映画『ハウルの動く城』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「ハウルの動く城」のネタバレあらすじ結末

ハウルの動く城の概要:ダイアナ・ウィン・ジョーンズの小説「魔法使いハウルと火の悪魔」を原作とした宮崎駿監督作品。複雑に入り組んだハウルの動く城の造形に宮崎駿監督らしさがよく出ている。物語の難解さを指摘する声もあるが、むしろそこがいいというファンも多い。

ハウルの動く城の作品概要

ハウルの動く城

公開日:2004年
上映時間:119分
ジャンル:アニメ、ファンタジー
監督:宮﨑駿
キャスト:倍賞千恵子、木村拓哉、美輪明宏、我修院達也 etc

ハウルの動く城の登場人物(キャスト)

ソフィー(倍賞千恵子)
父が残した帽子屋で縫い子をしている18歳の地味な娘。荒地の魔女の呪いで90歳の老婆にされてしまい、ハウルの動く城で掃除婦として働き始める。
ハウル(木村拓哉)
強い魔力を得るため悪魔と契約したとされる魔法使い。かなりイケメンのナルシスト。巨大な鳥の怪物に変身して戦争の邪魔をしている。荒地の魔女やサリマンに追われている。
荒地の魔女(美輪明宏)
昔は王室付きの魔法使いだったが、悪魔と契約してその立場を追われた。美青年の心臓が好物で、特にハウルの心臓に執着している。魔力を失うとヨボヨボの老婆になってしまう。
カルシファー(我修院達也)
ハウルと契約した火の悪魔。ハウルの心臓をもらっているので、カルシファーが消えるとハウルも死ぬ。契約によりハウルの城のかまどに拘束され、城を動かしている。
マルクル(神木隆之介)
ハウルの弟子の少年。ソフィーを母親のように慕っている。礼儀正しいが好き嫌いは多い。
サリマン(加藤治子)
強力な魔力を持つ魔法使いで、ハウルの師匠でもある。王室付きの魔法使いとして戦争に加担している。自分に背いたハウルを使い犬のヒンに監視させている。
カブ(大泉洋)
強い呪いをかけられたカブ頭のカカシ。自分を助けてくれたソフィーについていく。

ハウルの動く城のネタバレあらすじ

映画『ハウルの動く城』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

ハウルの動く城のあらすじ【起】

戦況の色濃いとある国。父が残した帽子屋で縫い子をしているソフィーは、自分に自信のない地味な娘だ。妹に会うため街へ出たソフィーは、兵隊に絡まれて困っていた。すると金髪の美青年がソフィーを助けてくれる。美青年の正体は魔法使いのハウルで、彼も荒地の魔女の手下に追われていた。ソフィーはハウルに心を奪われる。

その夜、店へ帰ったソフィーを荒地の魔女が訪ねてくる。荒地の魔女は強い呪いでソフィーを90歳の老婆にしてしまい“ハウルによろしく”と言い残して去っていく。

老婆になったソフィーは家を出ることにする。ソフィーはハウルの城がうろつく荒地へ向かい、そこでカブ頭のカカシと出会う。カブはソフィーのためにハウルの城を連れてくる。ソフィーはハウルの城に思い切って入ってみる。

ソフィーがかまどの前に座ると、火の悪魔カルシファーが話しかけてくる。契約によりかまどに拘束されているカルシファーは、この契約の秘密を見破ってくれたらソフィーの呪いも解いてやると話す。

翌朝、ハウルの弟子の少年マルクルは年寄りの被り物をして客人の応対をする。城の扉は港町、荒地、キングスベリー、戦場の4箇所を自由に行き来できるようになっていた。ソフィーはカルシファーを手なずけ、朝食の準備を始める。そこへ疲れ切ったハウルが帰ってくる。ハウルは夜になると鳥の怪物に姿を変え、戦争の邪魔をしていた。この地域の戦争には魔法使いが加担しており、ハウルも王様から呼び出されていた。

ソフィーは掃除婦として城に居座ることに決め、汚い城の大掃除を始める。ハウルは迷惑そうだったが、ソフィーを置いてくれる。

ハウルの動く城のあらすじ【承】

翌朝、ソフィーが買い物から帰宅するとハウルはソフィーが風呂を掃除したせいで髪の色が変わってしまったと騒いでいた。“美しくなければ生きる意味がない”というハウルの言葉にソフィーは傷つく。しかしすぐに元気を出して大げさに落ち込むハウルの介抱をする。

ハウルは荒地の魔女に追われ、王様からも呼び出しを受けている自分の不安をソフィーに告白する。“くだらない戦争はやめろとはっきり言ってやれ”というソフィーに、ハウルは母親のふりをして自分の代理で王宮へ行ってくれるよう頼む。

