『ホビット 決戦のゆくえ』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

J.R.R.トールキンの代表作『指輪物語』の前日譚を、『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソンが映画化したトリロジーの最終章。ドワーフの故郷を奪還した一行が、邪龍スマウグとの戦いに挑む。

あらすじ

ホビット 決戦のゆくえ』のあらすじを紹介します。

ドワーフの故郷エレポールを奪還したビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)らだったが、同時に邪龍スマウグを起こしてしまう。スマウグは一頭で一国を滅ぼしてしまうと伝えられているほど恐ろしい存在。怒り狂ったスマウグは港町を襲撃し、住民たちを惨殺する。一方、ドワーフのリーダー、トーリン・オーケンシールド(リチャード・アーミティッジ)は、取り戻した財宝に執着心を見せ、何もかもを捨ててまでも財宝を独り占めしようとする。今はそれどころではないのだ。冥王サウロンがオークの大軍勢をはなれ山に放ち、一行を攻撃する。滅亡を避けるためには、人間、エルフ、ドワーフたちが一致団結するしか手段がない。彼らはついに立ち上がり、自らと仲間の命を守るために戦いに挑む。

評価

  • 点数:50点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2014年12月13日
  • 上映時間:145分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:ピーター・ジャクソン
  • キャスト:イアン・マッケラン、マーティン・フリーマン、リチャード・アーミテージ、エバンジェリン・リリー、リー・ペイス etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『ホビット 決戦のゆくえ』について、考察・解説します。※ネタバレあり

そもそも原作が面白くない

『指輪物語』より面白いファンタジー小説を知りません。本当に面白い小説です。そして、『ロード・オブ・ザ・リング』も最高に面白い。9時間にも及ぶ超大作ですが、ちっとも長く感じないのです。それほど、世界観に酔いしれてしまった。それだけの力があの映画にはあったのです。

さて、『ホビット』ですが……。これは映画化した時点で負けが決まったようなものでしょう。企画が立てられた当時、監督には『パンズ・ラビリンス』のギレルモ・デル・トロが監督を務める予定でした。しかし、降板。結局『LOTR』と同じピージャクが監督を務めることになってしまったのです。これがまずダメでしょ。『LOTR』とまるで同じにしちゃったら、面白くないじゃないですか。元が9時間もあるのに、また9時間の映画を同じ世界観で、しかもはるかに劣る物語で映画化する。これはもう……負け戦ですよ。1作目も2作目も、『LOTR』にはまるで敵いませんでした。「あ。あいつだ!現代の技術力は凄いな、顔が10年前と全く変わらないぞ!」という驚きしかありませんよ。

あと、唐突な良い場面演出と。本作もまあ面白くないというか、スケールに欠けるというか……。我々は『王の帰還』を観ているわけですよ。同じ監督の、同じ世界観の、より迫力のある最高のアクションシーンを我々は観ている。軍用ゾウの恐ろしさを知っているわけです。それではね……。無理ですよ。我々のイマジネーションを超えることは出来ませんよ。本作も中途半端な評価を下され、いつの間にか忘れられていくんでしょうけど。しょうがないですよね。ギレルモ・デル・トロが降板した時点でやめておけばよかったのに。

まとめ

『LOTR』が偉大すぎるがゆえに失敗してしまうという、かわいそうな映画です。相対的に評価されてしまうのはしょうがない。避けられない運命です。それを避けるために、マンネリを回避するためにギレルモ・デル・トロを起用したはずなのに、おかしなことになるもんです。原作がダメダメなんですから、変化がないと。多分、ホビットトリロジーを観た人たちはレンタルDVD店に駆け込んでるんじゃないですか?『LOTR』を借りるために!ホビットよりもはるかに面白い、同一世界観の大傑作を観るために!もう原作のストックがないから実現しないんでしょうが、中つ国の物語を映画化するのはやめてください。リメイクもしないほうがいいでしょう。もう放っておいてください。我々は木の化け物の叫び声を聞きたいんです。

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