映画『ジャックと天空の巨人』あらすじネタバレ結末と感想

ジャックと天空の巨人の概要:有名な童話「ジャックと豆の木」をベースにして新たに創作された冒険物語。地上から1万メートル上空の“ガンチュア”に住む巨人軍団と祖国を守ろうとする人間の壮絶な戦いを描く。2013年公開のアメリカ映画。

ジャックと天空の巨人 あらすじネタバレ

ジャックと天空の巨人
映画『ジャックと天空の巨人』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ジャックと天空の巨人 あらすじ【起・承】

クロイスター王国で貧しい農民の子として生まれたジャック(ニコラス・ホルト)には、幼い頃から大切にしている本があった。それはこの国で語り継がれる1000年前の伝説、エリック王と天空に住む巨人の物語だった。

両親に死なれ叔父の世話になってきた18歳のジャックは、叔父の馬を修道士の持っていた豆と交換してしまい怒られる。叔父は怒りに任せてその豆を床に投げ捨てる。

その晩、嵐の中ジャックの家に迷い込んできたのはこの国の王女イザベル(エレノア・トムリンソン)だった。彼女は父のブラムウェル王が決めたロデリック卿(スタンリー・トゥッチ)との結婚を嫌い、冒険を求めて城から抜け出してきたのだ。

ところが、全部拾い集めたつもりだった豆が床下に一粒落ちており、その豆が雨に濡れ発芽し、あっという間に家ごとイザベルをさらい天空高く伸びていく。

その豆とは、エリック王の死後、巨人を支配することができる魔法の王冠とともに封印された魔法の豆で、ロデッリック卿が密かに手に入れていたものだった。

ジャックはエルモント(ユアン・マクガレー)率いる騎士団やロデリック卿とともにイザベルを助けるため天空へ続く豆の木を登る。そして天空には伝説通りの巨人の国があった。

イザベルは二つ頭の巨人ファロンをリーダーとする巨人軍団に捕えられていた。エルモントも捕まり危機一髪のところで魔法の王冠をかぶったロデリック卿が現れる。しかし彼の狙いは巨人を支配し、その力で世界征服をすることだった。

何とか逃げ延びたジャックとイザベルは地上を目指し、エルモントはロデリック卿と戦う。
格闘の末ロデリック卿は殺したものの、魔法の王冠はファロンに奪われてしまう。ファロンが巨人軍団を率いて地上に降りようとした瞬間、巨人の襲来を懸念したブラムウェル王の命令により豆の木は切られてしまう。

ジャックと天空の巨人 あらすじ【転・結】

死んだと思っていたイザベルが無事に戻り、ブラムウェル王はジャックに褒美をくれる。しかし、王女と農民という身分の差がある2人は、愛し合いながらも寂しく別れる。

一方、天空のファロンはロデリック卿がジャックから奪った残りの豆を見つけそれを発芽させ、巨人軍団を連れて地上に降りてくる。

いち早くそれに気づいたジャックは馬を走らせ、城へ戻るイザベル一行に急を告げる。そのすぐ後ろを巨人軍団が追ってくる。

なんとか城までたどり着いた一行は、帰っていたエルモントの指揮で巨人軍団と戦う。先頭のファロンは堀へと沈めたものの、巨人軍団の凄まじい攻撃に城は破壊されていく。

ジャックとイザベルは近隣諸国へこの危機を知らせるため、城内の塔を目指していた。しかし、死んだと思っていたファロンはしぶとく生き、水路をたどって城内に侵入しており2人を捕える。ファロンの口の中へ放り込まれそうになった瞬間、ジャックはペンダントに隠していた豆をファロンの口へ投げ込む。ファロンの体内で豆は発芽し、あっという間にファロンを粉々に引き裂いてしまう。

一方、城の入り口はついに破られ、巨人軍団が押し寄せていた。誰もが諦めかけたその時、突然巨人たちはおとなしくなり、その場にひれ伏し始める。驚いた一同が後ろを振り返ると、そこにはファロンが指にはめていた魔法の王冠をかぶったジャックがいた。

