには以前サーディーンの缶詰工場で賑わっていたが、閉鎖されて以来大量に残った缶詰を町の人はひたすら食べていた。
この町に住んでいる発明家志望のフリント・ロックは人付き合いが大の苦手。
そのためひたすら役に立つものの発明を考えていた。

ある時、フリントは氷を食べ物にする機械の発明をしたが、失敗してしまい空に向かって飛んでいってしまった。
落ち込んでいたフリントをよそに突然空からチーズバーガーが降ってくる。
人々はこの発明を歓迎した。
異常気象を伝えようとやってきたお天気キャスターのサム。
サムとフリントは次第に距離が近づいていった。

しかし欲望にかられ始めた町民が思うがまま注文をするようになったら、機械は誤作動をはじめ巨大なミートボールやスイカが町をおおいはじめてしまう。
フリントとサムはお互いの知識を搾り出し、何とかこの事態を収拾しようとする。
人間の欲望の深さを表しているメッセージが強い作品。

くもりときどきミートボール 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2009年
  • 上映時間:90分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ、アニメ
  • 監督:フィル・ロード、クリストファー・ミラー
  • キャスト:ビル・ヘイダー、アンナ・ファリス、ブルース・キャンベル、ミスター・T etc

くもりときどきミートボール ネタバレ批評

映画『くもりときどきミートボール』について、感想批評です。※ネタバレあり

テーマが現代社会を皮肉っていて非常に深い

最初はただのアニメ映画だと思ってみたが、実は話が展開するに連れてテーマが重いことに気が付く映画である。
最初は町で嫌われていた発明家が、失敗した機械のおかげで美味しいものが食べられるようになった。
元々は町の人々は幸せになって欲しいという思いで発明をしていたので、彼も喜んでいた。
しかし段々と欲深くなってきた人々は彼に様々なお願いをしにやってくる。
食べたいもの、子供の誕生日など勝手なことを言い始めるのだ。
暗くて人付き合いが苦手な彼を嫌っていたはずなのに、誰もがそのことを忘れ平気な顔をして近づいてくるという事実はシニカルである。
息子の誕生日になにかしてあげたいという人など、父親として何かしてやりたいという気持ちさえ忘れてしまったのだ。
もはや自分で何かをしたいという人への思いやりすら忘れ、ひたすら人に依存するという重いテーマが隠されていると感じた。
小さな子供にはただのアニメ映画にしか映らないかもしれないが、本当は大人が見るべき映画なのかもしれない。
食べ物があふれかえっている現代への社会風刺的な役割をしている作品であり、見終わったあと意外にも心に響いていることに気が付く。

内容が良質なのにタイトルが酷すぎる

もう少し他に考えられる邦題はなかったのだろうか?
あまりに酷すぎる。
どんなに良い映画でも入り口はもちろんタイトルであり、その付け方次第で成績も変わってしまうだろう。
このタイトルだとどんな映画なのかもさっぱりわからないし、予測も不能。
ましてや大人向きのアニメだとは誰が想像するのだろう。
本気で見て欲しいならもう少し内容にあったタイトルにして欲しいところだ。

くもりときどきミートボール 感想まとめ

アニメだと一見子供向きだと決めてかかってしまい、大人が見ることはあまりないのが現実である。
自分の子供が見たいといえば一緒にいくこともあるのだろうが、全員がそういう訳ではない。
それを考えるとこのような良質な大人向けのアニメ映画はどのように宣伝すれば見てもらえるのだろうか?
ディズニー映画であるわけでもないし、絵が可愛いわけでもない。
タイトルが比較的魅力的なわけでもないこの映画は徐々に世の中に埋もれていってしまう。
それは余りにも残念なことだ。
社会風刺を描き、簡単な話を皮肉り見やすくしているのだから。
やはりもうすこし宣伝、販売の仕方を考えより多くの人に鑑賞してもらえるようにして欲しいというのが1映画ファンとしての個人的な意見である。

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