ソフィーはハウルからもらったお守りの指輪をして王宮へ向かう。王様は荒地の魔女も呼び出していた。王宮の敷地内に入ると荒地の魔女は急激に老け込んでいき、全ての魔力を奪われ、ヨボヨボの老婆になってしまう。

王室付の魔法使いサリマンは才能ある弟子のハウルを後継者にしようと考えていた。しかしハウルは悪魔に心を奪われ、サリマンのもとを去る。サリマンはハウルが自分に従うなら悪魔と手を切る方法を教えるが、背くようであれば荒地の魔女のようになると話す。ハウルに心がないと言われ、ソフィーは反論する。サリマンはハウルに恋するソフィーの正体を見抜いていた。

ソフィーを迎えにきたハウルをサリマンは強力な魔法で攻撃する。自分を見失いかけたハウルをソフィーが救い、荒地の魔女とサリマンの使い犬のヒンまで一緒に王宮から脱出する。ハウルが敵の相手をし、ソフィーはハウルの城へ戻る。

ハウルの動く城のあらすじ【転】

その夜、ハウルは傷だらけになって戻ってくる。鳥の怪物になりすぎると、ハウルは本物の魔王になってしまう。カルシファーは早く契約の秘密を探ってくれとソフィーに頼む。

翌朝、ハウルは荒地の魔女とヒンを受け入れ、サリマンに見つからないよう引っ越しをする。引っ越し先はソフィーの家だった。ハウルはソフィーのために新しい扉を用意する。扉の向こうは花畑が広がる美しい場所で、ソフィーはなぜかそこを懐かしいと感じる。ソフィーは若い娘に戻ったり老婆になったりを繰り返すようになっていた。

サリマンの手先はソフィーたちの居場所を探し回っていた。そこへソフィーの母のファニーがやってくる。ファニーはサリマンに脅されて覗き虫を家に置いていくが、荒地の魔女がそれをカルシファーに食べさせてしまう。そのせいでカルシファーの力が弱り、家はサリマンの手先に襲われる。ハウルはそのピンチを救い、ソフィーを守るため再び戦場へ向かう。

ソフィーはハウルを止めるため、カルシファーをかまどから連れ出して城を出る。すると城はあっという間に崩れてしまう。カルシファーはソフィーの髪をもらって力を出し、城の残骸を動かしてハウルのところへ向かう。ところが荒地の魔女がハウルの心臓を欲しがってカルシファーを掴んでしまい火だるまになる。ソフィーは思わず水をかけるが、カルシファーまで水をかぶってしまう。

ハウルの動く城のあらすじ【結】

崩れた城から崖下に投げ出されたソフィーは、カルシファーが消えてハウルが死んだらどうしようと大泣きする。するとお守りの指輪が光り、ある扉を指す。扉の向こうはあの懐かしい場所だった。

そこには子供のハウルがおり、流れ星だったカルシファーを飲み込んで自分の心臓をカルシファーに渡していた。ソフィーはハウルが自分の助けをずっと待っていたのだと悟り、崖下に戻る。そこには怪物になった傷だらけのハウルがいた。

ソフィーはハウルにカルシファーのところへ運んでもらう。ソフィーは消えかけたカルシファーからハウルに心臓を戻す。カルシファーは自由の身となって空へ飛び出し、ハウルも息を吹き返す。しかしカルシファーの魔法が消え、城の残骸は崖を滑り落ちる。それをカブが止めてくれた。ソフィーはカブにお礼のキスをする。するとカブの呪いが解け、隣国の王子の姿に戻る。その騒ぎで目を覚ましたハウルにソフィーは思いきり抱きつく。

ヒンから一連の出来事の報告を受けたサリマンは、ハウルをあきらめ戦争の終結を決める。カルシファーもみんなのもとへ戻ってきた。ハウルの動く城は空飛ぶ城に生まれ変わり、みんなはそこで幸せに暮らす。

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    素晴らしい映像には素晴らしい音楽がよく似合います。『ハウルの動く城』宮崎が長年コンビを組んでいる音楽家・久石譲の手腕が存分に発揮されている映画です。テーマ曲の「人生のメリーゴーランド」は屈指の名曲としてファンが多いですね。実は主題歌の「世界の約束」は詩人・谷川俊太郎が作詞し、『千と千尋の神隠し』の主題歌「いつも何度でも」の木村弓さんが作曲を担当しており、物悲しいメロディが鑑賞後の雰囲気を高めてくれます。ハッピーエンドの映画なのに物悲しい主題歌?と思われるでしょうが、宮﨑駿は映画のラストカットに「それでも戦は終わらない」という走り書きを残しています。戦争の悲惨さを表現したかったのでしょう。