映画『くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密』の概要:幼い頃から発明家を目指していたフリントは、水を食べ物に変える機械「フードフェザー」を開発した。だが、その機械が暴走してしまったため、止めることになった。島で暮らす住民達は生み出された巨大な食べ物を除去する間、一時避難することになった。
映画『くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密』の作品情報
上映時間:95分
ジャンル:ファンタジー、コメディ、アニメ
監督:コディ・キャメロン、クリス・パーン
キャスト:ビル・ヘイダー、アンナ・ファリス、ジェームズ・カーン、ウィル・フォーテ etc
映画『くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密』の登場人物(キャスト)
- フリント・ロックウッド(ビル・ヘイダー)
- 幼い頃から発明家を目指していた。「フードウェザー」と呼ばれる水を食べ物に変える機械を発明する。純粋な性格。チェスターVに強く憧れている。
- サム・スパークス(アンナ・ファリス)
- フリントの友達。フリントの良き理解者。ニューヨークのテレビ局に勤務している。天気リポーター。
- チェスターV(ウィル・フォーテ)
- 発明家。リブコー社の最高責任者。人を信用しておらず、自分のホログラムを活用している。「フードウェザー」を手に入れるため画策する。
- バーブ(クリステン・シャール)
- オラウータン。人間の脳が埋め込まれている。リブコー社に勤める。チェスターVの相棒。
映画『くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密』のあらすじ【起】
フリント・ロックウッドは幼い頃から発明家を夢見ていた。目標にしていたのは、発明家のチェスターVである。チェスターVは手軽に食べられるフードバーを発明し、一躍有名になった人物である。フリントは様々な物を開発し、水を食べ物に変える機械「フードウェザー」を作り出した。フリントは「フードウェザー」でより良い世界を作り出したと思っていた。だが、機械が暴走し、食べ物の嵐が起こってしまう。フリントは機械を止める決意をした。
フリントは機械を止めても悲しくはなかった。なぜならサム・スパークスという友達ができたからだった。フリントがサムを誘って新しい仕事場を作ろうとしていると、チェスターVのホログラムが現れる。チェスターVのホログラムは国連からの依頼で、世界中に落ちた巨大な食べ物の撤去作業に来たのだ。撤去作業の間、スワロー・フォールズの島に暮らす住人は達、サンフランノゼという街に一時避難することになった。そこには、チェスターVが最高責任者を務める、リブコー社の本社があった。フリントはチェスターVのホログラムに、本社で仕事の手伝いをするよう頼まれる。サムや仲間達が応援してくれたため、フリントは引き受けることにした。
フリントは助手でサルのスティーブと一緒にリブコー社を訪れた。すると、社員のバーブに出迎えられる。バーブは人間の脳を埋め込まれたオラウータンだった。フリント達はバーブに案内され、会社の中を巡った。そこで、「頭脳飛行士」と呼ばれるエリート社員達を見かける。フリントは頭脳飛行士になることを夢見るが、簡単になることはできなかった。半年後に開催されるベスト授与式で、選ばれなくてはいけなかった。
6か月後。頭脳飛行士ベスト授与式が開催された。フリントは自分が選ばれるのではないかと期待するが、実際に選ばれたのはフリンティ・マキャラハンという人物だった。フリンティは排ガスゼロのエコカーを発明していた。フリントは深く落ち込んだ。しかも、お祝い用に用意していた発明が爆発し、チェスターVや皆の前で恥を掻いてしまう。サムや父のティムが慰めるが、フリントの心は晴れなかった。
チェスターVは密かに「フードウェザー」を手に入れようとしていた。だが、なかなか見つからなかったため、フリントを利用して探させることにした。チェスターVは食べ物が動いており、このままでは世界中の名所が破壊される恐れがあるとフリントに伝えた。そして、「フードウェザー」を探し出し、BS-USB(分岐系統的非常停止ボタン)を使って機械と作製物を破壊するよう指示した。
映画『くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密』のあらすじ【承】
チェスターVは誰にも言わず1人で行くよう指示していたが、フリントはサムに話した。そして、友達の警察官のアール、カメラマンのマニー、ブレントを誘った。ティムも話を聞いており、ついて行くことを決める。
フリント達が島に戻ると、巨大な食べ物が漂流していた。しかも、島の中はジャングル化しており、不気味な雰囲気が漂っていた。フリントは父を危険な目に遭わせたくなかったため、船で待っているよう頼んだ。ティムは息子の助けをしたかったが、アール達にも説得され渋々船で待つことを受け入れた。
フリント達は島に上陸した。そこで、生きているイチゴ(通称イチゴちゃん)がBS-USBを飲み込んで逃げてしまう。慌てて追いかけると、綺麗な湖と「フードウェザー」が作ったと思われる食べ物で出来た動物達(フード・アニマル)がいた。フリント達はその光景に感動し、サムは世界中に知らせるべきだと考えた。マニーは動物達の姿をカメラに収めた。フリント達の行動を監視していたチェスターVは、サムの考えに危機感を覚えバーブに始末を頼んだ。
フリント達はチーズパイダー(チーズハンバーガーの蜘蛛)に襲われる。追い詰められたとき、チェスターVとバーグの乗ったヘリコプターが現れ助けられる。バーグはイチゴちゃんを切り裂いてBS-USBを取り出そうとした。イチゴちゃんは怯え、イチゴジャムを漏らして逃げた。そのジャムの中にBS-USBが入っていた。チェスターVはこうしている間にも食べ物達が大陸に渡ろうとしていると話し、フリントの危機感を煽った。
