『アイ・アム・レジェンド』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

2007年のアメリカ映画、リチャード・マシスン原作の同名小説を映画化。監督は「コンスタンティン」のフランシス・ローレンス、出演は「メン・イン・ブラック」のウィル・スミス。

アイ・アム・レジェンド

あらすじ

アイ・アム・レジェンド』のあらすじを紹介します。

テレビのニュースに出演する一人の女性医師クルピン博士は人類を救う画期的な治療薬を発明したことで話題になっていた。それは自然界に存在する病原体(はしかウィルス)に手を加えて人体に悪影響を与えるものではなく有効な治療薬に変え、癌を100%治癒させるというものだった。1万9人に投与された治療薬は最初順調にいっていたのだが突如変異し人の体を蝕んでいった。

それから3年後廃墟の街を疾走する1台の車があった、鹿の群れを追っていたのだが逃げられてしまう。車に乗っていた男と犬は徒歩でなおも追いかけるが時計のアラームが鳴り時間切れを知らせた。何かに警戒しながら慎重に家の中に入る男はいつものように食事を摂るとアラーム音と同時にすべての窓を厳重に閉めてバスタブの中に丸まるように眠った。

男の名前はロバート・ネビル、米国陸軍中佐で科学者。次の日ネビルは地下室に降り研究室へと入った、そしてクルピン・ウィルスに感染したマウスの経過を観察するがどれも凶暴性は変わらないか死んでいるかどちらかだった。どれも失敗だったかと落胆するが一匹のマウスが目に入った、6番のマウスは攻撃性の減少と皮膚の色の変化そして瞳孔の収縮が見られたのだ。これが治療薬になるかもしれないと希望をいだくネビル。その後生存者の存在を期待して毎日かかさずラジオ放送で呼び掛け埠頭でひたすら待つといういつもの日課に出掛けるのだった。

評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2007年12月14日
  • 上映時間:100分
  • ジャンル:SF、アクション
  • 監督:フランシス・ローレンス
  • キャスト:ウィル・スミス、サリー・リチャードソン、アリシー・ブラガ etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『アイ・アム・レジェンド』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

クルピン・ウィルスの脅威

当初は癌という人にとって一番の脅威を克服するために開発された治療薬です。これが癌患者1万9人に投与され100%治癒という驚くべき結果をもたらしました。ですが人類の救世主となるはずだった治療薬が突如牙をむきます、1万9人の中の5000人に異変が起こり始めたのです。狂犬病に似た症状を起こすウィルスは空気感染で瞬く間に世界中に広まっていき、凶暴化・紫外線への異常な反応を引き起こすクルピン・ウィルスとなって人類を滅亡させてしまいました。

ネビルはその使命感からウィルスの発生地ニューヨークに留まり感染者(ダーク・シーカー)を救うためたったひとりで研究を続けているのです。

ダーク・シーカーに知性はあるのか

ネビルはダーク・シーカーがウィルスによって変異した化け物という見方しかできなかったためダーク・シーカー達の行動が理解できませんでした。人体実験をするため捕まえた女性のシーカーを取り戻すために彼らが無謀な行動をしたり巧妙に罠を仕掛けられる理由が理解できないのです。捕まえた女性シーカーはリーダーにとって大切な人物でそれを取り戻すために戦いを挑んできています。知性がなくなったと思い込んでいるネビルにはそれが分からず襲いかかるダーク・シーカー達を説得しようと必死に語り続けるのです。

まとめ

主人公のネビルと3年間ともに過ごしてきた犬のサムを自らの手で葬らなければいけないシーンにとてつもなくショックを受けた作品でした。会話できる相手がいないネビルにとって特別な存在だったサムの死はどんなに辛かっただろうかと考えさせられてしまいます。

「アイ・アム・レジェンド」の意味ですが、ダーク・シーカー側から見ると昼間自分達を連れ去る恐ろしい伝説の怪物(レジェンド)、そして人間側から見ると命をかけて人類を救おうとした偉人(レジェンド)という両方の意味がある事を知りました。原作は死後吸血鬼に変わってしまうウィルスが蔓延するお話だということなので是非そちらも読んでみてからもう一度映画を観てみたいと思いました。

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