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映画『ジャックと天空の巨人』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ジャックと天空の巨人』の概要:昔から語り継がれてきたおとぎ話、ジャックと豆の木を大々的なスケールで実写映画化。迫力のあるCGで、巨人の脅威がより伝わってくるSFアクション作。エルモント役に実力派俳優、ユアン・マクレガーが起用されている点も見所。

映画『ジャックと天空の巨人』の作品情報

ジャックと天空の巨人

製作年:2013年
上映時間:114分
ジャンル:アクション、ファンタジー、アドベンチャー
監督:ブライアン・シンガー
キャスト:ニコラス・ホルト、エレノア・トムリンソン、スタンリー・トゥッチ、イアン・マクシェーン etc

映画『ジャックと天空の巨人』の登場人物(キャスト)

ジャック(ニコラス・ホルト)
ある日偶然、魔法の豆を手に入れた少年。その豆によってとんでもない事件に巻き込まれて行く。
イザベル(エレノア・トムリンソン)
この国のお姫様。ロデリック卿との結婚を拒否し、城から逃げ出した。
エルモント(ユアン・マクレガー)
王国の忠実な騎士。密かにイザベルに好意を抱いている。
ロデリック卿(スタンリー・トゥッチ)
イザベルの婚約者。国を征服するという密かな野望を持っている。

映画『ジャックと天空の巨人』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ジャックと天空の巨人』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ジャックと天空の巨人』のあらすじ【起】

あまり裕福とは言えない農家の少年ジャックは、町に食料を手に入れにきていました。しかし、街中でジャックは不思議な光景を目にします。何故か僧侶が街中で追い回されているのです。そしてその僧侶はジャックに、とある豆を託すのでした。僧侶は、その豆を決して水に漬けてはいけないとジャックに忠告します。

一方、この国のお姫様であるイザベルにも危機が迫っていました。政略結婚の為、好きでもない相手との結婚を強要されていたのです。彼女の結婚相手は、国王の部下であるロデリック卿という男でした。どうしてもロデリック卿に好感を持てない姫、イザベルは、密かに城から抜け出します。しかし、その途中で酷い嵐に遭遇してしまい、偶然見かけた一軒の家で雨風を凌ごうとします。そしてその家が、先程不思議な豆を手に入れたジャックの家だったのです。

突如お姫様が家に入ってきたことで、ジャックは動揺します。そして、あまりの驚きに手にしていた豆を床に落としてしまったのです。その床は、吹き込んでくる雨風の所為で濡れていました。水に触れた豆はあり得ないスピードで発芽し、天まで届く巨大な木となったのです。

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映画『ジャックと天空の巨人』のあらすじ【承】

そして何と、イザベルがその巨大な木の成長に巻き込まれ天界へと押し上げられてしまったのでした。お姫様が天空に連れ去られたとあって、王国中は大パニックに陥ります。すぐさま姫を助けるための騎士軍が配備され、豆の木を登り始めました。そして、この事態に責任感を覚えたジャックも、こっそりと騎士軍の後をつけるのでした。

しかし、その道のりは険しいものでした。あまりに巨大な木に、途中何人もの兵士が足を滑らせ命を落としてしまいます。更に、姫と結婚し国の占領を狙うロデリックが、絶好の機会とばかりに自分にとって都合の悪い兵士をこっそりと殺して行くのでした。結果、頂上まで辿り着いたのはジャックを含む数名しかいませんでした。

天界には、巨人で構成される巨人の王国が広がっていました。そして何と、ロデリックはその国の王である証の王冠を手にしており、巨人達を手下にするのでした。ジャックは、騎士団の一人で誠実なエルモントと共に姫を助け出します。そして、国を守る為にロデリックの前に立ちはだかるのでした。

映画『ジャックと天空の巨人』のあらすじ【転】

エルモントとロデリックの激しい戦いは、エルモントの勝利で幕を閉じます。しかし、事件は解決したわけではありませんでした。ロデリックが手にしていた王冠が、ロデリックが敗北した事をきっかけに巨人に渡ってしまい、巨人が自由になってしまったのです。

人間界に降りて来ようと企む巨人を止めるべく、地上に戻ったジャック、イザベルは何とかその木を切り倒します。エルモントは、倒れて行く木にしがみつき何とか地上に生還することができました。国が守られたことに歓喜する一同でしたが、しかし、ジャックが持っていた魔法の豆はまだ残っていたのです。

