映画『ハウルの動く城』の概要:ダイアナ・ウィン・ジョーンズの小説「魔法使いハウルと火の悪魔」を原作とした宮崎駿監督作品。複雑に入り組んだハウルの動く城の造形に宮崎駿監督らしさがよく出ている。物語の難解さを指摘する声もあるが、むしろそこがいいというファンも多い。
映画『ハウルの動く城』の作品情報
上映時間:119分
ジャンル:アニメ、ファンタジー
監督:宮﨑駿
キャスト:倍賞千恵子、木村拓哉、美輪明宏、我修院達也 etc
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映画『ハウルの動く城』の登場人物(キャスト)
- ソフィー(倍賞千恵子)
- 父が残した帽子屋で縫い子をしている18歳の地味な娘。荒地の魔女の呪いで90歳の老婆にされてしまい、ハウルの動く城で掃除婦として働き始める。
- ハウル(木村拓哉)
- 強い魔力を得るため悪魔と契約したとされる魔法使い。かなりイケメンのナルシスト。巨大な鳥の怪物に変身して戦争の邪魔をしている。荒地の魔女やサリマンに追われている。
- 荒地の魔女(美輪明宏)
- 昔は王室付きの魔法使いだったが、悪魔と契約してその立場を追われた。美青年の心臓が好物で、特にハウルの心臓に執着している。魔力を失うとヨボヨボの老婆になってしまう。
- カルシファー(我修院達也)
- ハウルと契約した火の悪魔。ハウルの心臓をもらっているので、カルシファーが消えるとハウルも死ぬ。契約によりハウルの城のかまどに拘束され、城を動かしている。
- マルクル(神木隆之介)
- ハウルの弟子の少年。ソフィーを母親のように慕っている。礼儀正しいが好き嫌いは多い。
- サリマン(加藤治子)
- 強力な魔力を持つ魔法使いで、ハウルの師匠でもある。王室付きの魔法使いとして戦争に加担している。自分に背いたハウルを使い犬のヒンに監視させている。
- カブ(大泉洋)
- 強い呪いをかけられたカブ頭のカカシ。自分を助けてくれたソフィーについていく。
映画『ハウルの動く城』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ハウルの動く城』のあらすじ【起】
戦況の色濃いとある国。父が残した帽子屋で縫い子をしているソフィーは、自分に自信のない地味な娘だ。妹に会うため街へ出たソフィーは、兵隊に絡まれて困っていた。すると金髪の美青年がソフィーを助けてくれる。美青年の正体は魔法使いのハウルで、彼も荒地の魔女の手下に追われていた。ソフィーはハウルに心を奪われる。
その夜、店へ帰ったソフィーを荒地の魔女が訪ねてくる。荒地の魔女は強い呪いでソフィーを90歳の老婆にしてしまい“ハウルによろしく”と言い残して去っていく。
老婆になったソフィーは家を出ることにする。ソフィーはハウルの城がうろつく荒地へ向かい、そこでカブ頭のカカシと出会う。カブはソフィーのためにハウルの城を連れてくる。ソフィーはハウルの城に思い切って入ってみる。
ソフィーがかまどの前に座ると、火の悪魔カルシファーが話しかけてくる。契約によりかまどに拘束されているカルシファーは、この契約の秘密を見破ってくれたらソフィーの呪いも解いてやると話す。
翌朝、ハウルの弟子の少年マルクルは年寄りの被り物をして客人の応対をする。城の扉は港町、荒地、キングスベリー、戦場の4箇所を自由に行き来できるようになっていた。ソフィーはカルシファーを手なずけ、朝食の準備を始める。そこへ疲れ切ったハウルが帰ってくる。ハウルは夜になると鳥の怪物に姿を変え、戦争の邪魔をしていた。この地域の戦争には魔法使いが加担しており、ハウルも王様から呼び出されていた。
ソフィーは掃除婦として城に居座ることに決め、汚い城の大掃除を始める。ハウルは迷惑そうだったが、ソフィーを置いてくれる。
映画『ハウルの動く城』のあらすじ【承】
翌朝、ソフィーが買い物から帰宅するとハウルはソフィーが風呂を掃除したせいで髪の色が変わってしまったと騒いでいた。“美しくなければ生きる意味がない”というハウルの言葉にソフィーは傷つく。しかしすぐに元気を出して大げさに落ち込むハウルの介抱をする。
ハウルは荒地の魔女に追われ、王様からも呼び出しを受けている自分の不安をソフィーに告白する。“くだらない戦争はやめろとはっきり言ってやれ”というソフィーに、ハウルは母親のふりをして自分の代理で王宮へ行ってくれるよう頼む。
