映画『ダラス・バイヤーズクラブ』あらすじネタバレ結末と感想

ダラス・バイヤーズクラブの概要:2013年公開のアメリカ映画。実在したロン・ウッドルーフという人物を基に、余命を宣告されたHIV患者が自力で薬を他国から密輸し手に入れ、それを他の患者に売るクラブを立ち上げるという物語。

ダラス・バイヤーズクラブ あらすじネタバレ

ダラス・バイヤーズクラブ
映画『ダラス・バイヤーズクラブ』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ダラス・バイヤーズクラブ あらすじ【起・承】

1985年のダラス。
ロン(マシュー・マコノヒー)は生粋のロデオカウボーイで、根っからの女好きだった。
しかし最近は咳き込む事が多く、かなり痩せている。
電気技師の職人として働くロンは、その日も現場に居た。
たまたまロンが呼ばれて行ってみると、機械に足を挟まれた同僚の姿が。
急いで配線を繋いで機械を止めようとしたその時、ショートする。

病院に運ばれたロンは、電気事故での怪我ではなく他の病を指摘された。
それはHIV、エイズである。
まだエイズの知識が一般的に浅く、ゲイだけがなると思われていたこのころ。
ロンはその宣告を受け入れられずにいた。
しかも生きているのも不思議である程酷いのだと言う。

その日から図書館などでエイズについて知識を得たロンは、AZTという臨床試験中の薬の事だった。
しかしアメリカではまだ承認されておらず、ロンは臨床実験を行う施設のスタッフから横流ししてもらいなりふり構わず飲みまくった。

体調を壊したロンは病院へ運ばれる。
そこで血液中からAZTが出たことを不思議に思った医師のイヴはロンを問い詰める。
しかしロンは口を割らない。
そして隣のベッドに同じくHIVで入院しているゲイのレイヨンと親しくなるも、勝手に病院から抜け出してしまう。

ダラス・バイヤーズクラブ あらすじ【転・結】

ロンはメキシコにいた。
そこには医師免許を剥奪された医師がHIVの患者などに体にアメリカでは承認されていない薬を処方していると聞いいたからだ。

場所に着くなりフラフラのロンは、スタッフにより休息をとらせてもらう。
そしてそこの主催者にAZTは毒薬であると言われ、体に害の無いビタミンなどをもらった。
すると免疫も回復、状態はかなり良くなっていく。
これに味をしめたロンはアメリカに持って帰り、利益を出そうと思い始める。

しかしロンの態度は横柄なため、中々その薬を信用してもらえない。
しかもアメリカで未承認なのも信用されない理由の1つだった。
そこで病院で知り合ったレイヨンに手伝ってもらい、会員制のダラス・バイヤーズクラブを立ち上げた。
そこでは400ドルで会員になったものだけが薬を入手出来るのだ。
藁をもすがる人々が次々とやって来る。

しかし警察が放っておくわけもない。
ガサ入れに入った警察に薬は押収されてしまう。
そして弁護士を雇い、国を相手に訴訟を起こしたロン。
結果は負けた。
しかし患者達はそんなロンを温かく迎えた。

7年後、余命30日を大幅に更新し、ロンは亡くなった。

ダラス・バイヤーズクラブ 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2013年
  • 上映時間:117分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 監督:ジャン=マルク・ヴァレ
  • キャスト:マシュー・マコノヒー、ジャレッド・レトー、ジェニファー・ガーナー、デニス・オヘア etc

ダラス・バイヤーズクラブ 批評・レビュー

映画『ダラス・バイヤーズクラブ』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

マシュー・マコノヒーの怪演

誰が出ているか知らずに見て欲しい。
そして主人公は誰が演じているのか考えながら見てみる。
何も知らずに見た自分は、最後のテロップでそれがマシュー・マコノヒーだと知り驚愕した。

役作りのために20キロ減量したという彼は、いつもの格好良い姿とは想像もできないくらいやせ細り、いかにも病人である。
また演技力も素晴らしく、本当にその人物がリアルに生きているのでは?と思ってしまうほどの怪演を見せてくれる。
こんなに演技に迫力があり、死の淵にある男を切羽詰まった感じで演じることが出来る俳優だとは思っていなかったのでびっくりだ。

ストーリーの見せ方の上手さ

下手すると面白くない感じになりそうな作品。
ダラダラと1日ごとに綴ったら飽きて、それだけでもう見たくなくなりそうな作品だ。
しかし本作品は何日かごとにすっとばして描いてくれているので、非常に彼の体の状態を理解しやすい。

余命30日と告げられて、残された日が描かれることにより見ている側の緊張度も増す。
それを上手く使っているものの、何日かごとに描いてくれていることでスピード感もだれず最後まで興味深く見ることが出来た。

イヴの魅力的な描きかた

この作品で女医のイヴ、実際にはあまり重要な役では無いのだが彼女の存在が本作品を普通の映画にしてくれている。
男だらけのむさ苦しい作品というイメージだっただろう映画を、イヴのおかげで安らぐようなシーンを作っている。
主人公とのやり取りも段々と心が温まるようなものになっていて、話に深みを与えてくれる。
彼女の存在が非常に大きいものであることは言うまでもない。

ダラス・バイヤーズクラブ 感想まとめ

本作品は素直に面白いという感想が言える作品だ。
何といっても話の内容も社会問題でありながら、現代の悩みを取り上げているかのようなリアリティーでスピード感もあり最後まで引き付けられる。

特に俳優の演技の上手さは申し分ない。
主演のマシューの役作りによる変化は素晴らしく、熱意も凄い。
意気込みが違うのだ。
話の内容に興味が無い人でも見てもらいたい映画である。

最近の作品の中でバランスのとれた優良作品の1つといっても過言ではないだろう。

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