『ハウルの動く城』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

イギリスの人気ファンタジー小説シリーズを宮﨑駿が映画化した作品。宮崎にとっては『魔女の宅急便』以来の原作もの作品となる。原作者は映画を絶賛しているが、観客の評価ははっきりと分かれた。

あらすじ

ハウルの動く城』のあらすじを紹介します。

父が残した帽子屋で働く少女・ソフィー。彼女が出勤していると、兵隊たちにナンパされてしまい、困惑するソフィーをハウルという青年が助けます。彼を追う荒野の魔女は、ハウルをおびき出すためにソフィーに魔法をかけ、彼女を老婆にしてしまいました。
呪いをとくためのヒントを探すために一人で出かけるソフィー。荒野で案山子に案内され、ハウルの動く城へ招待されました。城を守っている火の悪魔・カルシファーにハウルとカルシファーの関係を聞かされ、ハウルの目的を知るのでした。
ソフィーはハウルを助けたいという一心で城に住むことを決意。ハウルとカルシファーの契約の謎、そして荒野の魔女の正体を探るべく奔走するのでした……。

評価

  • 点数:50点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2004年11月20日
  • 上映時間:119分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:宮崎駿
  • キャスト:倍賞千恵子、木村拓哉、美輪明宏、我修院達也、神木隆之介 etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『ハウルの動く城』について、2つ考察・解説します。※軽いネタバレあり

で、何が言いたいの?この話は

『ハウルの動く城』は、宮崎作品の中でも特に話が理解し難い映画です。映像はすごいし、楽しいファンタジーなんだけど、何なんだこれは…という感想を持つ人が多かったため、評価ははっきりと分かれています。宮崎作品の中ではワースト作品だとする人も多く、私も好きではありません。監督自身も「深く考えないでみて欲しい」と発言していたようです。
恣意的にメッセージを掘り出すとすれば、助けあって生きていくことの素晴らしさと、自分の意志を持つことの素晴らしさを表現していたのかな…という感じです。

音楽は宮崎作品でもベスト級

素晴らしい映像には素晴らしい音楽がよく似合います。『ハウルの動く城』宮崎が長年コンビを組んでいる音楽家・久石譲の手腕が存分に発揮されている映画です。テーマ曲の「人生のメリーゴーランド」は屈指の名曲としてファンが多いですね。実は主題歌の「世界の約束」は詩人・谷川俊太郎が作詞し、『千と千尋の神隠し』の主題歌「いつも何度でも」の木村弓さんが作曲を担当しており、物悲しいメロディが鑑賞後の雰囲気を高めてくれます。ハッピーエンドの映画なのに物悲しい主題歌?と思われるでしょうが、宮﨑駿は映画のラストカットに「それでも戦は終わらない」という走り書きを残しています。戦争の悲惨さを表現したかったのでしょう。

まとめ

『ハウルの動く城』は、宮﨑駿作品は全部抑えておくか〜くらいのテンションの人にだけおすすめします。はっきり言って、失敗作です。駄作です。メッセージ性に乏しく、わくわくするような設定は「城が自分で歩く」「火がしゃべる」くらいなもんで、見るとがっかりします。それでも高い映像技術はさすがなので、見て損はしませんが……。
美輪明宏の怪演を聞きたいとか、大泉洋などが所属する劇団「TEAM NACS」の声を聞きたいから見たい!という人には、やめておけ、と言いたいです。TEAM NACSはほとんどセリフがありませんし、大泉洋が声優を担当した「案山子」はメインキャラクターなのにラストでしかセリフが無いです。美輪明宏も大したことないです。『もののけ姫』で十分。どんな巨匠にも失敗作はあるもんですよ。失敗作はよほどのファン以外は見なくていいです。

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