映画『かけがえのない人』あらすじネタバレ結末と感想

かけがえのない人の概要:2015年公開のアメリカ映画。ニコラス・スパークスによる同名タイトルの映画化で20年前に恋をした男女が再会し、恋心を再燃させる激しく情熱的なラブストーリー。

かけがえのない人 あらすじネタバレ

かけがえのない人
映画『かけがえのない人』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

かけがえのない人 あらすじ【起・承】

ルイジアナの石油採掘場で空を見上げているドーソン。
今日も仕事で手にした金を、ポストに入れ送金している。
いつもと変わらない夜だったのに、その日は事故が起こった。
石油が爆発し、多くの人が亡くなってしまったのだ。
彼は爆風で海に投げつけられるが、4時間水中にいたのに無傷で発見された。
死ぬかもしれない意識の中で、彼はアマンダというかつて愛した女性の姿が頭に浮かんだ。

時を同じくしてアマンダは、結婚し子供が出来て幸せに暮らしている。
ある日、突然電話がかかってきた。
相手は弁護士からで、高校の時の恩師タックの訃報を知らせる内容であった。

ドーソンもまた同じ弁護士から、同じ内容の電話をもらっていたところだった。
二人にとってタックは特別な人物であり、亡くなったと聞いて思うところがあった二人はタックの家を訪れ、偶然そこで再会を果たす。
翌日弁護士からタックの遺言などの話をしたいから、と会う約束をする。

20年前のこと。ドーソンとアマンダはカフェで出会った。
気になりながらもシャイなドーソンはアマンダに声をかけることは出来なかった。
しかし下校中、車故障で困っていたアマンダを助けたことで、活発なアマンダは彼をデートに誘うようになる。

アマンダとのことで気分が良いドーソンは上機嫌で自宅に戻った。
しかし彼の父親はドーソンを虐待するような悪人である。
そのデートの日も予定をあけるように命令された。
断ると、いつものように殴られる。
ついにドーソンは家を出ようと決意した。
その夜、裏口から家出した。

目的があるわけでは無いドーソンはフラフラと歩いていたが、いつのまにか大雨になってしまう。
やむなく近くに家のガレージで休んでいると、その住人のタックが銃をかまえて立っている。
きちんと理由を話したドーソン。
タックは信じてくれ、ガレージで暮らしても良いと言ってくれる。

顔が腫れたドーソンはアマンダとのデートの日をすっぽかした。
怒って彼の居場所を聞いたアマンダは、ガレージで彼を見て納得する。
そしてこれからの話、親の話、色々な話をした。

しかしガレージで暮らしていることを知った父が、ドーソンを連れ戻しにやってくる。
一緒にいたくないのだと拒絶するドーソンの前に、ライフルを持ったタックが来て助けてくれた。
これ以降タックの自宅で暮らしてよいと言ってくれる。

かけがえのない人 あらすじ【転・結】

弁護士と話す二人は、タックから家の整理をしてほしいと言われていることを知る。
アマンダは家庭があったため、渋々引き受けることにした。
自宅の整理をしているときに懐かしい思い出の品がたくさん出てきた。
一緒に聞いたジャズレコードもそうだ。
大学をうける際、身元保証人にまでなってくれたタックには恩義を感じている。
そんな時、今でもまだドーソンは独身で、生涯アマンダしか愛したことがないことを知る。
アマンダがかえる時、ドーソンはアマンダにキスをした。

20年前、逆上した父が友人達と現れタックに暴力を振るった。
それを知ったドーソンは怒りに狂い、ライフルを父に向けた。
必死で止めようとしたドーソンの友人に間違って直撃してしまう。
ドーソンは当然逮捕され、アマンダは心配で警察署に通った。
しかしドーソンはアマンダとは会わなかった。

昔話をしていると時間を忘れる。
息子からの電話でアマンダは帰宅することにした。
この数日間、久しぶりの幸福感だったと感謝をした。

帰宅後、ドーソンとの時間を忘れることが出来ないアマンダは、夫に全てを告白する。
そしてずっとドーソンだけが好きだったことも話した。
ドーソンはというと父に会いに行っていた。
そこで家にいる少年を巡り口論になった二人はトラブルに発展してしまう。
そして踏切を車で渡ろうとしたとき、父の仲間に襲われる。
何とか回避するが、遠くから撃たれてしまう。

同時にアマンダの息子は交通事故に遭い、心臓の弁が避けてしまう危険な状態に陥ってしまった。
手の施し用が無いのだという。

1年後、元気に生きている息子がアマンダに電話をしてきた。
術後1年経つとドナーの情報を教えてくれるのだと言った。
そして問い合わせてみたところ、彼の名はドーソンというのだと。
アマンダはあまりに驚いた。

かけがえのない人 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2014年
  • 上映時間:118分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ、ラブストーリー
  • 監督:マイケル・ホフマン
  • キャスト:ミシェル・モナハン、ジェームズ・マースデン、ルーク・ブレイシー、リアナ・リベラト etc

かけがえのない人 批評・レビュー

映画『かけがえのない人』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

回想シーンは名シーン

この映画は20年前の回想シーンに主軸が置かれている。
昔の素敵で美しい物語を描くことで、現実世界とのギャップを強調しているのだ。
回想シーンは本当に魅力的に描かれており、誰しもが味わったトキメキをフィルターのかかった自分の思い出を見ているかのような気持ちにさせてくれる。

しかし現実の世界の話は、やりすぎている。
ドーソンの家族は悪人過ぎて同情も出来ないし、アマンダは幸せなのにずっと好きな人がいたなどと、子供もいるのになんてことを言い出すのだ!と思ってしまう。
思い出はいつでも美しいものである。
それを誰もが暗黙の了解でわかっているはずなので、この恩師は若干余計なことをしてしまったのではなかろうか?と思わなかったのか。

20年も経っていればそれぞれ人生も違う。
それを無責任に運命の人と再会させるというのは、やはり他人のエゴであると感じる部分もある。
実際アマンダの家族にとってはまさに晴天の霹靂であるはず。
どんな人でも他人の人生に足を踏み入れてはいけない、感動している反面、現実的にそう感じる自分もいる。

ラストシーンは読めてしまう

同時に映像を映すとオチが読めてしまうのが残念なところ。
ドーソンが撃たれて、アマンダの息子が事故に遭えば、それならドナーはドーソンであるに決まっている。
それを予想させてしまうと感動は半減。
もう少しこった作品にして最後まで泣かせて欲しかった。

かけがえのない人 感想まとめ

ジャンルとしては好きな方では無い。
いかにも感動させて泣かせようとしているのが目に見えているからである。
それに回想シーンにばかり気をとられるのも、そろそろそのような作品にも飽きている。

本作品は作品としての仕上がりは非常に良い。
映画としても美しく魅力的だ。
このような映画が人気になるのもよくわかるし、この先も増えるだろう。
しかし飽和状態になればなるほど価値がさがってしまう。
一回このスタンスの映画はお休みしても良いかもしれない。

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