ソフィーはハウルからもらったお守りの指輪をして王宮へ向かう。王様は荒地の魔女も呼び出していた。王宮の敷地内に入ると荒地の魔女は急激に老け込んでいき、全ての魔力を奪われ、ヨボヨボの老婆になってしまう。
王室付の魔法使いサリマンは才能ある弟子のハウルを後継者にしようと考えていた。しかしハウルは悪魔に心を奪われ、サリマンのもとを去る。サリマンはハウルが自分に従うなら悪魔と手を切る方法を教えるが、背くようであれば荒地の魔女のようになると話す。ハウルに心がないと言われ、ソフィーは反論する。サリマンはハウルに恋するソフィーの正体を見抜いていた。
ソフィーを迎えにきたハウルをサリマンは強力な魔法で攻撃する。自分を見失いかけたハウルをソフィーが救い、荒地の魔女とサリマンの使い犬のヒンまで一緒に王宮から脱出する。ハウルが敵の相手をし、ソフィーはハウルの城へ戻る。
映画『ハウルの動く城』のあらすじ【転】
その夜、ハウルは傷だらけになって戻ってくる。鳥の怪物になりすぎると、ハウルは本物の魔王になってしまう。カルシファーは早く契約の秘密を探ってくれとソフィーに頼む。
翌朝、ハウルは荒地の魔女とヒンを受け入れ、サリマンに見つからないよう引っ越しをする。引っ越し先はソフィーの家だった。ハウルはソフィーのために新しい扉を用意する。扉の向こうは花畑が広がる美しい場所で、ソフィーはなぜかそこを懐かしいと感じる。ソフィーは若い娘に戻ったり老婆になったりを繰り返すようになっていた。
サリマンの手先はソフィーたちの居場所を探し回っていた。そこへソフィーの母のファニーがやってくる。ファニーはサリマンに脅されて覗き虫を家に置いていくが、荒地の魔女がそれをカルシファーに食べさせてしまう。そのせいでカルシファーの力が弱り、家はサリマンの手先に襲われる。ハウルはそのピンチを救い、ソフィーを守るため再び戦場へ向かう。
ソフィーはハウルを止めるため、カルシファーをかまどから連れ出して城を出る。すると城はあっという間に崩れてしまう。カルシファーはソフィーの髪をもらって力を出し、城の残骸を動かしてハウルのところへ向かう。ところが荒地の魔女がハウルの心臓を欲しがってカルシファーを掴んでしまい火だるまになる。ソフィーは思わず水をかけるが、カルシファーまで水をかぶってしまう。
映画『ハウルの動く城』の結末・ラスト(ネタバレ)
崩れた城から崖下に投げ出されたソフィーは、カルシファーが消えてハウルが死んだらどうしようと大泣きする。するとお守りの指輪が光り、ある扉を指す。扉の向こうはあの懐かしい場所だった。
そこには子供のハウルがおり、流れ星だったカルシファーを飲み込んで自分の心臓をカルシファーに渡していた。ソフィーはハウルが自分の助けをずっと待っていたのだと悟り、崖下に戻る。そこには怪物になった傷だらけのハウルがいた。
ソフィーはハウルにカルシファーのところへ運んでもらう。ソフィーは消えかけたカルシファーからハウルに心臓を戻す。カルシファーは自由の身となって空へ飛び出し、ハウルも息を吹き返す。しかしカルシファーの魔法が消え、城の残骸は崖を滑り落ちる。それをカブが止めてくれた。ソフィーはカブにお礼のキスをする。するとカブの呪いが解け、隣国の王子の姿に戻る。その騒ぎで目を覚ましたハウルにソフィーは思いきり抱きつく。
ヒンから一連の出来事の報告を受けたサリマンは、ハウルをあきらめ戦争の終結を決める。カルシファーもみんなのもとへ戻ってきた。ハウルの動く城は空飛ぶ城に生まれ変わり、みんなはそこで幸せに暮らす。
映画『ハウルの動く城』の感想・評価・レビュー
宮崎駿先生の作品のうち、一番好きと言ってもいいほどのお気に入りの映画である。何度見ても同じシーンで感動し、また全体的にわくわくする。ハウルの魔法や、目玉焼きとベーコンを焼く日常的な部分もあり、親近感が沸くようなシーンなど盛り沢山である。特に、ソフィーがハウルの過去に入り込み、カルシファーとハウルの絆や、ソフィーが所々若い姿に戻っていくシーンが見所だ。戦争シーンも映像を暗くさせ、忠実に描いている。ソフィーと共に行動したマルクル、荒地の魔女、カブなど、それぞれの人物像が濃く、印象的であった。(女性 20代)
戦争もテーマに盛り込まれたような映画でした。大人も子供も楽しめる映画です。ソフィーとハウルの言わずもがな想い合う様子が、とても素敵で、所々で少女の姿に戻るソフィーを、いつも優しい目で見守るハウルの姿に、「いい夫婦になるな」と思いました。最初は、悪役だった荒地の魔女も、サリマンの魔法によって、よぼよぼのおばあちゃんになる姿や、荒地の魔女とソフィーが励ましあったり文句を言い合いながら宮殿の階段を上るシーンで、思わずほっこりし笑ってしまいました。魔法で世界は救えない、人と人との関わりによって変わる、救えるのだと感じさせてもらえた映画です。(女性 20代)