巨人は下界に降りる道を作る為、その残っていた豆を地上に向けて落としました。そして水に触れた豆は発芽し、再び天界と人間界がつながってしまいます。複数の巨大な木の伐採は人間の努力虚しく間に合わず、巨人達はその木を伝い人間界に降りてきました。そして人間界を征服しようと企む巨人達と人間との、激しい戦いが始まるのでした。

映画『ジャックと天空の巨人』の結末・ラスト(ネタバレ)

しかし、圧倒的な躯体、腕力、体力を持つ巨人に対して人間は太刀打ち出来ません。劣勢を強いられた人間は撤退を余儀なくされ、頑丈な砦に守られた城内へと逃げていきます。しかし、この砦が有効なのはあくまでも人間に対してです。人間には思いもしない力を持つ巨人によって、砦は粉々に粉砕されました。

そして巨人が城内へと侵入してきます。絶体絶命と思われたその時、巨人が一斉にその場に跪いたのです。その視線の先には、一人の青年が立っていました。その青年とはジャックその人で、彼の頭には巨人の王冠が載っていました。ジャックはこの戦いの最中に、巨人の隙をつき王冠を盗み出していたのです。今や巨人の王となったジャックの指示通り、巨人達は木を伝い天界へと帰っていきました。

そして全ての巨人が地球上からいなくなった時、人間は全ての木を切り倒しました。これで、地上には本当の平和が戻ったのです。国を救った英雄であるジャックはイザベルとの結婚を許され、二人は幸せに暮らして行くのでした。

映画『ジャックと天空の巨人』の感想・評価・レビュー

主役のニコラスホルトを知らなかったので、なんとなく観るのを後回しにしていた作品でしたが、予想をはるかに上回るおもしろい作品でした。
好奇心旺盛でイザベルに恋するジャック、勇敢なエルモントなど、それぞれのキャラクターが個性的で素敵でした。終始ハラハラドキドキの展開で、特に最期の戦いのシーンはとても迫力があり見応えがあります。
ただファンタジーとはいえ、小さい子供は怖いと感じるシーンもいくつかあるので要注意です。(女性 40代)


児童文学のジャックと豆の木がCG映像化されると、こんな風になるのかと驚いた。思ったより面白かったが、子供が見るにはグロテスクな描写が出てくるので、子供向けではなさそうだ。

最初は少しつまらないと感じてしまうが、途中から冒険度が増してくる。軽くて見やすい映像になっているので、何も考えずに観ることができるだろう。

ジャックとイザベルの恋模様にも密かに注目してほしい。イザベルの可愛らしさには脱帽だ。(女性 20代)


公開以来うんともすんとも評判を聞かなかった映画で大失敗作なのだろう。とかってに思っていたが、意外と出来が良くて面白い。ストーリーは児童文学ベースなので大人向けとは言えないが、映像技術が高くまた手抜きがない。機会があればスケール感、迫力が感じられるようなシーンが用意されており、エンターテイナーとしての矜持の高さが伺える。もう少し引きが強い映画で挽回してもらいたい。(男性 30代)


イザベルに密かに思いを寄せている騎士のエルモントが不憫でならなかった。ロデリック卿を頑張って倒したのに、最終的にイザベルと結婚したのはジャックというのが腑に落ちなかった。イザベルがエルモントに惹かれた方が納得がいくし、彼が主人公でもいいぐらいだった。巨人達が結構恐ろしい見た目をしていたため、彼らが人間達と繰り広げる戦いには迫力があった。大人でも楽しめる映画だと思う。イザベル役のエレノア・トムリンソンが可愛かった。(女性 30代)


大人が観るにはテーマが無さすぎるし、子供が見るには恐ろしいシーンがありすぎるという、誰に向けた映画なのかよくわからなかった。
ストーリーの展開としては、そこまで退屈することもないが、食い入るように観るほどでもない。有名なタレントが吹き替えを担当するというのもどうなのかと思う。違和感を感じ、その人の顔が浮かんであまり集中できない。
よかった点としては、映像の迫力や、映像単体の面白さである。ストーリー的にはイマイチだったが、映像は楽しんで観ることができた。(男性 20代)


実は主演のニコラスホルトが好きという下心満載な理由で見た映画。はっきり言って見る前は完全に子供向けだろうと期待していなかったが、結構ブラックな感じで割と楽しませてもらった。グロすぎず、ブラックすぎず、子供過ぎず、くらいなので、期待せずに見ると丁度良いくらいだろう。逆に言えばちょっとターゲットが中途半端なので、なんとなく万人が観れるけど、コアなファンはいないだろうくらいの立ち位置ではないだろうか。

