『名探偵コナン 世紀末の魔術師』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

ロマノフ王朝の秘宝、インペリアル・イースターエッグをめぐって江戸川コナンと怪盗キッド、そしてエッグを狙う者たちとの攻防を描く。多くのメインキャラクターが初登場を果たす劇場版シリーズ第三作目。

あらすじ

名探偵コナン 世紀末の魔術師』のあらすじを紹介します。

ある日の夜、吉田歩美が眠りにつく頃部屋のベランダに人影が。窓を開けて確認してみると白いマントに身を包んだ男が月を背にして佇んでいた。彼は歩美に挨拶を告げたあと、自分を追ってきた中森警部に捕まる前にハンググライダーで飛び立っていった。彼の名は怪盗キッド、探偵である江戸川コナンのライバルだった。

警視庁では、キッドから犯行予告状が届いたことによる捜査会議が開かれていた。内容は鈴木財閥の蔵から発見されたロマノフ王朝の秘宝、インペリアル・イースターエッグの新たな51個目を盗みに現れるという予告だった。鈴木会長から協力を求められた毛利小五郎は、娘の蘭、コナンとともにエッグが展示される大阪へと向かう。会長の娘である園子に迎えられ、大阪の高校生探偵、服部平次とその幼馴染の遠山和葉とともに会長に面会する。そこにはエッグを買い求めたい者、撮影したい者、ロマノフ王朝の研究者などエッグを狙う人間が集まっていた。予告状に書かれた暗号文を改めて考え直すコナンは、平次とともに意見を出し合いながら大阪の町を練り歩く。いまいちあやふやな犯行時刻、そして今までキッドが名乗ることの無かった”世紀末の魔術師”について…。そして午後7時20分、コナンがギリギリのところで正確な犯行時刻と場所に気づいた。しかしエッグは警察の策略にも関わらずまんまと盗まれてしまい、コナンは平次の運転するバイクでキッドを追う。もう少しで追い詰められる、ところでなんと平次は交通事故により負傷してしまった。引き続きスケボーで追うコナンだが、何者かがキッドを狙撃する瞬間を目撃。海のそばにはエッグとキッドのモノクル、そして鳩が1羽怪我をして倒れていたが肝心のキッドの姿は無く、警察による大捜索でも彼の生死は確認できなかった。

その後、コナンの発見により2つ目の新たなエッグがあると判明。しかもその隠し場所は、エッグを製作した日本人が建てた城にあると推理されたためそこへ向かうことになった。しかしその道中、エッグを狙っていた人物の一人が右目を射殺された状態で発見される。コナンは阿笠博士に情報を求め、ロマノフ王朝の財宝を狙い右目を狙撃して殺人を繰り返す国際指名手配犯、スコーピオンの存在を知るのだった。

評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1999年4月17日
  • 上映時間:100分
  • ジャンル:ラブストーリー、サスペンス/li>
  • 監督:こだま兼嗣
  • キャスト:高山みなみ、藤田淑子、山崎和佳奈、山口勝平 etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『名探偵コナン 世紀末の魔術師』について、5つ考察・解説します。※ネタバレあり

光の天気予報

平次が導き出したキッドの現れる場所、通天閣。ここは夜になるとネオンの光で翌日の天気を知らせるためまさに「光る天の楼閣」なのです。警察は「光る」の部分の解釈を間違えていたため天守閣だと判断しました。

灰色の瞳

夏美と同じく灰色の瞳を持つ青蘭。園子は「中国の人も灰色なのかな」と発言しますが、これは青蘭にもロシア人の血が流れているという伏線でした。

「あのゲーってまさか?!」

写真に書かれていたラスプーチンのサインを思い出した際のコナンの発言。これはロシア語のアルファベット”г(ゲー)”が英語のGに相当すること、そして青蘭の写真立ての裏に書かれていた”grigorii”の頭文字と一致することから、青蘭がラスプーチンの末裔であると推理しました。

マリアの写真

夏美の曾祖母の唯一の写真がエッグには隠されていました。その女性が曾祖母だとコナンが分かったのは、ただ単に夏美に似ていたから、そして喜市と2人きりで写るその姿から夫婦だと感じ取ったのではと思います。そしてニコライ皇帝の4人の娘の写真と見比べてみると、三女マリア=曾祖母であることが分かります。「似てる…夏美さんと…」と言うコナンの発言はつまり彼女がニコライ皇帝の子孫であることを意味していました。

ラストでキッドとコナンが「この謎は謎のままに…」と話すシーンがあります。喜市はロシア革命から逃れ匿うためにマリアを日本に連れてきました。そして彼女が病死したあとも、その遺体をロシアに引き渡すまいと日本の城に隠します。今回この謎を明らかにしてしまうと喜市の遺志が台無しになります。なので2人はあえてこの事実を黙っていることにしました。

コナンがキッドに気づいた瞬間

青蘭をボールで撃退する直前、トランプが飛んできて銃を跳ね飛ばしました。最初にエッグを奪った際にもキッドが撃ったように、トランプ銃は彼の代表的な武器です。燃えるトランプを見てコナンはそれを撃ったと思われる白鳥刑事をキッドだと断定しました。

まとめ

今作はいつもの殺人ミステリーに加え、歴史的ミステリーが加わって一味違う展開になりました。しかしどちらの要素も負けず劣らず生きているので、ミステリー好きとしてはどちらも楽しめる作品となっています。スコーピオンが誰なのかという犯人探しと、インペリアル・イースターエッグの美しさや数々の仕掛けに魅了された方も多いのではと思います。そしてもう一つ怪盗キッドという人気キャラクターが初登場し、今作の鍵を握ります。コナンの言う通りまさか白鳥刑事に変装して乗り込んでくるとは思いませんでしたし、最後新一として蘭の前に現れる演出も非常に盛り上がって良かったです。現レギュラーキャラクターの平次と和葉も劇場版初登場になりましたが、彼らの出番が前半のみだったのは少し寂しかったです。逆に、灰原哀は初登場ながらコナンを心配したり時には小五郎に喝を入れるなど印象的な役割を果たしました。

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コメント

  1. あんこ餅 より:

    キッド様の変装は最後までコナンくん以外にはバレずに…流石です。不死身でしょもう。あとあがさ博士の作ったメガネすごすぎ。銃のたまはね返すとか博士何故世界にいかないwww

  2. より:

    ラストシーンからの主題歌の流れが最高