『名探偵コナン 11人目のストライカー』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

小学館創業90周年記念作品にして、Jリーグ20周年記念プロジェクトとのコラボレーション作品でもある。毛利小五郎のもとへサッカースタジアムに仕掛けられたという爆弾予告が届いた。与えられた暗号文を手がかりに、江戸川コナンらが奮闘する姿を描く。

あらすじ

名探偵コナン 11人目のストライカー』のあらすじを紹介します。

現役のJリーガーが指導を行うサッカー教室に参加した江戸川コナンと少年探偵団。憧れの選手である赤木秀雄らに直接指導を受け、みるみるうちに上達していく。特にコナンは元々サッカーが得意であるため、周りの子どもたちよりひときわ目立つ存在として注目されていた。その傍らで、毛利小五郎は大学時代の後輩である榊良輔と再会を果たす。現在は少年サッカーチームの監督をしている彼はその昔、重要な試合でオウンゴールを決めてしまい優勝を逃すという苦い経験があった。そのことを小五郎に蒸し返されてしまい少々落ち込む榊だったが、気を取り直して小五郎の大ファンだというチームスポンサー、本浦圭一郎を紹介する。しかし本浦は病死したばかりのサッカー好きの息子、知史のことでひどく沈んでおり、あまり良い出会いにはならなかったようだ。そのほかにも日売テレビに勤める山森慎三、芸能カメラマンの香田薫、怪我でJリーガーへの道を絶たれた中岡一雅など様々な人物がそのサッカー教室に集まっていた。

その2週間後、コナンと少年探偵団らは東都スタジアムへJリーグの試合観戦に出向く。そのとき毛利探偵事務所に「ある場所に爆弾を仕掛けた」という不穏な電話がかかってくる。窓の外を見ろ、という指示に従うと突然路上に止められた車が爆発し、いたずら電話でないことが証明された。さらに電話の相手は「これから言う暗号を解かないと次はもっと多くの死者が出る」と脅し、暗号とヒントを小五郎に託すのだった。すぐさま警察にこのことを相談し、操作に繰り出す小五郎。そして蘭は新一(コナン)に相談し、暗号を解読するよう頼み込む。そしてコナンが導き出した爆弾の隠し場所は、信じられないほど大きな被害をもたらす場所で…。

評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2012年4月14日
  • 上映時間:110分
  • ジャンル:ラブストーリー、サスペンス
  • 監督:山本泰一郎
  • キャスト:高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、桐谷美玲、三浦知良子 etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『名探偵コナン 11人目のストライカー』について、3つ考察・解説します。※ネタバレあり

センサーに反応しなかった理由

最初にクロスバーの真ん中に当てたビッグ大阪の真田選手。しかし爆弾のタイマーが止まった反応は見られず、選手だけでなく観客も動揺してしまう展開です。なぜならば真田選手がボールを蹴った国立競技場のセンサーはダミーで、真犯人の中岡がいた東都スタジアムが本当の起爆装置を止められる場所です。本来ならばそこに小五郎を呼び、知史くんの敵を討つつもりで一緒に死ぬ覚悟をしていました。しかしやって来たコナンが見事クロスバーにボールを当てたため、死人を出すことなく事件は終結を迎えるのです。

11人目のストライカーとは?

10人目までは実際に試合の中で犯人に求められたシュートを放ったエースストライカーたち。よって11人目は最後の爆破を食い止めたコナンということになります。題名でそのままカタカナ表記を使うのは、第5作目の「天国へのカウントダウン」以来でした。

声優を務めたJリーガー

三浦知良、遠藤保仁、楢崎正剛、中村憲剛、今野泰幸というサッカー好きにはたまらない選手陣が登場しました。セリフはありませんでしたがエースストライカーとチーム名も実際に存在するものが使用されています。さらに本作が公開されたあと、後日談となるTVシリーズ第742話「Jリーガーとの約束」が放送されました。真田選手や香田も再登場し、新たなゲストとして槙野智章選手が本人役で登場しています。

まとめ

今まで様々な舞台で活躍してきたコナンですが、ついに得意のサッカーがテーマの映画です!ありそうでなかったこの題材に、予告を見た当時とても楽しみにしていました。しかし蓋を開けてみると壮大な爆弾破壊に加え、かなり無理矢理な展開で残念でした。まず電光掲示板を示す暗号はコナン映画としては久しぶりによくできていて、なるほどと思いました。しかしそんなところに爆弾を仕掛けるなんて不可能ではないかと…ましてや誰にも見られずに…。とはいえ今作は小五郎への挑戦状に暗号文、容疑者のアリバイ等もしっかりと描かれていたので観客側が落ち着いて推理する楽しみができました。一番犯人じゃなさそうな人物が実は、というのもミステリーのお約束ですね。(笑)しかし本作と前作の「沈黙の15分」は、コナンがらしくないです。前作だと「言葉は刃物なんだ…」と急に教訓じみたことを語り始めたり、今作は犯人に激しい口調で問い詰めるなど、今までの冷静でキザに決めるコナンはどこへやらといった感じです。観客に何か教えを訴えたかったのでしょうか、逆効果だった気がします。

そして本作の見所は本物のサッカー選手が本人役で登場する場面。日本代表を務めた遠藤保仁選手や三浦知良選手もそっくりに描かれています。しかしあくまで本業はサッカー選手、声優は難しいものなんだな…と思わず感じてしまいました。

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