『フューリー』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

第二次世界大戦。ナチスドイツの降伏まであと3週間に迫った中、米陸軍戦車部隊に所属する5人の男の戦いの姿を描いた戦争アクション。監督は『トレーニング・デイ』のデヴィッド・エアー。

あらすじ

フューリー』のあらすじを紹介します。

1945年4月。連合軍なドイツに上陸し、ナチスドイツに攻勢をかける中、第2機甲師団第66機甲連隊に所属するM4A3E8シャーマン「フューリー」号は苦しい戦いを強いられていた。ナチス・ドイツを総力戦を宣言し、一般市民をすべて兵として導入。フューリー号のメンバーは北アフリカ戦線から共に戦ってきた熟練した兵士だが、常に苦しめられていた。そんな中、タイピストとして訓練されていた青年ノーマン(ローガン・ラーマン)が補充され、戦争の酷さを目の当たりにしてうろたえる中、フューリー号のボス、ウォーダディーを自称するドン・コリアー(ブラッド・ピット)はノーマンに戦争の厳しさと生き方を教育していく。占領した田舎町でのある女性との出会いと別れ、ナチスドイツの最強の戦車・タイガーとの激闘などを経て、ノーマンは成長していく。孤立したフューリー号はナチス親衛隊の大群との戦闘を強いられ、男たちの最後の戦いが始まる。

評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2014年11月28日
  • 上映時間:135分
  • ジャンル:アクション
  • 監督:デビッド・エアー
  • キャスト:ブラッド・ピット、シャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャ、ジョン・バーンサル etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『フューリー』について、考察・解説します。※ネタバレあり

歴代の傑作戦争映画と比べると……

本作は非常にわかりやすい作りです。戦闘を教育されていないノーマンを通して、同じく戦争を知らない我々が戦争を体験していくというストーリー。ブラッド・ピット演じるドンはノーマンを「son=息子」と呼び、戦争の厳しさを教育していきます。ある街でノーマンと同じ汚れのない心を持った娘と出会い、愛しあい、彼女との別れをきっかけにノーマンを吹っ切れて一人前の兵士になる。まあ、単純な話です。

ということは、戦闘シーンの魅せ方に期待が高まるわけですが、これはクライマックスとなるナチス親衛隊との激闘シーン以外はあまり大したことはありません。我々観客は『プラトーン』、『プライベート・ライアン』、『バンド・オブ・ブラザーズ』、『ブラックホーク・ダウン』、そして『戦争のはらわた』を経験しているわけですので、これらを超える戦闘シーンがなければ、若干ガッカリしてしまう。しかし、この映画ではこの点をカバーするべく、フューリー号のメンバーたちの熱い友情を描いているわけです。彼らのドラマは過去の戦争映画に引けをとらない魅力を持っていたのではないかと思いますね。私が評価するのはこの点と、占領した町でドンがノーマンを引き連れて訪れた家でのシーン。長くて退屈する人も多いと思いますが、緊張感は十分に伝わってくるし、ノーマンとドイツ娘の言葉の壁を超えた愛情が描けているし、良いシーンだと思います。

まとめ

戦争映画は本数が少ないので、常にアンテナを張っていないと見逃してしまうことがあるんですよね。本作は『戦争のはらわた』を連想させるようなシーンがいくつかあり、おそらくオマージュを捧げているのでしょう。クライマックス前の建物内のシーンは、『戦争のはらわた』にも同じようなシーンが有りました。数が少ない戦争映画だからこそ、オマージュが目立ちやすく、映画同士のつながりを感じることが出来るんです。そういえば、私が映画を好きになったのは、ある映画が過去作へオマージュを捧げることで、映画の繋がりを感じることができる、というのが面白いと思ったからでした。戦争映画にはこういう楽しみ方もありますよ。

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