強力な魔法を使えるのに心が弱いハウルと、普通の女の子だけど芯がしっかりしているソフィーの組み合わせは最高に良いですね。マルクルの変装がおじいさんらしくなくて、子供の変装という感じがして好きです。一番好きなキャラクターはカルシファーですが、他のわき役たちも個性的で良かったです。サリマンの手先のはずのヒンもソフィーを助ける場面があり、サリマンが完全に「敵」じゃないこともこの作品の良い所だと思いました。(女性 40代)
パッケージで見る城の造形にまず驚いた記憶がある。物語としては、少し複雑な所があるが、戦争を題材にしている為、あまり偏った展開には出来ないのだろうとは思う。戦争が起こる理由や、それを止めるべく奮闘するハウル。殺伐とした中にも、気の抜ける瞬間を盛り込んでいたり、ソフィーの前向きな考えに勇気をもらえるような映画である。ハッピーエンドではあるが、大きなメッセージとしては、一時の平和が存在しても、根本的な戦自体は終わらないという宮崎監督の想いが込められている印象だった。(男性 30代)
一番初めに見たときにハウルの声を木村拓哉さんがしているとは知らず、後から知って驚いた。普通に上手かったと思うし、ハウルのキャラクターに合っていた。物語の後半が結構難解でややこしいなと感じるが、それを差し引いても魅力的な作品だと思う。呪いをかけられた王子や魔女など、他のジブリ作品と比べても登場人物が個性豊かで、見ていて楽しい。ソフィーとハウルの関係がハッピーエンドで終わったところが良かった。(女性 30代)
出てくるキャラクターが一人一人とても個性的で面白い。
ソフィーは地味だが穏やかで可愛いし、ハウルの弟子、マルクルは見た目も動作も愛らしくて癒される。
完璧にファンタジーな世界ではあるのだが、動く城のなかで繰り広げられる光景は食事や洗濯、掃除など日常的なものなので、入り込みやすかった。
ハウルが髪の色が変わってしまったことでソフィー相手に大袈裟に嘆くシーンは、思春期の男の子が母親に甘えているような感じで微笑ましかった。(女性 40代)
壮大な世界の様々な側面を垣間見れるような、そんな作品で好きです。ハウルが本当にイケメンというかあまりに心奪われるかっこよさで、ファンは最近のジブリブームの中でも圧倒的に多いですよね。木村拓哉が声優を務めているというのも話題性だけに過ぎず、しっかりとした適役でした。ジブリは大人もこどもも楽しめる作品が多いですが、この作品は比較的大人向けかと思われる時代背景などありますね。
この作品の中の料理はどれもジブリ1と言っていいほどに美味しそうに描かれています。(女性 20代)
圧倒的な音楽スコアと映像美はまさに日本が誇るジブリ映画だと実感した。久石譲の「人生のメリーゴーランド」は本作の代名詞と言っても良いくらいで、聴く度に感傷的になる美しさと儚さがあるし、物語にもぴったりハマっている。
ハウルの動く城の独特な装飾、カルシファーと作る朝ご飯、ソフィーの勇敢さ全てが心に残る最高のアニメーションだ。今でこそ世界中の人からも愛される作品となっていて、何故か自分まで誇らしくなる。(女性 20代)
みんなの感想・レビュー
他のジブリ作品に比べて主人公2人の年齢が少し上だったので非常に観やすかった作品です。戦争の描写が出てくるせいでしょうか。
1番最後では、「この戦争をさっさと終わらせましょう」というサリマンのセリフがあります。ここには、簡単に戦争を終わらせることができるファンタジー映画への憧れや、何か目的があって戦争を続けていただけでは?というきな臭い陰謀のようなことも読み取れてしまいます。
キャラクターは全員魅力的で、観る人によって受け取り方が変わる作品だと思います。
ハウルとソフィーの空中散歩のシーンが最も印象に残ります。
宮崎駿が描くラブストーリー。思ってたよりもずっとロマンチックだなと思う。特に木村拓哉が演じるハウルの、カッコよさと繊細さがとてもよかった。見るたびに私もハウルに恋してしまう。ハウルとの出会いからソフィーがどんどん強くなっていくのも素敵だった。サリマンに対して、背筋をピンと伸ばしハウルについて語る姿はとても魅力的だ。
