映画『ジェーン・エア(2011)』あらすじとネタバレ感想

ジェーン・エア(2011)の概要:原作は、シャーロット・ブロンテによる長編小説。家庭教師として住み込んだ主人公が、謎多き家の主人と試練を経て結ばれるまでの奇跡を斬新なキャストで描く映画。

ジェーン・エア あらすじ

ジェーン・エア
映画『ジェーン・エア(2011)』のあらすじを紹介します。

両親を亡くし叔母とその息子に虐げられ育ったジェーン・エア(アメリア・クラークソン)は、ローウッド寄宿学校でヘレンという友を得るが、彼女は劣悪な環境の中、病死してしまう。

学校を卒業したジェーン(ミア・ワシコウスカ)は、ソーンフィールド邸で、当主ロチェスター(マイケル・ファスペンダー)の被後見人・アデル(ローミー・セドボア・ムーア)の家庭教師をする事になる。
しかし当主のロチェスターは、ジェーンが雇われて数ヶ月しても姿を見せず、邸宅を仕切っているのは家政婦のフェアファックス夫人(ヂュディ・デンチ)だった。

知的好奇心溢れるアデルと意見交換しながら過ごす日々は、ジェーンにとって有意義なものだった。
ある日アデルは、そんなジェーンに、この屋敷には女性の幽霊が現れる話を教える。それをどこからともなく聞きつけたフェアファックス夫人はジェーンに郵便の使いに行かせた。

郵便を出しにいったジェーンの前に、突然黒い馬に乗った男が現れ、男は馬から落ちてしまう。その男こそ屋敷の当主ロチェスターだった。
最初はジェーンに対し気難しい態度をとっていたロチェスターだったが、自立して毅然とした態度をとるジェーンにロチェスターは次第に惹かれていく。

しかし、2人が結ばれるには、それ以上に大きな試練が待ち受けていた…。

ジェーン・エア 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2011年
  • 上映時間:120分
  • ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ、サスペンス
  • 監督:キャリー・ジョージ・フクナガ
  • キャスト:ミア・ワシコウスカ、マイケル・ファスベンダー、ジェイミー・ベル、ジュディ・デンチ etc

ジェーン・エア ネタバレ批評

映画『ジェーン・エア(2011)』について、感想批評です。※ネタバレあり

ロチェスターの謎だらけの過去

ロチェスターの周囲は謎だらけである。
金持ちの美人だが教養はなく花嫁候補にならないブランチ(イモーチェン・ブーツ)の様な女性が常に屋敷に出入りしている。

その一方で、ロチェスターとジェーンが、いよいよ結婚という段になり、西インド諸島から戻ってきたという弁護士のメイソン(ハリー・ロイド)は、ロチェスターは既婚なのにどういう事だとわめき屋敷から追い出されているのだ。
ロチェスターの女性関係を知っているのは、家政婦のフェアファックスだけなのだろう。
彼女はロチェスターとの結婚の意を固めるジェーンに、最後通告として、やめた方がいいという。

結婚して暴露されたロチェスターの秘密

映画の冒頭は、ジェーンが屋敷から逃げ出して、くたびれてどこかの家の前にたどり着いた所を、かつて彼女を苛めていた従兄弟のジョン(ジェレミー・ベル)に救われるシーンから始まっている。

ジェーンは、ロチェスターには精神を病んでいる妻バーサ(ヴァレンチナ・チェルヴィ)が居た事を知ってしまう。
金目当てに若い頃に政略結婚させられたロチェスターはバーサを省みる事がなかった為にバーサは精神を病んでしまったのだ。
夜な夜な屋敷に女が現れるのも、ロチェスターの寝室でありえない不審火があったのも全てはバーサが原因だった。

今は宣教師になったというジョンが、ジェーンを救ったのは昔と代わらぬ合理的な理由があったからだった。

ジョンがジェーンを救った目的とは

ジョンの目的は消息不明の叔父が財産の名義をジェーンにしているので、それを横取りする為に結婚を申し込もうとしている事だった。
今もなお心にやましさが残る従兄弟を目の当たりにして、ジェーンは再び、フェアファックス邸に向かう。

しかし彼女が目の当たりにしたのは、燃え盛るフェアファックス邸と、片腕を亡くし盲目となったロチェスター。
バーサが、屋敷に火を放ち自殺したので、命からがら逃げてきたというのだ。そんな彼を支えるジェーンの姿で映画は終わる。

ジェーンの運命はジョンを選んでもロチェスターを選んでも、苦難を伴うだろう。
しかし自分を苦しめ続けたジョンを選ぶよりも、過去の怨念を断ち切ったロチェスターを選んだジェーンの選択は正しかったのでは、と思わせてくれるラストでもある。

ジェーン・エア 感想まとめ

原作のロチェスターのイメージは、気難しい当主ではあっても色気漂うイケメンいうわけではない。
しかし原作通りにキャスティングしてしまうと、ただの辛気臭い時代ものに終わってしまっただろう。

マイケル・ファスペンダーをロチェスターに抜擢した事は、観る側からしてみれば、同情をひきやすいロチェスター像であり、ミア・ワシコウスカ演じるジェーンは背中を押してあげたくなる役でもある。
その他にも衣装の見事さには目を見張るものがあるので見逃せない。

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コメント

  1. 通りすがり より:

    宣教師といじめっこの母方の従兄弟ジョンは、別人です。原作では、宣教師は、父方の従兄弟です。映画では、宣教師が従兄弟だったことは、省かれています。なお、いじめっこのジョンは、自殺しています。
    あまりにも内容が違うので、気になりました。