『ドラキュラZERO』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

2014年のアメリカ映画、ルーマニアのトランシルバニアを治める君主ヴラド・ドラキュラが吸血鬼になるまでのいきさつを描いた作品。監督はゲイリー・ショア、出演はルーク・エヴァンス。

あらすじ

ドラキュラZERO』のあらすじを紹介します。

ヴラドは小川であるものを見ていた、それは見覚えのあるフォルムの兜だった。オスマン軍の斥候のものだと気づいたヴラドは斥候を探すため険しい山を登っていった。すると頂上付近に洞窟があった、きっとここにいるに違いないとヴラドは2人の供と一緒に中に入っていった。だが何か様子がおかしい、目を凝らすと周り一面人骨だらけだったのだ。慌てて逃げ出す3人だったがすでに遅く一人また一人と襲われヴラド一人になってしまった。もう駄目だと思われたその時襲ってきたものは急に何かを避けるように洞窟の奥深くへと消えていった。

陽の光に怯えていたのだと気づいたヴラドは修道僧から吸血鬼の話を聞き出す。洞窟の魔物は昔悪魔に騙され力を得る代わりに永遠にその洞窟からできる事ができなくなってしまった、出られるのは誰かが身代わりになった時だけだと。

その次の日オスマンから使者がやってきた、いつものように献上品として銀貨を用意していたが使者の用事はそれだけではなかった。斥候がいなくなったことへの釈明、そして少年1000人を差し出すようにということだったのだ。前王の時はこの要求を受け入れヴラド自身もオスマンへ行き残忍な兵士として名前を轟かせていたのだ。だがもう領民たちにあんな思いをさせたくない、悩んだヴラドはかつて友と呼びあった現オスマン皇帝メフメト2世に会いに行くのだった。

評価

  • 点数:45点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★☆☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2014年10月31日
  • 上映時間:92分
  • ジャンル:アクション、ファンタジー、ホラー
  • 監督:ゲイリー・ショア
  • キャスト:ルーク・エバンス、サラ・ガドン、ドミニク・クーパー etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『ドラキュラZERO』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

君主ヴラド・ドラキュラ

ドラキュラといえば人をくし刺しにするなど残忍な殺し方をして喜ぶというイメージがありましたがこの映画ではその行いを悔いた後のドラキュラとして描かれています。何度か名前のことに言及していてこだわりを感じました。なので少しだけ調べてみたところドラキュラとはルーマニアの言葉で「竜の息子」という意味なのだそうです。竜とはドラクルつまりドラキュラの父親の名前です、つまりドラクルの息子ドラキュラ=竜の息子ということですね。ちなみに竜には悪魔という意味もあるので吸血鬼になったヴラドは自分のことをもう竜の息子ではなく悪魔の子なんだと話すシーンがでてきます。

家族の絆の物語

領民を愛するヴラドは1000人の少年を差し出す事をどうしても受け入れる事ができず直接オスマン帝国の皇帝に会いに行き直談判をします。だが願いは聞き入れられずさらに一人息子を人質に出すようにと言われてしまいます。苦悩するヴラドは結局その要求を受け入れ息子を呼びよせますが妻ミレナが結婚の時の誓いを忘れたの?とヴラドに詰め寄ります。彼は子どもをけっして政略のために利用したりしないと誓っていたのです。その言葉を思い出しオスマンの使者を切り殺してしまいます。そしてオスマン軍に息子が攫われた時ミレナは死にゆく自分の血を飲んで力を使って子どもを取り返してほしいとヴラドに頼むのです。

まとめ

どうしてドラキュラが吸血鬼となったのかが描かれているということでとても楽しみにしていました。ダークヒーローとしてのドラキュラ像は新鮮で面白かったです。ですがヴラドの家族のみに焦点を当てられていたためか妻ミレナが一国の君主の妻とも思えない言動をするのには驚きました。息子を人質に出すかどうかというシーンでは無意味に喚き散らした揚句ヴラドに“結婚の時ああ言ったじゃない!!”とヒステリーをおこす妻に右往左往して後先考えずに使者を切り殺したようにしか見えなかったのが残念。その後の行動も自業自得では?というシーンが多くとても理想の君主に見えませんでした。

それにしてもあの洞窟にいた魔物ですがゲーム開始が現代ってずいぶん待ったんだなあと感心しました。

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