映画『名探偵コナン 業火の向日葵』あらすじネタバレ結末と感想

名探偵コナン 業火の向日葵の概要:『名探偵コナン 業火の向日葵』は、大人気アニメ『名探偵コナン』の劇場版シリーズ第19作。宝石しか狙わない怪盗キッドがゴッホの名画「ひまわり」を次のターゲットとし、名画をめぐって騒動が起こる。

名探偵コナン 業火の向日葵 あらすじネタバレ

名探偵コナン 業火の向日葵
映画『名探偵コナン 業火の向日葵』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

名探偵コナン 業火の向日葵 あらすじ【起・承】

ゴッホの名画「ひまわり」は、全部で七枚あるが、二枚目の絵はかつて空襲で焼失してしまったとされていた。
ところが、フランス・アルルのとある民家の屋根裏でこの絵が発見される。
オークションに出品された「ひまわり」は、鈴木財閥の相談役・鈴木次郎吉によって落札され、今度鈴木財閥の美術館で世界中にある「ひまわり」をすべて集めた展覧会が開かれることになった。
次郎吉は、名画七枚を集めて展覧会を実現するために、絵画の鑑定士・学芸員・ニューヨーク市警の警部、そして最後に名探偵毛利小五郎の総勢七名をスペシャリストとして雇う。

そんな時、キッドが犯行予告を出した。宝石しか狙わないキッドが絵画を盗もうとしていることにコナンは疑問を感じる。

次郎吉はひまわりを乗せ、ジェット機で日本に向かおうとする。そこに現れたのが、なんと工藤新一だった。実際は工藤新一を装ったキッドだが、捜査の目を掻い潜るために顔が似た工藤新一に変装したのだ。
ジェット機では、着陸間際になってエンジントラブルが発生する。事故の際ひまわりは外に飛ばされ、キッドによってなんとか回収される。
キッドがひまわりを置いていくのを見たコナンによって無事ひまわりは次郎吉の手に戻るが、やはりキッドがなぜひまわりを狙うのかがわからない。

コナンは、少年探偵団や博士と一緒に損保ジャパン日本興亜美術館を訪れ、ひまわりを見ていた。そこでじっとひまわりの絵だけを見つめる老婦人に出会う。
そこへ、小五郎たちもやってきた。キッドがこのひまわりも狙っているというのだ。安全な場所に移そうとした矢先、キッドによって贋物とすり替えられてしまう。
キッドは100億でひまわりを取引するといい、美術館長はそれに応じる。

名探偵コナン 業火の向日葵 あらすじ【転・結】

キッドが指定した通り待ち構えるが、コナンは監視カメラの映像に違和感を覚える。ペットボトルの水位が上昇し、室内の気圧が高くなっていることに気付いたのだ。コナンと警部によってひまわりはなんとか回収された。

次郎吉による展覧会は、七名のスペシャリスト(七人のサムライ)の企画したシステムによって無事開催される。
ところが、館内で火災が発生する。二枚目・五枚目のひまわりの無事を確認しないまま人々は避難するが、コナンは無事を確かめるために館内に残る。蘭はそれに気づきコナンを追いかける。
するとそこにはキッドもおり、三人は協力して絵を守る。あとは脱出するだけだが、キッドのハングライダーでは二人しか脱出できない。キッドは気絶した蘭を連れて先に脱出し、コナンが一人残る。

一方、中森は七人のサムライの一人、東幸二の兄が、ひまわりをめぐって死んだことを突き止める。アルルで見つかったひまわりは戦時中焼失したとされていた絵で、当時ある屋敷に仕えていた東の祖父が救ったものだった。兄弟は、絵の存在を公表するかどうかでもめ、事故の末に幸二は兄を射殺してしまった。
祖父の願いがかなった今、幸二は真相を語り自首する。
事件はもう一つ。落札から今までに起こった事件や、キッドの名を語ったのは鑑定士の宮台なつみだった。彼女は二枚目のひまわりを贋作ときめつけ、これが本物として展示されるのが許せなかったというのだ。
キッドの付き人寺井はかつてひまわりがあった屋敷に住み込む書生で、彼の依頼でひまわりを守るため今回動いていたのだった。
そしてひまわりがあった屋敷の娘が、美術館でひまわりだけを見つめていた老婦人だった。

事件の真相はわかったが、コナンはまだ脱出していない。ひまわりの絵を抱えたまま、コナンは脱出シューターを使い抜け出す。そして博士が発明した膨らむサッカーボールのアイテムでなんとか水面まで浮き上がることに成功するのだった。

名探偵コナン 業火の向日葵 評価

  • 点数:50点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

作品概要

  • 公開日:2015年
  • 上映時間:112分
  • ジャンル:ミステリー、サスペンス、アクション
  • 監督:静野孔文
  • キャスト:高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、山口勝平 etc

名探偵コナン 業火の向日葵 批評・レビュー

映画『名探偵コナン 業火の向日葵』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

ひまわりを狙う真犯人の動機がお粗末

この映画では、ゴッホのひまわりをめぐって複数の人物の思惑が交差し、複雑になっているが、他はともかくひまわりを狙った犯人宮台なつみの犯行動機が酷い。
なつみは鑑定士として、なぜか今回発見されたひまわりを贋作だとした。本物とする見方がされている中贋物と言うからにはそれなりの根拠があるのかと思いきや、なつみ個人が贋物と決めつけているだけで、これをゴッホの名画「ひまわり」の一枚として認めたくないという独りよがりな理由だったのだ。
事件の主軸ではない、焼失したとされる「ひまわり」にまつわる悲しいエピソードの方がよくできていて、どっちがメインなのかわからなくなるほど。
ジェット機を落とそうとしたり、美術館を焼いたり、大きな事件を引き起こしておきながら犯人の動機がこれでは興ざめである。

ゲスト声優にうんざり

劇場版『名探偵コナン』シリーズは、最近話題作りの為かタレントや俳優などのゲスト声優を毎回使っている。今回は犯人の宮台なつみを榮倉奈々が演じた。
声優素人のゲスト声優の演技は言わずもがな。残念であることははじめから想像がつくと思う。
毎回毎回ゲスト声優を使うのは良いが、せめてストーリー上重要ではない人物にしてほしいと思う。今回の宮台なつみにしろ、前作の「異次元の狙撃手」の犯人にしろ、なぜ事件で重要な犯人をゲスト声優にやらせるのか疑問だ。
演技が自然で上手いならいいが、重要な人物に棒読みされるとストーリーに集中できなくなるのでいい加減考えてほしいと思う。

名探偵コナン 業火の向日葵 感想まとめ

歴代劇場版シリーズの中では下から数えた方がいい部類になった。ゲスト声優については毎度のことなので仕方ないとしても、ストーリーが本当に惜しい。ストーリーが複雑であることは映画を観ていてもわかるが、元々長かったストーリーを削ってやっと映画の決まった時間におさめたらしい。脚本の櫻井武晴は素晴らしいミステリーを書いていたはずだ。それは同様に脚本を務めた今年の新作『純黒の悪夢』のヒットからもわかる。だからこそ完成した映画の出来が残念でならない。

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