ストーリーは一度見ただけだとなかなか理解できない部分もあるが、繰り返し見ることで気付く素敵な仕掛けもあるので、できれば原作も読みつつ何度か見るのもオススメだ。
とても素敵な世界観の物語でした。ジブリの中でも恋愛度高めでハウルがとてもカッコ良く、魅力的で女子受けする作品だと思いました。他のキャラクターも可愛らしく素敵で大人から子供まで楽しめるジブリ作品ですが、キャラクターは子供受けするように作られている反面、戦争を背景にしており様々なストーリー構成から成り立っていて、ストーリーは大人向けだなと感じました。そして、名物のジブリ飯ですが今回はベーコンエッグが堪らなく美味しそうでした。魅力的なキャラクター、綺麗な絵、壮大なストーリー、ジブリの素晴らしさが詰まった作品でした。
子供の時に見るとその壮大な映像や音楽、さらに独特の世界観に一気に虜になってしまう作品である。ただ一つ思うことは他のジブリ作品と比べると少しメッセージ性が弱いため、大人になってから初めて鑑賞することはあまりお勧めしない。子供のころに鑑賞済みなら懐かしい気持ちが蘇るだろう。
ジブリ作品は総じて印象的なシーンを散りばめることがうまいと思う。そのシーンに合わせて音楽やその時感じた心情が蘇ってくる。ジブリ作品が長く愛される秘密はそこにあるのではないだろうか。
何度見ても最後にびっくりするのが、ハウルの声が木村拓哉ということだ。おばあちゃんになってもキラキラ輝いているソフィーやカルシファーなど、訳ありだがとてもチャーミングなキャラクターが勢ぞろいのところも、この映画の魅力なのだろう。明るいテンポの映画に対し、何処か暗い闇のあるハウルや、未来と過去の行き来などで少しずつ謎が解き明かされていくところがとても興味深い。何度見ても新しい発見があるような仕上がりになっている。
冒頭、兵隊に絡まれて困っているソフィーを「探したよ」と言ってハウルが助けるシーンと、2人で空中散歩するシーンにときめいた。
ハウルのお城も、感情のある生き生きとした動きが頼もしい。
戦争、魔術、家族といった様々な要素が融合して、更に主題歌の「世界の約束」が作品に奥行きを与えているように感じる。
そういった意味で、総合芸術的として素晴らしい。
宮崎駿監督の全作品に共通しているが、”生きること”へのメッセージ性のある奥深い作品だと思う。
見える美、見えない美、様々な美しさや醜さ、自信や劣等感を宮崎駿監督らしい表現で描いている作品。声優に木村拓哉が起用されたとき、正直ジブリには異色と感じたが、様々な美を持ちあわせている彼の声だからこそ、この映画のメッセージが真っ直ぐ伝わったのだと思う。
この作品では、人の出会いや家族、魔法、戦争といった様々な分野のシーンがあるため、ひとつのストーリーとして見るには難しさがあるが、目に見えないものの大切さを描いた素晴らしい作品だと思う。
あまりファンタジー映画を好まないがこの作品については良かったと思う。宮崎駿監督の映画で素晴らしいのは動きの表現力だと思うが、この映画のある面での主人公とも呼べる城の造形と動きはそれが一番わかりやすく良いものとして描かれている。城が動いているサマを観ているだけで楽しい気持ちになれる。アニメだから何でも描けるというのは一枚の絵である場合においてであって動くものの表現は意外と難しいのだろう。もちろんキャラクターや脚本も悪くないが城の動きにも注目してほしい。
魔法使いと人間の恋の物語ですが、時代が戦争中という事もあり子供向けよりかは大人向けのジブリ作品かもしれません。どんな状況に落ちてもどんな事が目の前で起きても、動じず前向きに精一杯自分の出来る事をやる主人公には感服させられます。
ハウル役に木村拓哉が声優として出演している事でも、公開前はかなり話題になった事を覚えています。ハウルの心情の変化にも注目です。
素晴らしい映像には素晴らしい音楽がよく似合います。『ハウルの動く城』宮崎が長年コンビを組んでいる音楽家・久石譲の手腕が存分に発揮されている映画です。テーマ曲の「人生のメリーゴーランド」は屈指の名曲としてファンが多いですね。実は主題歌の「世界の約束」は詩人・谷川俊太郎が作詞し、『千と千尋の神隠し』の主題歌「いつも何度でも」の木村弓さんが作曲を担当しており、物悲しいメロディが鑑賞後の雰囲気を高めてくれます。ハッピーエンドの映画なのに物悲しい主題歌?と思われるでしょうが、宮﨑駿は映画のラストカットに「それでも戦は終わらない」という走り書きを残しています。戦争の悲惨さを表現したかったのでしょう。