映画『くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密』のあらすじ【転】
フリントは追跡装置を作るため、ラボに向かった。ラボの中はぐちゃぐちゃで、材料があるところまで容易に辿りつけなかった。そこで、チェスターVは自分とフリントが履いている超伸びるパンツをバーグに持たせ、ぶら下がって材料を取りに行った。その時、チェスターVは幼い頃のことを思い出した。チェスターVはフリントと同じように、いじめっ子を警戒して高所にラボを建てていた。フリントは自分を昔いじめていたブレントと仲良くなったことを話した。すると、いじめっ子を信用してはいけないとチェスターVから忠告される。
チェスターVの言葉を気にしたフリントは、ブレントに対して酷い態度を取ってしまう。すると、サムに諌められる。サムはブレントも皆もフリントを助けたいと思っていることを伝えた。チェスターVとバーグは2人の会話を聞いていた。48時間以内に「フードウェザー」を見つけて新製品を発売しなければならばなかったため、時間がなかった。チェスターVは自分で動くことにした。
フリントは追跡装置を使い、皆と一緒に「フードウェザー」を探しに行こうとした。チェスターVはフリントに話しかけながら、巧みにサム達との間を裂くように行動した。途中で、タコスワニ・デラックス(タコスで出来たワニ)が現れた。フリントは襲われそうになったバーグを救い、皆と逃げた。タコスワニ・デラックスの行動を見ていたサムは、その動物が母親で子供を守るために凶暴になっていたことに気づく。
映画『くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密』の結末・ラスト(ネタバレ)
サムは全てのフード・アニマルを消すのは間違いではないかと感じ、そのことをフリントに訴えた。だが、フリントはチェスターVの言いなりで、サムの話に耳を貸さなかった。サムを始めとした仲間達はフリントに失望し、去っていった。
サム達の前にチーズパイダーが現れる。サムは凶暴ではないことを証明するため、チーズパイダーに近づいた。チーズパイダーは襲うことなく、サムに触られて嬉しそうにしていた。チーズパイダーの蜘蛛の巣には、リブコー社のロゴが入ったリュックがたくさんかかっていた。サム達はそれを見て、リブコー社が動物達に何かしたことに気づく。チェスターVが悪人だとフリントに知らせに行こうとするが、リブコー社の社員に捕まってしまう。
フリント達は「フードウェザー」がある場所に辿り着いた。その時、マシュマロで出来た動物の家族が現れる。フリントはその姿を見て、サムの言う通り機械を壊すのは間違いだと気づく。しかし、チェスターVはフリントの制止を無視し、BS-USBを機械に差し込んだ。すると、プログラムが変わった。停止させると言うのは機械を手に入れるための嘘だった。チェスターVは機械を奪い、フリントを湖に突き落とした。
リブコー社の社員はジャングルを伐採し、フード・アニマル達を捕まえた。フリントは動物達に救われ、父の元へと連れて行かれる。フリントがサム達を信じなかったせいだと落ち込んでいると、イチゴちゃんが現れサム達が工場に監禁していることを教えられる。フリントはサム達を助けるため、父や動物達の助けを借りて工場の中に忍び込んだ。
チェスターVはサム達をフードバーにしようとしていた。チェスターVの目的は、フード・アニマルを原材料に、フードバーの新製品を開発することだった。そのため、「フードウェザー」を探していたのだった。チェスターVはバーグにサム達を始末するよう指示した。バーグが戸惑っていると、チェスターVに悪口を言われてしまう。チェスターVは自分で機械を操作し、サム達を始末することにした。
フリントはチェスターVから機械を奪い、サム達を助け出した。そして、フード・アニマル達と協力してチェスターVを追い詰めた。バーグはチェスターVに愛想を尽かし、彼が持っていた「フードウェザー」を奪ってフリントに返した。チェスターVはチーズパイダーに食べられて倒された。
フリントは「フードウェザー」を島に戻した。フード・アニマル達は喜んだ。フリントはサム達と和解し、バーグを仲間として受け入れた。
映画『くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密』の感想・評価・レビュー
フリントの優柔不断で情けないところは少しイライラしたが、それだけ純情なのだと思うと少しだけ微笑ましく感じた。物語に登場する、フード・アニマル達はとても可愛かった。チーズパイダーは蜘蛛なだけに少し気持ち悪かったが、イチゴちゃんやマシュマロで出来た動物達は女の子が好きそうな感じでとても愛らしかった。全体的には子供も楽しめるようなストーリーだが、人間をフードバーにしようとしたりオラウータンに人間の脳を入れたりと、ちょっと衝撃的な部分もあって驚かされた。(MIHOシネマ編集部)
前作で水を入れるだけで好きな食べ物に変えられる機械「フードウェザー」を発明したフリント。前作のラストで機械が暴走し電源を切りましたが、今作で描かれていたのはその暴走した機械が作り出した食べ物が「動物」になってしまうなんとも不思議なストーリーでした。
食べ物が動物となり動くという可愛らしい設定は子供はかなり楽しいのではないでしょうか。しかし、大人の目線で見てしまうと自分で作りだした機械に責任を持たないフリントにイライラしてしまう部分がありました。(女性 30代)
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