ジャックのおかげで巨人はおとなしく天空へ帰り、クロイスター王国に平和が戻る。そしてジャックとイザベルは身分を超えて結婚することが許される。

2人は可愛い子供たちに寝物語としてジャックと天空の巨人の話を聞かせる。

美しく装飾し直された魔法の王冠は、現在もロンドン塔に保管されている。

ジャックと天空の巨人 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2013年
  • 上映時間:114分
  • ジャンル:ラブストーリー、ファンタジー、アドベンチャー
  • 監督:ブライアン・シンガー
  • キャスト:ニコラス・ホルト、エレノア・トムリンソン、スタンリー・トゥッチ、イアン・マクシェーン etc

ジャックと天空の巨人 批評・レビュー

映画『ジャックと天空の巨人』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

立ち向かっていく勇者とイザベル命のジャック

主人公のジャック、騎士団長のエルモント、そしてイザベルの父であるブラムウェル王まで、みんなが巨人を恐れず戦おうとする姿勢は見ていて気持ちがいい。

特にエルモントは非常に勇敢で、祖国を守るため恐ろしい巨人の国に一人で残って悪党のロデリック卿を倒す。無謀なようだがそこはファンタジーの世界の冒険物語なので、やはり勇者にはエルモントのようにとことん立ち向かってもらいたい。

ただ、エルモントがあまりにかっこよすぎて、愛するイザベル姫のことで頭がいっぱいのジャックがちょっと間抜けに見える。ブラムウェル王は国民を守るためイザベルの命を諦めるという血の滲むような決断をし、エルモントはロデリック卿と死闘を繰り広げているという大変な時に、ジャックはイザベルとチューをしてやがる。そんなことしている場合じゃないでしょうに。

ジャックを演じたニコラス・ホルトよりエルモントを演じたユアン・マクガレーの方が、ルックスも正直言ってかっこいい(好みはあるけれど)ので、そこも微妙にジャックのマイナスポイントだったような気がする。

二大アイテム

水に濡れると巨大な木に育つ魔法の豆と巨人の心臓から作った魔法の王冠という二大アイテムが物語の重要なポイントになる。

豆はわかる。そして豆の使い方はとても良かった。クライマックスでジャックが一粒だけ隠し持っていた豆を巨人の口へ投げ込み、巨人が木っ端微塵に砕け散ってしまうという使い方には感心した。

しかし、魔法の王冠の設定が弱い。巨人の心臓から作った王冠は自分の分身みたいなもので、王冠を否定することは己を否定することになる。だから巨人はこの王冠を手にした者には逆らえない。ということなのだが、逆らったらどうなるのかがわからない。王冠を指にはめたファロンを間寛平似の巨人は見捨てていたが、その後も普通に元気だったし。

そこはファンタジーなので、細かいことを考える方が無粋ですよということなのか?

ジャックと天空の巨人 感想まとめ

前半は少し退屈かなと思ったが、巨人の国へたどり着いてからは冒険度が一気に増す。最後のクライマックスの戦いもメインが綱引きだったので、人間が食い殺されまくるような悪趣味さがなく好感の持てる演出だった。

結局、人間が余計なことをしなければ巨人たちは彼らの美しい国でおとなしく暮らしていたわけで、彼らも風の谷のナウシカの巨神兵や核兵器の影響で巨大怪物になってしまったゴジラ同様、気の毒な気もする。地球にとって一番迷惑な存在は自分たち人間なのだという自覚を持って他の生き物に遠慮しながら生きたいものである。

最後に映像について。自分が子供の時にこれを見たら死ぬほど怖かっただろう。二つ頭の小さい方がブシャッとつぶれる映像を見たら気絶したかもしれない。CGに慣れている今の子供はどう感じるのか、ぜひとも聞いてみたいところだ。

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