ニコラスホルトやエレノアトムリンソン、ユアンマクレガーなどの美しいお顔で非常に眼福だった。とにかく画面が美しい。そして巨人のデザインはちょいキモグロで個人的に好みだ。このような感じでビジュアル面は好きだったが、ストーリーはちょっと幼稚な印象である。元が童話なので当然と言えば当然なのだが、もう少し壮大にしてくれたら大人向けとしてもっと人気出たんじゃないかなと思う。王冠のくだりなんかはあまりにも物語を簡単にしてしまうし、雑すぎて残念だった。(女性 20代)


ニコラス・ホルトにユアン・マクレガー、スタンリー・トゥッチ、イアンマク・シェーンなどとにかく豪華な俳優陣が揃っていて期待して鑑賞した今作。正直、想像以上にハードな内容で子供はこれを見て楽しめるのか心配になってしまいました。
巨人のデザインがかなりリアルというか怖くて、驚いてしまいました。結構グロテスクな描写もあるので苦手な方にはオススメしません。
ストーリー的にも結構大人向けで子供が見る作品ではないなと感じてしまいました。(女性 30代)


大人が物語を深く考察したりするのには向かない作品で、注目すべきは巨人の迫力あるCGだ。物語の疑問点をつつきだすと、それこそキリがないくらいなので気になる人は見ない方がいいかもしれない。

だが、ユアン・マグレガーがとにかくカッコいいので、彼のファンはぜひとも見るべき。エレノア・トムリンソンも流石話題になるくらいの美人であった。

ストーリーが分かりやすく大筋が童話の通りなので、家族で一緒に見るのにちょうどいい作品だ。(男性 30代)

みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    自分が子供の時にこれを見たら死ぬほど怖かっただろう。二つ頭の小さい方がブシャッとつぶれる映像を見たら気絶したかもしれない。CGに慣れている今の子供はどう感じるのか、ぜひとも聞いてみたいところだ。

  2. 匿名 より:

    主人公のジャック、騎士団長のエルモント、そしてイザベルの父であるブラムウェル王まで、みんなが巨人を恐れず戦おうとする姿勢は見ていて気持ちがいい。

    特にエルモントは非常に勇敢で、祖国を守るため恐ろしい巨人の国に一人で残って悪党のロデリック卿を倒す。無謀なようだがそこはファンタジーの世界の冒険物語なので、やはり勇者にはエルモントのようにとことん立ち向かってもらいたい。

  3. 匿名 より:

    エルモントがあまりにかっこよすぎて、愛するイザベル姫のことで頭がいっぱいのジャックがちょっと間抜けに見える。ブラムウェル王は国民を守るためイザベルの命を諦めるという血の滲むような決断をし、エルモントはロデリック卿と死闘を繰り広げているという大変な時に、ジャックはイザベルとチューをしてやがる。そんなことしている場合じゃないでしょうに。

    ジャックを演じたニコラス・ホルトよりエルモントを演じたユアン・マクガレーの方が、ルックスも正直言ってかっこいい(好みはあるけれど)ので、そこも微妙にジャックのマイナスポイントだったような気がする。

  4. 匿名 より:

    前半は少し退屈かなと思ったが、巨人の国へたどり着いてからは冒険度が一気に増す。最後のクライマックスの戦いもメインが綱引きだったので、人間が食い殺されまくるような悪趣味さがなく好感の持てる演出だった。

    結局、人間が余計なことをしなければ巨人たちは彼らの美しい国でおとなしく暮らしていたわけで、彼らも風の谷のナウシカの巨神兵や核兵器の影響で巨大怪物になってしまったゴジラ同様、気の毒な気もする。地球にとって一番迷惑な存在は自分たち人間なのだという自覚を持って他の生き物に遠慮しながら生きたいものである。

  5. 匿名 より:

    水に濡れると巨大な木に育つ魔法の豆と巨人の心臓から作った魔法の王冠という二大アイテムが物語の重要なポイントになる。

    豆はわかる。そして豆の使い方はとても良かった。クライマックスでジャックが一粒だけ隠し持っていた豆を巨人の口へ投げ込み、巨人が木っ端微塵に砕け散ってしまうという使い方には感心した。

    しかし、魔法の王冠の設定が弱い。巨人の心臓から作った王冠は自分の分身みたいなもので、王冠を否定することは己を否定することになる。だから巨人はこの王冠を手にした者には逆らえない。ということなのだが、逆らったらどうなるのかがわからない。王冠を指にはめたファロンを間寛平似の巨人は見捨てていたが、その後も普通に元気だったし。

    そこはファンタジーなので、細かいことを考える方が無粋ですよということなのか?